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壁一面を覆いつくすCD、CD、CD!!下の写真は合唱界の大巨匠ベル二ウスを松下耕が呼んだときのツーショットのスリーショット。

僕のCDのコレクションの話しを具体的に書かせてもらいました。好きな作曲家と特に夢中になっているアーティストとジャンルと。

総合的に言うと、古今東西の音楽史のほとんど全ての曲が揃っていると言って間違いありません。

クラシック音楽CDの大図書館と言ってもいい膨大なコレクションの全貌

僕は前述したとおり、モンテヴェルディやバッハ、テレマンなどのバロック音楽を熱愛しているのですが、バロック音楽よりも更に前の、言い換えると古い音楽にも非常に強い興味を持っています。中世、ルネサンスの音楽です。

クラシックファンの間ではこれらバッハよりも以前の古い音楽を音楽史というジャンルに位置付けていますが、その音楽史のCDがコレクションの中心となっています。

古くは古代ギリシャの音楽やグレオリオ聖歌からスタートし、中世、ルネサンス、バロック。モンテヴェルディが生み出して、バッハが集大成したバロック音楽です。

バッハの後はいわゆる古典派。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの大天才たちの音楽。そしてシューベルト、メンデルスゾーン、シューマンと続くロマン派の音楽。ブラームスが続いて、ワーグナー、ブルックナー、マーラーの後期ロマン派ならではの爛熟した音楽があり、一方でスメタナやドヴォルザーク、ムソルグスキーなどの民族楽派の音楽があります。

ロッシーニから始まるイタリアオペラの系譜も忘れることはできません。

ワーグナーの反動として出てきたドビュッシー以降の近・現代音楽。12音音楽の新ウィーン楽派、バルトーク、ストラヴィンスキーと20世紀の音楽が続きます。

と言う具合に、あの僕の8畳の部屋の中には
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ありとあらゆる全てのクラシック音楽が揃っていて、一つの曲にいくつもの様々な演奏まである

クラシック音楽の大図書館と言ってもらって間違いありません。ここまで揃えるのに40年ほどかかっていて、費やした費用はとてもはじき出せませんが、膨大なお金がかかっています。

とにかく、僕は何十年間も小遣いのほとんど全てをこのCDと映画ソフトに投じてきたのですから。

CDの前はもちろん、LPレコードを集めていました。ザッと3,000枚ほど手元にありましたが、CDとの併せ持ちはスペース的にも無理だと判断し、泣く泣くほぼ全てのLPレコードを処分しました。

幸い松本の高校の先輩や同級生、後輩の中に何人かクラシックが大好きな仲間がいて、僕の貴重なLPコレクションをほとんど買い取ってくれました。

それでもどうしても手放せない宝物のLPがあの部屋の片隅に保管されています。200枚程度でしょうか。

生まれついての凝り性で、収集方法も半端じゃない

僕は生まれついての凝り性で、CDの収集方法も半端じゃないんです。気に入った曲や気に入った演奏家に巡り合うと、その全てを集めたくなってしまう。

これは映画でも実は全く同じことで、気に入った映画監督ができると、その全ての作品を手元に集め、全て観ないと気が済まないのです。

これはほとんど病気。凝り性、研究熱心と言えば聞いたところはいいですが、やっぱり病気ではないか、ほとんど病気の域に達していると、一応、自覚はしています(笑)。

収集にあたって、実はもう一つ病気を抱えています。こちらの方がより重症です(笑)。

ある曲の素晴らしい演奏に接すると、簡単に言えば気に入ったCDがあると、全く同じものを2枚、時には3枚も4枚も買い込んで保存するのです。
いつか親しい友人にプレゼントするんだと自分に言い聞かせたりしますが、要は実際に聴くディスクと保存用のディスクの両方を持たないと気が済まないのです。

これって、やっぱり病気ですよね?

同じことを本でもよくやるのです。気に入った本は必ず二冊以上買う。全く綺麗な状態で保存しておくのです。そんなものがどれだけ我が家にあるか分かりません。

そうやってあの膨大なコレクションができあがりました。

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僕が死んだらこの膨大なコレクションはどうなってしまうんだ!?

僕は先月、63歳となりました。この歳になって、ようやく思うことが出てきました。こんなにCDを集めて、この膨大な量のCDを所有して、これから先、一体どうするんだと?
早い話し、僕が死んだらこの膨大なコレクションはどうなってしまうんだろうと。

そもそも、この3万とも4万とも場合によっては5万以上もあるかもしれないCDは、多分、この後、僕が死ぬまでにその全ては聴けないだろう、CDが手元にあると言うだけで、全く一度も聴かないままのCDが山のように出てくるんだろう。

そして、僕の死後はただのゴミになってしまうんだろうと。

全くやり切れない話し。

でも、こんな単純なこと、簡単なことにようやく気がついたのは、正に本人だけ。家族はもちろん、周囲の人間たちはみんな、とっくに分かっていること。そうだよね、どう考えても。
じゃあ一体どうするんだと。真剣に心を痛め始めています

少なくても一つ、決心するに至りました。

今後は極力買わずに、手元のコレクションをじっくり聴こうと決心したが

今でも相変わらずCDを買い集めているのですが、今後は極力買わないことにして、今、手元にあるコレクションをじっくり聴こうと。

購入したまま、一度も聴いたことのないCDは正直に告白しますが、相当あるのです、実際。

聴くことが目的ではなく、集めることが目的になってしまっている!

これは情けなくも聴くことが目的ではなく、集めることそのものが目的となってしまっている。本末転倒の最たるものです。これはいかんです、本当に。

これからはこの集めた膨大なコレクションのCDを一枚いちまい丁寧に繰り返し聴いていこう。新しいものは合唱関係でどうしても必要があるものに限って買うだけに留めると。

そして、閃いたこと、これはいいじゃないかと思ったことがあります。
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ブログでクラシック音楽とCDのことをドンドン紹介していく決心をした!

こうして開設したブログを有効に使って、コレクションのCDを聴く都度、それをブログで紹介していけばいい。どうして、こんなことに気がつかなかったのかと忸怩たる思い。

新しいいい目標がまたできました。

CDはコレクションすることが目的ではない。聴いて楽しんで、感動するために買い続けていたはずだ。それをしっかりと聴いて、楽しみ、その喜びと感動をこのブログで皆さんに発信していけばいい。

何だか途方もなく楽しみになってきました。

皆さんはどうかお付き合いください。

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上半分はモンテヴェルディからフランスバロック、テレマンまでのバロック音楽のCD。下半分はバッハとモーツァルト、ベートーヴェンからシューベルト、シューマンなどドイツ古典派とロマン派のCD。
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