朝日新聞に信長貴富の思わぬ記事が掲載 松本に在住の親しい友人から、合唱作曲家・信長貴富の朝日新聞に掲載された「人は、なぜ歌うのか?」をテーマにした記事が送られてきた。 信長貴富のことは良く存じ上げていて、彼の合唱作品を多数、指揮してきた。もちろん歌ったことも頻繁だ。 その記事を読んで、僕は深く感銘を受け、即座にこのこと...
【クラシック音楽】の紹介
【クラシック音楽】の紹介の記事一覧
「セメレ」の基本情報 1843年の夏にわずか1カ月あまりで作曲された。 正確に記録が残っている。それによればヘンデルは1843年の5月に体調を崩していたが、病気回復後の6月3日から7月4日までのわずか1カ月間で作曲したという。時にヘンデルは60歳手前。初演は翌1844年の2月に行われた。 ヘンデルの名を不動のものとした...
ヘンデルはバッハとほぼ同時に生まれた バロック音楽の大巨匠ヘンデルのことを初めて書く。大バッハの「音楽の父」に対してヘンデルが「音楽の母」と呼ばれるまでもなく、この2人の天才は何かと対照的な存在なのだが、何と同じ年の生まれであることを、ご存知だろうか? ヘンデルは74歳の長寿 なお、何かと若死にが多い大作曲家の中にあっ...
誰でも知っている最も有名なシューベルト シューベルトの作品についてこのところずっと書き続けてきた。かなりの作品を紹介してきたが、どうしても外せない作品が残ってしまい、紹介できていない。 ピアノ独奏曲の「即興曲」である。原語(フランス語)では「アンプロンプチュ」だ。 シューベルトの「即興曲」といえば、いくつかの歌曲や「未...
シューベルトのピアノトリオがある映画に! 続いてピアノ三重奏曲第2番の紹介だ。この曲の詳細に触れる前にどうしても書いておきたいことがある。1本の映画のことだ。 このシューベルトのピアノトリオ第2番はある有名な映画に使われている。僕がこの音楽を知ったのはこの映画を通じてだった。 そしてその映画というのが、僕が今までに観て...
シューベルトのピアノ三重奏曲をご存知か? シューベルトの名曲の紹介は、まだ続く。今回はいわゆるピアノトリオと称されるピアノ三重奏曲の名作を2曲取り上げる。 シューベルトの室内楽はかなり紹介してきた。死の間際に作曲された「弦楽五重奏曲 ハ長調」、弦楽四重奏曲の名曲「第14番 死と乙女」、「ピアノ五重奏曲 ます」。そして「...
紹介してきたシューベルト作品の特徴は? まだまだ続くシューベルトの紹介だ。 僕が取り上げてきたシューベルト作品は、死の直前に異常なまでに創作力が高まった最後の作品群、これは「弦楽五重奏曲」「歌曲集 白鳥の歌」そして前回(昨日)紹介の「ピアノソナタ第19番~21番」の5曲あった。 それ以外に、めちゃくちゃ暗い「弦楽四重...
死の直前にまとめて作曲された至高の名作群 シューベルトの作品の紹介が続いている。まだ終わらない。 僕は特別にシューベルトが好きでたまらないというわけでもないのに、どうしてこんなことになっているのか、自分でも不思議でならない。 今回は当初のシューベルト紹介に戻って、31歳という若さで夭折したシューベルトがその死の直前に作...
(前編から続く) 交響曲第8(9)番「ザ・グレート」の概要 全体は4楽章から構成され、全ての楽章が15分前後の演奏時間を誇るため、全曲を通じると50分から丸々1時間ほどかかる。この時代の交響曲にあっては異例の大曲。 この長大さが後のブルックナーやマーラーの大交響曲に繋がっていったことは間違いないだろう。 【第1楽章】 ...
感情の起伏が激し過ぎる作曲家シューベルト このところ集中的にシューベルトの作品を取り上げてきたが、それらの多くは極端に暗かったり、逆にあまりにも屈託のない明るさに満ち溢れたものなど、シューベルトという作曲家がいかに感情の起伏の激しい情緒不安定な作曲家であったかを裏付けることになりかねないと、内心密かに危惧している。 死...
天真爛漫な明るいシューベルトはこれだ このところ集中的にシューベルトを取り上げてきた。シューベルトが死ぬ年の創作力が異常なまでに高まった際の「弦楽五重奏曲」と「白鳥の歌」(僕の紹介記事は2部構成:前編・後編)。そして「死と乙女」。 3曲共に何とも暗い作品ばかりであった。 こういう作品ばかり聴いていると、シューベルトとい...
