NEW! 【クラシック音楽】の紹介 シューマン「詩人の恋」「リーダークライス作品39」【後編】~フィッシャー・ディースカウとエッシェンバッハによる稀有の名演! 2025年8月31日 【前編からの続き】 とっておきの稀有のCD紹介が目的 今回のシューマンとシューマンの傑作歌曲の紹介は、僕が宝物にしている素晴らしいCDを多くの人に聴いてもらうことが目的だ。 僕が現在所有している約5万枚(最近は正確に数えたことがないので実態は不明)のCDの中でも、特別に愛着を感じている1枚だ。 我が家の全てのCDから... 熱々たけちゃん
NEW! 【クラシック音楽】の紹介 シューマン「詩人の恋」「リーダークライス作品39」【前編】~シューマンの波乱の生涯と音楽史上、最も美しく感動的な歌! 2025年8月31日 大好きなシューマンのこと 好きな音楽とCDは山のようにあれど、今回はとっておきの1枚を紹介したい。 シューマンである。シューマンは僕の最も好きな作曲家に属する。 僕が熱愛している作曲家はモンテヴェルディ、バッハ、ドビュッシー、ヤナーチェクを筆頭に、シャルパンティエ、ラモー、テレマン、モーツァルト、ベートーヴェン、シュー... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「死者の家から」~ヤナーチェク最後のオペラが究極の問題作にして最高傑作!映像で味わう最高のヤナーチェク体験【後編】演奏の凄さ 2025年7月31日 【前編】音楽の凄さ からの続き 20世紀オペラの最高峰の一つ この超問題作「死者の家から」は、20世紀に作曲されたありとあらゆるオペラの中でも屈指の作品で、最高峰の一つだ。 これに並ぶ作品は、ベルクの「ヴォツェック」と「ルル」。そしてショスタコーヴィッチの「ムチェンスク群のマクベス夫人」くらいしか思いつかない。それとシ... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「死者の家から」~ヤナーチェク最後のオペラが究極の問題作にして最高傑作!映像で味わう最高のヤナーチェク体験【前編】音楽の凄さ 2025年7月31日 ヤナーチェクは最も好きな作曲家の一人 僕がチェコの20世紀の作曲家ヤナーチェクの音楽をこよなく愛していることは何度も書いてきた。チェコとは言ってもスメタナやドヴォルザークのボヘミアではなくて、ブルノを中心都市とするモラヴィアの出身で、スメタナとドヴォルザークとは活躍した時代も異なり、両者が国民楽派の代表的な作曲家に位置... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 フランソワ・クープランを満喫する名盤!ラモーと並ぶフランスバロック音楽の大巨匠。太陽王ルイ14世のための安らぎの音楽が最高! 2025年5月31日 大クープランの魅力を堪能する 今回は大クープランだ。大クープランの作品はこの熱々たけちゃんブログの中で、以前に一度取り上げている。 「ルソン・ド・テネーブル」という宗教曲だった。魂を抜かれてしまうような信じられない程の美しさと静謐さに満ちた名曲だ。 今回は器楽アンサンブルの作品をとり上げる。「趣味の和ー新しいコンセール... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ラモーの魅力が凝縮された貴重な名盤!ラモーの名作オペラのほとんどの序曲をルセの傑出した演奏で満喫! 2025年4月29日 ラモーはフランスが生んだ最大の作曲家 今回はラモーの序曲集を取り上げる。ラモーが作曲したオペラの冒頭の序曲集だ。 ラモーと聞いてすぐにピンとくる人は、バッハ以前の古い音楽がこんなに盛んに聴かれるようになった今日でも、まだそうはいないかもしれない。 フランスのバロック音楽(フランスでは「古典音楽」と呼んでいる)最大の巨匠... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ルイ・クープランのクラヴサン曲ほど心の琴線に響く音楽はない。どれだけ聴いても解き明かせない深遠な音楽! 2025年4月19日 ルイ・クープランのクラヴサン曲を熱愛 僕はルイ・クープランのクラヴサン曲を昔から熱愛している。 クラシック音楽にかなり詳しい人でも、ルイ・クープランといって、直ぐに正確に理解できるか人がどれだけいるだろうか?