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第2シャクヤク畑造成の続きに挑む!
シャクヤク熱が昂じる一方の僕が、思い切って我が家の狭い庭に第2シャクヤク畑を造成し、今のシャクヤク畑を倍増させる計画を立て、早速、庭を掘り起こしていることは先日報告させてもらったとおりだ。
先月4月19日に造成作業をし、そのレポートをシャクヤク写真日記の番外編①として4月25日に配信している。
今回の第2シャクヤク畑も現在のものと同様に左右2つに分かれており、前回は最初の作業として、全体の位置や範囲決め、庭石の移動など最初に必要となる大掛かりの作業を全て終わらせ、次の大作業として土を掘り始めたところ、生垣に植えてある例のサザンカの根っこが頑強に張り出していることが判明し、それらを除去するために悪戦苦闘。
そのエピソードが話題の中心になってしまった。
そのブログ記事を少し援用したい。
4.19に何をやって、何が残り、これから何をやらなければならないか?
今回、一番苦労させられたサザンカの根っことの格闘は、ちょうど2分された新たなシャクヤク畑の向かって左側半分で、右側の方はまだこれからだ。
【今後、やらなければならないこと】
実際のシャクヤクの植栽までにしなければならない残りの工程は、大きく2つ。これが残っている。
まだまだ作業は途中である。
1.右半分のサザンカの根っこの除去
サザンカの根っこの除去はあくまでも左側に位置する全体の半分が終わっただけ。厳密に言うと左側の方が多少広めなので、5分の3程度が終わっただけで、今度は右側でもサザンカの根っことの格闘を繰り広げる必要があること。
2.土地の掘り起こしと改良化
これは最後の大作業。これが土作りの最も重要な工程だ。シャクヤクがちゃんと根付いて、肥沃な地で株を大きくして成長してくれること。
そのための水捌けの改善であり、肥沃化である。
ここまでの作業は全てそのための準備と言って過言ではない。「下作業」「事前準備」に過ぎなかった。
ではその一番重要な「本作業」はいつやるのかだが、結論的に言うと、もう少し先、秋口に入ってからかなと考えている。
秋口に土の改良作業を行う予定。
肝心かなめの新しいシャクヤクの苗の植え付けは10月末を予定している。
それまでに新しいシャクヤクの苗(株)を集めて、植込むのは10月。つまり、今からまだちょうど半年後なのである。
本やネットで調べると、土づくりは植え付けの1カ月くらい前にやるのがベストのようだ。準備として硬く固まっている土地を掘り起こしたり、大きな根っこを除去するなどの「下準備」と「事前作業」は早めにやっておくに越したことはないが、実際の土地の肥沃化は植え付けの1カ月前。
シャクヤクの植え付けは10月末の予定なので、9月に入ってからで十分だということになる。9月を目途に最後の大作業を行うスケジュールということだ。
当面やっておくのは、右半分の土地からサザンカの根っこを除去しておくことだ。
という次第で、当面やらなければならない作業だった右側の土地のサザンカの根っこの除去作業を、昨日(5月9日・金曜)実施した。
前回からほぼ3週間後だ。そのレポートをお届けする。
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サザンカの太い根っこがやっぱりあった!
今回の目的はただ一つだけ。第2シャクヤク畑の右半分を掘り起こして、サザンカの根っこを除去すること。
左半分にはめちゃくちゃ太くてしっかりと張り出しているサザンカの頑丈な根っこがあって、悪戦苦闘を強いられたが、もしかしたら右半分にはないかもしれない。
あってもそれ程のものではない可能性もある。それを信じて掘り始めたが、かすかな期待は直ぐに裏切られることになった。
先ずは、この写真を見てもらおう
この1枚を、先に見ていただく。一目瞭然。何も説明は要らないだろう。

