目 次
我が家のサザンカ生垣の不満な点
我が家のサザンカが遂に満開になりつつある。ずっとレポートしてきた「花笠」と「乙女」が漸く満開に至ろうとしている。


隣家との垣根として植栽されているサザンカは、全部で17本あるが、品種の種類は5種類ある。実は正確な品種名は分からないのが、色々と品種名を調べた結果、何とか「花笠」、「乙女」、「紅乙女」、「富士の峰」、「勘次郎」の5種類にたどり着いた。
それらが正確な品種名なのかどうか、真偽はハッキリしない。
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開花時期がズレることの問題点
花この厳寒の真冬にあって、形も色も大きさも全く異なる5種類のサザンカの花々を楽しめることは非常に心温まるありがたいことなのだが、少し困ったことがある。悩ましいというか不満があるのだ。
品種によって開花する時期が異なるということだ。
僕の理想的なイメージは、真っ直ぐに並べられた17本のサザンカが一斉に咲き始め、満開と成り、やがて一斉に枯れていくことだった。
ところが5種類の品種は、それぞれ開花時期が微妙に異なるため、17本のサザンカの垣根が一斉に咲き誇ることはない。
これが不満。あるものは早めに咲き始め、その段階では他の品種は全く咲いていないということが起きる。生垣全体が同時に一斉に咲き誇ることはない。これが残念でならない。



というわけで、いよいよ満開近くまで咲き始めたサザンカだが、垣根全体が一斉に咲き誇ることがない。
それを嘆くのは贅沢な悩みだろうか!?
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遂に満開に至るも不満発生
実は、同じようなことは1本の木にも起こる。
なお、今回レポートする写真は、約1週間前の12月13日(土)に撮影したものがほとんどだ。14日(日)の午前中は東京では久々の強い雨が降り続き、写真は撮れなかった。
同じ木の開花時期がズレる嘆き
今回のように1本の木にたくさんの蕾が付くと、それらの数え切れない程のたくさんの蕾が、一斉に咲くことはあり得ない。早く咲くものもあれば、遅れて咲いてくるものもある。
そこでまた新たな嘆きと不満が出てくる。
1本の木に付いた無数の蕾があるタイミングで一斉に咲き誇ってくれたら、それは見事なサザンカ満開、正に僕が憧れる、木全体が赤くなってしまう光景が繰り広がられるだろうが、どうしてもそうなならない。開花の早い、遅いが出てくる。
それが顕著に現れるのは、大輪の花を咲かせる「花笠」だ。
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「花笠」の最新の開花状況
「花笠」の1本の木に咲く花が、蕾の成長具合によって、開花時期に早い、遅いがあることによってどんな状態が引き起こされるのか!?
先ずは「花笠」の花の特徴のおさらいだ。
1.とにかく非常に大きな花
2.大きいのに一重咲きで、花弁数が少ない
3.その花弁が薄くて華奢。非常に弱く萎れやすい
こんなところだろうか。
そのたくさんの蕾がバラバラに咲くと、どんな事態が引き起こされるのか、容易に想像がつくだろう。
我が女房がいうところの「咲き方が汚い」、ということになってしまう。
驚く程の大輪は華奢で直ぐに萎れ始めるため、満開時期が近づいた段階では、先に咲いた花は既に萎れ始めており、汚い姿を晒してしまう。
後から咲き始めたたくさんの花が見事に咲き誇るタイミング、それは木全体として満開時期を意味するのだが、そのタイミングでは、既に先に咲いていた花が既に萎れ始めている。
萎れて枯れ始めた花と、今開花した花との共存。しかも花笠の大輪は、萎れると本当に醜い姿となる。一重咲きで花弁の数も少ないのだが、それは薄くて大きいだけに、萎れると非常に汚らしくなってしまう。
サザンカの花の枯れ方は、ツバキ(椿)と異なり一枚一枚の花弁がバラバラと落ちていく。ツバキは花そのものが首の部分からポロっと落ちる。突然、しっかり咲いていた花が付け根からポロっと落ちるため、武士には嫌がられたようだ。
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女房が評する「汚い咲き方」の真相
「花笠」はサザンカなので、その花びらが一枚づつパラパラと落ちるのが原則だが、中には下に落ちずに、そのまま残って、花が咲いていた位置で、醜くなった花びらが張り付くような醜態を晒すことが多い。
木全体として満開になると同時に、先に咲いた花の醜態も見せられることになる。
「乙女」でも新たに開花した花と萎れ始めた花の同居は一緒なのだが、1枚づつの花弁が非常に小さいため、それほどは気にならない。

「花笠」は別だ。本当に汚らしく、醜くなる。女房が「汚い咲き方」をすると言った真相はここにある。

おもしろい物を発見した。


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「花笠」の花のアップ写真
個別に開花した花をアップで撮るには全く問題がない。




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「乙女」も一斉に咲き誇る
「乙女」も今年は本当に良く咲いている。









「乙女」の花のアップ



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「富士の峰」の開花状況
かなりたくさん開花してきた。それほど蕾の数が多いわけではないが、まだまだ蕾は残っているので、「富士の峰」の満開はまだこれからだ。


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「勘次郎」も開花し始めた
どこにでもある最も一般的なサザンカである「勘次郎」。正直言って何の特徴もなく、特段美しい花でも何でもない。
我が家にはこのありふれた勘次郎が7本も植えられている。全17本のうちの7本なので、4割以上が勘次郎ということになる。
ところがこの一番ありふれたサザンカが、我が家では非常に成長が悪い。以前は良く咲いていたのだが、最近は驚く程ちょっとしか蕾を付けない。
7本のうち4本にはほとんど蕾が付かず、中には全く蕾を付けない木まである。本当に残念だ。
但し、逆よりはよっぽど良かったと思っている。
「勘次郎」ばかり咲いて、「花笠」や「乙女」がほとんど咲かなかったら、サザンカをこんなに熱心に観察したり、写真を撮ったりすることもなかっただろう。
もちろん、ブログに取り上げることも。



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全体の姿は
随分賑やかなことになってきたが、冒頭で縷々書いたように、枯れ始めているもの、今満開を迎えたもの、更にこれから咲き始めるものとがあっちこっちで混在して、この後はドンドン汚くなっていくような気がする。
やむを得ないが少し残念ではある。