あの有名なクープランのことではなく、別人だ。 そして、そもそもクラヴサン曲って、一体なに?っていうことになりかね... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 スメタナ「ピアノ三重奏曲」:稀有の傑作!切々と心に迫る強烈な慟哭!ドヴォルザーク「ドゥムキー」を含めボヘミアのピアノトリオを満喫 2025年3月30日 スメタナを色々と聴き込む中で 前にも書いたが、僕はスメタナが大好きだ。特にその室内楽に強く惹かれている。 既に紹介した弦楽四重奏曲の第1番「わが生涯より」を熱愛しており、それがきっかけになって様々なスメタナの作品に親しんできた。 「モルダウ」で有名な「わが祖国」もいいが、スメタナはやっぱりオペラを聴かなければダメだと... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ボロディンとチャイコフスキーの美し過ぎる弦楽四重奏曲!~ロシアが生んだ弦楽四重奏曲の名作2曲 2025年2月26日 ロシアが生んだ弦楽四重奏曲の名作2曲 スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク。ボヘミアとモラヴィアのチェコの弦楽四重奏曲の名作を紹介してきた。 ヤナーチェクは晩年になって作曲家としての本領を発揮し、20世紀に活躍したこともあって「国民楽派」という範疇からは離れた作曲家だが、いずれにしてもドイツやフランスという音楽の本場... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヤナーチェク「シンフォニエッタ」:ヤナーチェクのミニ交響曲~彼の音楽の神髄を存分に味わえる大傑作! 2025年1月29日 ヤナーチェクに興味を持ったら次はこれ ヤナーチェクのことを色々と紹介してきた。 作品としては2曲の弦楽四重奏曲を真っ先に取り上げたわけだが、これを聴いてもらってヤナーチェクの音楽に興味を持たれた方は、是非とも今回取り上げる「シンフォニエッタ」というオーケストラ曲を聴いてもらいたいと思う。 ヤナーチェクの生涯とその独自の... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヤナーチェク「クロイツェル・ソナタ」「ないしょの手紙」:ヤナーチェクの天才を痛感させられる驚くべき音楽~チェコの弦楽四重奏曲② 2025年1月27日 さて、ヤナーチェクの弦楽四重奏曲の紹介だ。これが2曲あって、甲乙付け難い非常に素晴らしい作品である。 一般的な素晴らしいという評価には、我ながら多少の違和感がある。 これはあまりにも刺激的かつ挑発的な音楽だからである。凄い!というのが一番シックリするように思う。 2曲とも僕が熱愛してやまない「とんでもない凄い音楽」だ。... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 ヤナーチェクとその音楽の魅力~極端な大器晩成とその原動力となった驚嘆の真実とは? 2025年1月26日 ヤナーチェクを熱愛している 前回スメタナとドヴォルザークの弦楽四重奏曲を取り上げた。「わが生涯より」と「アメリカ」だ。 そうなると、次に取り上げるのはヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲となるのは当然のことだ。 レオシュ・ヤナーチェク。スメタナ・ドヴォルザークに続くチェコの大作曲家の3人目は、当然このヤナーチェクだ。 僕... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 スメタナ「わが生涯より」:最も好きな弦楽四重奏曲で聴く度に感涙!チェコの弦楽四重奏曲① 2025年1月23日 弦楽四重奏曲は作曲家の鏡そのもの 弦楽四重奏曲は僕が最も心惹かれるクラシック音楽のジャンルであることは何度も表明してきた。 4つの弦楽器だけによって奏でられる音楽は、純粋な弦の音だけによって音楽が構成されるため、極めて純粋無垢な響きが奏でられる。 どんな作曲家によるものでも、常にヴァイオリン2台、ヴィオラとチェロという... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第4楽章】~50年ぶりに奇跡的に発見した幻のLP3枚組の感動! 