やっぱりあった、右側にも。このゴッツい根っこを見てほしい。シャクヤク畑として予定している土地、今回の右側にもど真ん中にしっかりと張り出していた。
案の定だったが、この見事な根っこに改めてビックリ仰天、今回も除去するのに苦労させられた。
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スタートとなる前回終了時の確認
今回のミッションに入る前に、前回終了時の姿、作業を始める前の様子を確認しておきたい。
上の写真で、向かって左側は前回作業で掘り起こし、地中にあったサザンカの根っこは全て除去済みだ。右側はまだこれから。写真で見る限り、違いはないが、地中の様子がまるで異なっているわけだ。
今回はこの部分を掘り返して、サザンカの根っこを取り除かなければならない。
ちなみにこんな上下の作業服を身にまとって、作業を進めた。
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シャベルで土を掘り起こしていくと
前回作業で、地表部分はある程度は掘り返していた。ホンの数センチ、5センチ程だったろうか。
それを今回は、30~40センチは掘り起こす必要があった。
最初のうちは目立った根っこにはぶつからず、これはありがたい、右側にはないんだなと一旦は安心した。だが、それもホンの束の間、やがてスコップが固いものにぶつかり、掘れなくなってしまう。
やっぱり凄い根っこが現れた!
周囲を掘り返していくと、やっぱり根っこだった。ちゃんと出てきた。期待を裏切らずに(笑)、しっかりと太く、しかも長い。端から端まで堂々と根を張っていた。



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サザンカの木が想像とは別物だった
それにしても凄い根っこだ。
今回、右側を掘り起こして驚かされたのは、左右を分断して張り出しているもの凄い太さの根っこ、これは当初から取り除くことは断念していた。ちょうど左右のシャクヤク畑を観察する際の通路というか、歩けるスペースに活用しようと考えていた。
見事にほぼ中央に真っすぐ伸びており、これを踏んで通路にする。ちょうどうってつけだった。
恐竜の背骨を思わせるようなゴッツくて太い根っこは、その真正面に位置するサザンカのものだと誰だって思う。その木から真っ直ぐに伸び出しているのだから。
ところが、その真正面に位置するサザンカはかなり細い木。
枝も上部以外にほとんどない裸のような木で、実はこの冬もあれだけ多くの木がたくさんの花を咲かせてくれたというのに、この木はほとんど咲いてくれなかった困った木だったのである。
そんな花も咲かせない細い木が、地中にこんなに太くゴッツい根っこを張り廻れせていることが不思議でならなかった。というよりも、「花も咲かせない細い木が、生意気な奴だな(笑)」と、訝しく思っていたのだ。
今回、その謎が全て解けた。全くの誤解だったことが判明した。
そうじゃなかった。真正面の木ではなく、その右側の太い木だった。大輪を咲かせてくれる花笠の1本だ。これは掘ってみなければ到底分からなかった事実。
真相はこうだったのだ。
↓
今回、除去する必要がある根っこももちろんこの木のものだった。
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今回の根っこの除去の実際
今回も前回程の太さではなかったが、引っ張ってもビクともせず、剪定ばさみでも歯が立たない。そこで、のこぎりの登場となった。


切ってみると、これが驚く程長いものだった。
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周囲の土を更に掘り起こすと
ど真ん中に張り出した根っこを切り落とした後は、周囲を更に掘り起こす。すると、この頑丈な花笠サザンカの根の実態が更に明らかになってきた。
写真を見てもらおう。これを見てもらえば、何の説明も不要だ。




