目 次
いよいよ開花が目前に迫る!
4月21日の日曜日だ。もうゴールデンウィークも迫る中、我が家のシャクヤクたちも開花に向けて成長まっしぐらとなってきている。
数え切れない程の数の蕾がドンドン大きくなってきて、その頭頂部分はピンクや白に色づき始め、何と言っても印象的な点は、蕾を支える首がドンドン長くなり出しているのことだ。これは一目見るなり直ぐにわかることだ。
いわゆる首長美人の勢揃いという様相を呈して来た。
すごい数の蕾がズラリと立ち並ぶ姿に感動を感じ得ない。
そんな中にあっても、一番目を奪われ、周囲を圧倒する勢いを示しているのは、ラテンドールだ。
ということで、今回最初に見てもらう今週の一枚は、「ラテンドール」に決まり。
このズラリと立ち並んだ蕾のオンパレードはどうだろう。いずれも首長になっていて、開花が目前に迫ってきていることを視覚に訴える。
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サンデーシャクヤク 4月21日(日)時点
4月も後半に入った21日の様子をレポートする。シャクヤク畑が何だかすごいことになってきた。
シャクヤク畑の全体像
シャクヤク畑の様々品種のシャクヤクが恐ろしい程の勢いで成長を続け、まもなく開花を迎えようとしている。
青々と生い茂るラテンドール、春の粧、麒麟丸の3つの品種を筆頭に、少し成長が遅れている他の品種も、ドンドン成長し続けて、シャクヤク畑は緑の葉っぱや蕾、長い首が所狭しとばかりに重なり合って、ちょっとしたジャングル状態になりつつある。
背丈も伸びて、更に大きな蕾をいただいた長い首がドンドン伸びて来て、上や横に広がり始め、もう全体の写真を俯瞰的に撮影することが困難になってきている。
相当後ろに引いて撮らないと、外に伸び出した蕾が切れてしまいそうだ。
先ずは見ていただこう。
最初はいつものように手前から奥の方にむかって撮影してみた。
ラテンドールの長い首と蕾がすごい。
真っ正面から撮影するとこうなるが、これが綺麗に収まらない。相当下がらないと全体像を写すことができない。
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「ラテンドール」には圧倒される
ラテンドールについては、シャクヤク畑で全体像を見てもらう中で、既に何枚か見てもらっている。
ラテンドールの勢いがものすごいので、シャクヤク畑の全体像を写すと、それは取りも直さずラテンドールを写すことと同じことになってしまう。
背丈が高いラテンドール
写真を見てもらってもお分かりになると思うが、ラテンドールはそもそも背が高いのである。勢いと蕾の数もさることながら、背丈が高いので周囲を圧倒する。
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ラテンドールの蕾の付き方の心配は余計なお世話?
「ラテンドール」特有の密集してたくさんの蕾が付く話しの続報。これはもう問題解決したと前回の日記で書いた。
それぞれの首が伸びてきて、首が伸びればそれほど蕾同士が接近することはなく、大輪の花が真隣でぶつかり合うことはない、蕾を支える茎がドンドン首長になってくることによって、蕾同士にかなりの距離が生まれ、これなら大輪がぶつかり合うことはないのではないかということだった。
それは全くそのとおりで、そんな心配は人間が勝手に考える余計な心配で、シャクヤクにとっては全くの余計なお世話だと確信を持つに至った。
シャクヤクというか植物がそんなにバカなはずはないのである。
これを見てもらえば一目瞭然だ。
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今年は「摘蕾はしない」と決断!
全くくだらないことを心配していたものだ。ラテンドールは既にシャクヤクの品種として有名なものであり、全世界でちゃんと毎年、立派な花を咲かせ続けているのである。
人間が心配しなければならないような蕾の付き方をするはずがない。自然を見くびってもらっては困るということだ。
ということで、今年はキッパリと「摘蕾」を一切行わないと決断した。
このブログを昨年から読んでくれている読者の皆さんは、「摘蕾(てきらい)」というのを覚えてくれていると思う。去年のシャクヤク栽培写真日記(で紹介した辛い作業だ。
シャクヤクに付いた小さな蕾を切り取ってしまう作業。1本の茎には基本的には1つの花しか咲かせないという方策だ。
その目的はハッキリしている。シャクヤクの花は大きくて非常にゴージャスなものだが、その花をもっと大きく立派なものにするためだ。大きな蕾の周辺にある小振りな蕾を摘まんで切り取ってしまうことで、その分の栄養を中心の花に回そうという考え方だ。
そこでラテンドールの蕾の付き方が問題になったわけである。ラテンドールの蕾が1本の茎に4つも5つの蕾を付けることで、摘蕾の格好のターゲットとなるわけだ。
だが、ラテンドールの蕾の問題が解決した以上、摘蕾など無用の長物。
摘蕾は人間の都合。自然のままに委ねる
昨年は本やネット情報で早めに摘蕾を実際に行ってしまったために、今回気が付いたラテンドールの蕾の付き方に何ら問題がないということが分からなかった。
首がこんなに伸びてくれば花同士がぶつかることもないし、1本の茎に1輪だけ咲かすなんてなんてことは人間が勝手に決めたこと。
そもそも野生の、自生のシャクヤクは「それじゃどうなってしまうんだ」ということ。
ということで、今年は一切、人為的な手は下さないと固く決心した。自然のありのままの姿を見させてもらうことにする。
その結果、一つ当たりの花が少し小振りになってもそれが本来の姿。その分、花の数はたくさん咲くわけで、僕にとっては嬉しい。
僕は大きな1輪よりも、少し小振りでもたくさんの花が咲いてくれた方がよっぽど嬉しい。
ちなみに、今年のラテンドールには、4.21現在、42個の蕾がある。去年は27個の蕾があったが、そのうち14個も摘蕾してしまったため、咲いた花の数は13個だった。
今年は全て咲かせようと思う。
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ラテンドールの蕾の姿
びっしりと付いたラテンドールの蕾の数々を見てもらう。
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「麒麟丸」の黒い蕾も見事な大きさに!