2024年12月17日 【第3楽章】からの続き 幻の3枚組LPボックスを発見した奇跡 最後はこのエピソードで終わりにしたい。 以前にもこのブログで書いたことがあったが、最近になって思わぬ感動的なエピソードがあったので、それをあらためて紹介させていただく。 これを「奇跡」と呼ぶことは、読者の皆さんからすれば、「何を大袈裟なことを!」と思われてし... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第3楽章】~「コンポジション」の演奏に自ら挑んだ若き日々 2024年12月17日 【第2楽章】からの続き 若き日の「コンポジション第1番」への挑戦 高校2年で間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」を聴いて、間宮芳生の音楽にすっかり心を奪われてしまった僕は、やがて実際に自分でこの音楽をどうしても演奏してみたくなった。 間宮芳生の音楽を実際に演奏してみようということだ。 初めて間宮芳生の音楽に接した僕... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第2楽章】~「コンポジション」との出会いの衝撃、未だ冷めやらず! 2024年12月17日 【第1楽章】からの続き 間宮芳生の合唱曲を狂ったように聴き漁る その当時、間宮芳生の「合唱のためのコンポジション」は6曲作られていて、その全ての演奏が例の3枚組のLPボックスに収められていた。 間宮芳生が作曲した6曲全ての「合唱のためのコンポジション」を、好きなだけ自由に聴くことができたのだ。 このLPボックスは当時と... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 「合唱のためのコンポジション」の間宮芳生が95歳で逝去【第1楽章】~「コンポジション」で革命を起こした合唱界の一方の神! 2024年12月17日 遂に間宮芳生が亡くなってしまった 遂に、あの間宮芳生が亡くなってしまった。 今朝(2024.12.13)訃報を確認した。ショックを受けた。遂にこの日を迎えてしまったか、というのが正直な気持ちである。享年95歳という天寿全うされたのだが。 間宮芳生と言って、すぐにピンとくる人はそう多くはないだろう。日本が生んだ世界に誇る... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 シューベルト「歌曲名曲集」~シューベルトはやっぱり歌曲を聴かなければ!先ずはフィッシャー=ディースカウによるこの1枚 2024年11月24日 シューベルトはやっぱり歌を聴かなければ 久しぶりのシューベルトの音楽の紹介だ。 一時、集中的にシューベルト作品を取り上げたが、実は一番肝心なものを紹介していなかった。それはもちろん歌曲である。 シューベルトと言えば歌曲、すなわち歌である。シューベルトの愛称が「歌曲の王」であることは誰でも知っているだろう。「神童モーツァ... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 合唱界に絶大な貢献をした田中信昭、96歳の大往生【後編】~先生からの手紙が更なる感動を引き起こす! 2024年9月21日 【中編】から続く その後、田中信昭から直接の指導を受けた それから更に約15年が経過する。弁護士の夢を諦めて、再び合唱の世界に戻った30代後半。 僕は三重県の津市にある「うたおに」という合唱団で歌っていた。僕が東京に転勤になった後、「うたおに」はどんどん実力を付けて、何度か全日本合唱コンクールの全国大会にも出場すること... 熱々たけちゃん
【クラシック音楽】の紹介 合唱界に絶大な貢献をした田中信昭、96歳の大往生【中編】~高校時代に感動的な手紙をくれた僕の神! 2024年9月21日 【前編】からの続き 田中信昭と僕の感動エピソードを披露 こんな不滅の業績を合唱界に残した田中信昭に、僕は個人的な接点があり、それがちょっと考えられないほどの感動的なエピソードなので、ここで披露させていただく。 僕が高校3年生のときの出来事である。 何年、いや何十年前のことだ!?(笑)。答えは半世紀?(笑)。 ことの発端... 熱々たけちゃん