暗い音楽ばかりを量産したシューベルト このところ、「死の目前に到達した異常なまでの創作的高まり」として31歳で夭折したシューベルトの死の年に作曲されたとんでもない作品を紹介してきた。 「弦楽五重奏曲 」と歌曲集「白鳥の歌」(僕の紹介記事は2部構成:前編・後編)。これらはシューベルトが31歳で急逝した1828年に作曲され...
ビゼーの若き日の隠れた名曲 先日、古楽器によるビゼーが作曲したオリジナルどおりに演奏した「カルメン」のブルーレイを紹介したところだが、もう1曲、知る人ぞ知るビゼーの隠れた名曲を取り上げたい。 「交響曲ハ長調」である。何とこれはビゼー17歳の時の作曲。正確にいうと、17歳の誕生日を迎えた直後に作曲したというのだから恐れ入...
シューベルト作曲「白鳥の歌」の紹介の後半である。 後半は、「白鳥の歌」の後半、6曲からなる「ハイネ歌曲集」について、詳細に見ていくことにしたい。 とにかく時間的には非常に短いながらも圧倒されてしまう凄い歌が、次から次へと出てくる。 スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle |...
「白鳥の歌」は僕が偏愛する特別な作品 遂にシューベルトの歌曲集「白鳥の歌」を紹介するときが来た。 「白鳥の歌」は僕にとって特別な作品。およそ古今東西のありとあらゆる音楽作品の中で、僕にとって特別の意味を持つ、異常なまでに偏愛している作品だ。 シューベルトよりも好きな作曲家はバッハ、モンテヴェルディ、ドビュッシーを筆頭...
ビゼーの「カルメン」が遂に古楽器で演奏 ビゼーの「カルメン」と言えば、誰でも良く知っている世界で最も有名なオペラ(歌劇)の一つだ。いや、古今東西のありとあらゆるオペラの中で最も良く知られ、親しまれている作品と言い切ってもいいだろう。 あの心が浮き立つ有名な序曲や「ハバネラ」などの誰でも聴いたことのあるカルメンが歌う数々...
シューベルトの死の直前に作曲された超弩級の名作群 シューベルトという名前は誰でも知っている。クラシック音楽に全く興味のない人でもモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトという名前を知らない人はいない。 そんな音楽界の最大のビッグネーム、シューベルト。 僕はこのシューベルトにものすごく興味を持っている。僕にとっての大好...
発売直後のボリス・ゴドゥノフのブルーレイ 僕の大好きなムソルグスキーの傑作オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」のブルーレイの輸入盤が、ごく最近、全世界で発売された。それが実に貴重な素晴らしいもので、ちょっと興奮が収まらない。 音も画質も超鮮明であり、輸入盤とは言っても日本語の字幕も入っているので、鑑賞には全く問題がない。 ムソ...
ブルックナーの宗教曲の全貌 ブルックナーの全貌に迫る【序章】に続くブルックナーチクルスは、いよいよ各論に入っていくが、本命の交響曲はまだ先になる。 交響曲に入る前に、ブルックナーの交響曲と並ぶもう一つの拘りのジャンルである宗教曲を今回は取り上げる。 これには交響曲に勝るとも劣らない素晴らしい作品群があるのだ。 ブルック...
ブルックナーの紹介をスタートさせる いよいよブルックナーのことを紹介していこうと思う。 この熱々たけちゃんブログのクラシック音楽の紹介では、最近では夢の新フォーマットである「ブルーレイオーディオ」を集中的に取り上げてきたことはご案内のとおり。 ブルーレイオーディオというディスク1枚に、10時間以上の音楽が高音質で収録で...
プロフィール
熱々たけちゃん
熱々たけちゃんです。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
小学校4年から合唱を始め、同志社コール・フリューゲルで3年間合唱指揮に没頭。合唱団東京フリューゲルを設立し、20年間指揮者を務めました。
本職は病院経営。病院の経営マネジメントの推進です。40年近くに渡って医療業界に勤め、経営改革請負人としていくつもの病院で事務長(事務局長・事務部長)を務めています。
趣味が非常に多く、クラシック音楽全般、合唱、ジャズ。映画。文学、ノンフィクション。漫画。哲学。歴史。美術鑑賞。写真、動画撮影など多方面に渡っています。
若き日にかなり登った山についても国内、海外を問わず詳しい。スポーツ観戦、落語も好きで、ホタルにも夢中。 ラーメン、寿司、焼酎も大好きですが、最近はシャクヤク栽培にハマっています。
異常なまでの凝り性で、好きなことにはトコトンのめり込まないと気が済まないタイプ。
詳細はフッターのプロフィールをご覧ください。
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