「麒麟丸」の蕾もドンドン大きくなってきて、こちらも開花が迫ってきた。黒光りしたルビーはかなり膨らみ始め、見事な大きさに。
頭頂部からは白い斑が顔を出し始めている。
麒麟丸の蕾の数は29個。こちらも一切摘蕾はしない。
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麒麟丸の黒い蕾をアップで
麒麟丸の極めて個性的な美しい蕾を、アップで見てもらう。
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「春の粧」の蕾は開花目前だ
「春の粧」の成長は非常にスピーディだ。蕾はどんどん大きくなってきて、開花が目前に迫ってきた。
春の粧は背丈が少し低い品種である。ラテンドールと比べるとかなり低いことが分かる。
昨年、この春の粧にも摘蕾を行った。ラテンドール程ではないがかなり切ってしまった。去年の日記によれば2回に渡って摘蕾し、その数は7個だった。その結果、残りの花の数は16個となった。
現在、蕾の数は29個。全て咲かせたい。
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首長になり始めた蕾をアップで
春の粧の蕾は非常にかわいい。まん丸で、頭頂部がしっかりピンク色になってきた。
「かぐや姫」の成長が完全に止まる!
残念ながらかぐや姫の成長が完全に止まった。蕾も全く大きくなってこない。今年はここまでと諦めて、来年に期待することにする。
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「夕映」の唯一の蕾に期待
夕映の貴重な唯一の蕾はしっかりと大きくなってきた。この1つに期待するしかない。
「サラベルナール」の成長が遅い
サラベルナールの成長がかなり遅いことが心配だ。そもそも非常に背が低い。中々伸びてこない。その背の低さに比例するかのように蕾もあまり大きくなってこない。
これで本当に花が咲いてくれるのか心配だ。
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モーボクエンの蕾が成長してきた!
前回、思い切って先に成長していた1本の茎を思い切って根元からバッサリと伐採した報告をした。遅れて伸びてきた小さな茎の中に蕾を発見したからだったのだが、何とこの小さかった蕾がかなり健闘している!
しっかりと蕾が膨らんで、首も伸び始めている。これは期待できそうだ。
「アレックスフレミング」は期待できそう!
非常に遅く地表に顔を出してきた「DR.アレックスフレミング」。
茎は一本しかなかったのだが、意外や意外、その茎に3つの蕾が付いている。それなりにしっかりとした蕾なのである。これは期待できそうだ。
かぐや姫の仇を是非とも取っていただきたいものだ。
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ソルベットの枝が折れてしまうアクシデント
何とソルベットの貴重な茎が一本、途中から折れているのを発見した。風が強い日が何日かあったのだが、そのせいだろうか。我が家のシャクヤクの中で、このソルベットだけが、ど真ん中から2つに折れてしまっていた。ビックリした。
どうしようもないので、地表からバッサリと切った。蕾も付いていただけに、これは辛かった。
ここにきてソルベットが何となく元気がないのである。折れてしまった茎はやむをないとして、他の茎はどんどん成長してほしいのだが、何だか全体的に元気がないような気がしてならない。
全体的に成長が遅い。少し遅過ぎるように感じている。果たして花がちゃんと咲いてくれるのか少し心配になってきた。
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「夕映」に根の影響は全くなかった
夕映の根を掘り起こし、引き抜いてしまったことの影響は、全くなかったことがハッキリとした。
ご覧のとおり玄関側(北側)の夕映は、その後もスクスクと非常に順調に成長を続けている。本当に助かった。
根を切った影響は皆無で、今後が楽しみ
根を切ってしまったことの影響は全く皆無だった。ここまで経過すればこの後も大丈夫だろう。
現在、蕾の数は21個。実は昨年は29個もあったので、昨年よりも蕾の数が減っていることにショックを受けた。
今後の様子をしっかりと見ていきたい。
来週の「サンデーシャクヤク」をお楽しみに!