どうだろう、この根っこの姿は。
中々凄い木である。この木を支え、花を咲かせるためには地中にこれだけの根っこを張り巡らせなければならないのかと、正直に言っていたく感動してしまった。
第2シャクヤク畑の右の境目にもど真ん中とほぼ同じレベルの根っこが伸びていた。その根っこに添って、シャクヤク畑の右の境界に設定し、その根っこの上に石を並べているわけだ。
今回、切り取った根っこはこの太い2本の根っこの間にあった。こんな太い根っこが何本も家の方向に向かって真っすぐに伸びて来ている実態を知って、唖然とさせられた。
植物を侮ってはいけないと痛感させられた。
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前回の根の除去で枯れかかったサザンカ
実は前回の根っこの切り取りで、その根っこの主である近くにあった一番立派な太いサザンカの木が、枯れるところだった。
まだ過去形では語れない現状で、予断を許さない状態にあるが、最大の危機は脱したとにらんでいる。
あれだけ太い根っこを2本も切ってしまったので、これは下手をするとサザンカが枯れてしまう可能性は認識していた。たとえサザンカが枯れてしまったとしても、今の僕にとってはシャクヤク畑の倍増化、第2のシャクヤク畑造成の方が大事だと、分かっていて根っこを切った確信犯である。
サザンカの木は17本も植えてあるので、その中の1本が枯れても大勢に影響がないと判断したわけだが、実は切ってしまった根っこのサザンカは、全17本のサザンカの中でも、僕の最もお気に入りの木だったのだ。
この冬も大輪をたくさん咲かせてくれた花笠だった。
木の形も好きで、気に入っていた。
急に弱り始めたお気に入りサザンカ
今、急速な勢いで盛んに伸び始めている新芽の様子が、あれ以降、急に元気がなくなってしまった。午前中はシャキッとしているのだが、夕方になると、力なく萎れ始めてしまう。他の木は全くそんなことはないのに、お気に入りの1本だけが弱り始めた。
分かっていたとはいうものの、焦り始めた。
どうにかできないだろうか?何とか枯らさずに救済する手段はないだろうかと、素人ながらに考えて、ありきたりの一手だけ思いついた。
とにかく水を与えること。暑めの日が続いていたので、水を切らさないようにした。それを繰り返しているうちに、最近では夕方になっても新芽がぐったりと萎れることはなくなった。
このまま何とか枯れずに持ち堪えてほしい。
今回の根っこの切り取りで、同じことが起きるだろうが、今回の根っこも相当立派なもので、かなり長かったが、以前に比べれば太さは劣っており、何よりも太い根っこをそのまま残してあるので、これで枯れてしまうことはまずないだろうと踏んでいる。
いずれにしても水遣りだけは徹底したい。
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土を戻して今回の作業終了
根っこを切り取ってしまった後は、更にできるだけ深めに掘り起こしておけば、土地の改良は後日となるので、今回の作業はこれで終了となる。
先ずは、右側を掘り起こすに当たって、掘った土を左側にうず高く重ねていったのだが、その土を右側に戻して、全体をなだらかにした。

続いて、中央部分の例の太い根っこも完全に土で覆った。

その後で、再びこの恐竜の背骨を剥き出しにした。ここは将来、うまく土を敷いて通路にする。
根っこを切ってしまったので、用心のための水を根っこを切られた花笠サザンカの木にタップリと注いで、今日の作業は終了した。
こうして第2シャクヤク畑を造成するための準備作業はほぼお終い。当該土地からは根っこなどの障害物は全て取り除かれ、後は土の改良作業が残るだけとなる。
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次の大作業(土地改良)は4カ月後
前回レポートしたとおり土の改良作業は早過ぎても効果が減ってしまう。シャクヤクの苗の植え付けの1カ月位前がベストのようなので、9月中旬頃になろうか。
今から約4カ月後の作業となる。これは大作業。今回の一連の作業よりも更に深く掘り起こして、一番下に鹿沼石などを敷き詰め、肥料なども加え、土地を肥沃化する工程となる。
まだかなり先のことだ。
取り敢えず、現時点でできることは全て完了した。
どんな品種を植えるか楽しみが尽きない
今回の第2シャクヤク畑では、できるだけ余裕を持たせて植え付けたいと考えていることは前回レポートのとおり。
結論的には左右合わせて全体で6つ。新たに6種類の品種を植え付けられる。
これは楽しみだ。
前回の記事の中では、ラテンドールと春の粧の2つは当確だと書いているが、その後、考えが変わった。
同じ品種は止めて、全て現在、我が家には別の品種で揃えたいと思っている。但し、黄色シャクヤクの楊貴妃だけは、玄関側と南側のどちらでも咲かせてみたい。黄色いシャクヤクは特別だ。
毎日、どんな品種を選ぼうか、そればかり考えている。楽しみが尽きない。