目 次
5月1日、綺麗に咲いた春の粧に異変が!
昨日春の粧の「開花し始め」をレポートしたばかり。
昨日は4月最終日の4月30日(水)、今日は5月初日の5月1日(木)だ。
昨日リアルタイムで見てもらったばかりの「開花し始めた春の粧」は、一晩明けて、今朝見ると、すっかりきれいに咲いていて、正に開花してくれていた。
昨日の段階では、あくまでも開花し始めだったが、今日は文字通りの「開花」だった。
ゆっくりと観察し、写真を撮りまくりたかったが、午前中に出かける用があって、昼過ぎの午後1時過ぎに帰宅した。
もちろん、いの一番に確認することは、春の粧の開花した花のその後である。
直ぐに見に行った。
非常に楽しみに駆け付けた僕を待っていたものは、衝撃の結果だった。
我が目を疑った。嘘だと思った。信じられなかった。
どうしてこんなことが起きるのか!?
春の粧の開花した2つの花が、もう萎れていた。今朝咲いたばかりの花に萎れてという言葉は相応しくないし、使いたくもない。
だが、満開に開花しているというのに、その花は全く元気がなくて、外周の花びらは力なく下に垂れ下がり、いかにも萎れていた。
そのの垂れ下がった外周の花びらは、折りしもかなり強い風が吹く中で、風に揺らされ、今にも散ってしまいそうだった。


我が目を疑った。衝撃が収まらなかった。
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開花直後に萎れてしまった春の粧
こんな現象は、シャクヤクを育てるようになって5年近く経つが、未だかつて見たことがない。
シャクヤクのあのゴージャスな大輪の花は、日持ちは良くなく約1週間程で萎れてきてしまう。品種にもよるが、上手く持っても10日間程度だ。
シャクヤクと良く似ているボタンよりは、まだ日持ちは長い方だが、せめてもう少し長く咲き続けてくれないものかと、いつも残念に思っている。
されど、1週間はしっかりと咲いているものだ。
それが朝、開花して、その日の昼過ぎに萎れてくるなんて、見たことも聞いたこともない。そんな有り得ないはずの現象が、今年第一号として真っ先に咲いた春の粧で、目の前で起きていた。
衝撃を受け、打ちひしがれた。一体どうしてなんだろう?どうしてこんなことが起きたんだろう?と、激しく動揺してしまう。
本当にわけが分からなかった。
昨日の夕方の段階では写真で見てもらったように、まだ半開きだった。
朝、パッと見たら、ちゃんと綺麗に満開に近い格好で咲いていて、「開花し始め」から「本物の開花」だ!と喜んだばかりだった。それがホンの束の間、数時間後に力なく萎れ始めてしまうなんて。
本当に気が動転してしまった。
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何か致命的なことが起きたのかと不安に
我が家の全13種類のシャクヤクの中で、今年咲いてくれそうなのは、全10種類。
その中で最初に開花してくれた春の粧。その中の最初。つまり我が家のありとあらゆるシャクヤクの中の記念すべき開花第1号だった花が、開花と同時に萎れ始めた。
僕の頭をよぎった最大の不安は、何らかの理由で、我がシャクヤク畑に致命的な欠陥があって、これから続々と咲いてくるシャクヤクの花の全てが、同じようなことになってしまうのではないか、それだった。
どんな事態が起きたのか、実際に見てもらおう。
これを見てもらえれば、一目瞭然のはず。
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萎れてしまった開花直後の春の粧の姿
この花の姿を見てほしい。



どう見ても萎れているとしか言いようがないじゃないか。僕が一目見て愕然となった理由を、理解してもらえるだろう。
我が女房殿も、一目見て、「えっ!?どうしちゃったの?」とビックリ。非常に不安に駆られた僕は、向かいの家で立派なソルベットを咲かせている〇〇さんに、現状を訴えて見てもらったが、「おかしいねえ。何か病気かな、そうは見えないけれど」と謎は深まるばかりだった。
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切って処分してしまおうと決断
一時は、もう剪定して花瓶に挿そうと決意した。いや、花瓶に挿してもきっと元には戻らないだろうから、処分してしまおうとも思った。
剪定ばさみを手にして、切る寸前まで行ったが、何とか思いとどまった。
どう考えても今朝開花したばかりの花が、ホンの数時間で萎れてしまうことはおかしい、ダメ元でしばらく様子をみようと、剪定ばさみを引っ込めた。
あれこれ嘆いていても仕方がない。これから咲いてくる花がどうなるか?それ次第だ。もう気にするのは止めようと腹を括った。
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何故か夕方、突然の復活を果たす
そして春の粧のことは気にしないことにして、他の品種の蕾などをゆっくりと眺め観察した。ラテンドールやアレックスフレミングの摘蕾なども行った。そうやって庭でボケっと時間を過ごした。
そして再び、咲いたばかりの春の粧の花に目を移すと、あれ!?さっきと様子が変わった。下にだらしなく垂れ下がっていた花弁が、少し上向きになっていたのである。
いつの間にか、元気になっていた
これにはまた驚かされた。
目の錯覚かなとも思ったが、花が元気になってきているのは明らかだった。
そうこうしてうちに、状況はドンドン変わってきて、夕方の4時半頃にはいつもの立派な花の姿に戻ってきていたのだ。
こんなことがあるのだ。本当に狐につままれたのだろうか?


開花したその日に起きたことだ。
開花 → 数時間後にいきなり萎れる → 数時間後に復活する
これは事実として起きたことだ。未だかつて経験したことがない。本当に何が起きたのか、不思議でならない。
原因は全く不明である。とにかく今後、これから開花してくる花々に注目していきたい。
結局はいつもの美しい姿に戻ってくれた春の粧。しみじみ安堵した。そしてあの時、短気を起こして切って処分しなくて、本当に良かった。間一髪だったと反省もした。
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見事に開花した春の粧をご堪能あれ
こうして一旦萎れかかった春の粧の開花は、何事もなかったかのように、今は立派な大輪を見事に咲かせてくれている。2輪がほぼ満開となっている。
夕方4時半に撮影した春の粧を、じっくり見てほしい。






シャクヤク写真日記、続く。
この後は、ラテンドールや麒麟丸など連日の開花ラッシュとなりそう。できるだけリアルタイムで開花状況をお届けしたい。請うご期待!
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