【本】の紹介 亀山郁夫新訳「地下室の記録」:ドストエフスキーの誕生!魂の雄叫びと慟哭!引きこもり男の恨み節と自虐が炸裂する超問題作 2022年1月30日 僕のドストエフスキー遍歴 ドストエフスキーは僕にとっても非常に大切な作家である。高校時代から読んできたが、当時は初期の抒情的にしてロマンチックな作品ばかりを愛読してきた。「貧しき人々」や「白夜」などを何度も繰り返し読んだものである。 後期の未曾有の大作群のことは、非常に気になりつつも中々手が出せなかったが、例の読書界に... 熱々たけちゃん