あり得ない凄いドライフラワー作りに挑戦

<第1弾>で過去に前例のない画期的なドライフラワー作りの報告をさせてもらった。今回の記事はその続編<第2弾>である。

<第1弾>では、南側のシャクヤク畑に咲いた豪華な夕映を用いた巨大なドライフラワー作りの顛末を詳細にレポートさせてもらったが、それは1本の茎から5つの大輪が咲いた夕映をそっくりそのままドライフラワーにしてしまった報告だった。

例の南側の夕映は、2本の茎があって、それぞれ5つと3つの豪華な花を咲かせてくれたことは何度も紹介してきた。

今回の続編<第2弾>は、もう1本の方、つまり一つの茎から3つの大輪を咲かせた夕映のドライフラワー作りである。

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もう一つの巨大なドライフラワー

あの5本同時に咲いた夕映をそっくりそのままドライフラワーにするという度肝を抜く挑戦をした。

そうなれば、もう1本の3つの花を咲かせた夕映も全く同じようにそのままドライフラワーにして、それぞれ兄弟のようにセットでドライフラワーにしたいと考えるのは、むしろ当然の成り行きだった。

注目してほしいのは、この南側の夕映、5本の花と3本の花は、ほぼ同時に開花を迎えたこと。

したがって、5本の方を先にドライフラワーにして、それが想定外に上手くできたので、3本の方はもっと簡単にできるはずだと再びチャレンジしたわけではない、ということに注意してほしい。

この2つの巨大ドライフラワープロジェクトは、ほぼ同時に実行されたものなのである。

実際にシリカゲルから取り出したのも、同じ日だった。

既に5つの大輪の結果を知っている読者にとっては、5つでさえ上手くできたのだから、3つの方はもっと簡単に上手くできたに違いないと想像されるだろうが、同時に作っていた僕としては、2つを同じ日にシリカゲルから取り出すまで、期待と不安とでワクワクドキドキの日々を過ごしていたわけである。

下手をしたら、あの併せて8輪の立派な夕映の花が、台無しになってしまうかもしれない。かなり不安だった。

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先ずはでき上がりを見てもらう

5本の方でも上手くいったのだから、3本の方も上手くでき上がったに違いないというのは、正に想像のとおりである。

こちらも上手くでき上がった。

先ずは先に、その完成したドライフラワーを見てもらおう。

こちらも上手くいった。信じられないドライフラワーの弟分の誕生だ。

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庭で咲いていた時の姿

こちらもシャクヤク畑で3輪が同時に咲いている姿を再確認しておきたい。

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課題と心配は<第1弾>と全く同じ

これだけ大きなドライフラワーを作るに当たっての課題と心配は、<第1弾>と全く同様なので、ここでは全て省略させてもらう。

どんな花を対象にしたのか?(作業前)

今回も先ずは、シリカゲルに漬け込む前の姿を見ていただく。庭に咲いている様子は既に見てもらったが、切り花にした以降の姿だ。

僕がどうしても、これをそっくりそのままドライフラワーにしたいと熱望したシャクヤクの生の花の姿の第2弾である。

同時に剪定した夕映と麒麟丸4輪。暴風雨が接近しているとの予報だった。
同時に剪定した夕映と麒麟丸4輪。暴風雨が接近しているとの予報だった。
自転車の籠に立てた。左側の4本は全て麒麟丸。麒麟丸の花は小振りなのだが、夕映の花の大きさが分かる。この3輪は一本の茎に咲いているものだ。
自転車の籠に立てた。左側の4本は全て麒麟丸。麒麟丸の花は小振りなのだが、夕映の花の大きさが分かる。この3輪は一本の茎に咲いているものだ。

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作業工程のポイント

ドライフラワー作りの実際の作業第2弾である。こんな具合に作業を進めていった。前回同様に作業工程のポイントを写真に撮っておいたので見ていこう。

シリカゲルに漬け込む過程

先ずは、シリカゲルに漬け込む過程。これが最も重要な作業となる。

今回のポイントも、横に寝かしてシリカゲルに漬け込む際に、下になった花をいかに潰さないようにするか。これが最大の課題だった。

ここでももちろんダイソーの水切りザルを使う。

今回の花は3輪。ザルをどれだけ使うか少し迷ったが、結論的には1つだけ使った。同時に咲いている3輪のうち下にする花は、真ん中にあって、一つだけ飛び出している1輪となるのは当然だ。

三角形(トライアングル)の一辺を下にして、その部分にだけ例の水切りザルを用いれば上手くいくはずだった。

手前(上側)になる2輪は、その下にシリカゲルを埋めてやれば、潰れる可能性はあったが、浮かすこともできて、潰れを回避することができると踏んでいた。

5輪を同時にドライフラワーにしたときは、水切りザルは2個使ったが、発想は全く一緒だった。

ちなみに、5輪を漬け込んだ日は5月16日(金)、第2弾の3輪の漬け込み作業は、翌日の17日(土)だった。

連日、こんな作業に没頭していたのである。

下側に1輪をセットし、そこに水切りザルをあてがった。上側の2輪はザルの縁で支えられたのが、潰れることの防止にも貢献したかもしれない。
下側に1輪をセットし、そこに水切りザルをあてがった。上側の2輪はザルの縁で支えられたのが、潰れることの防止にも貢献したかもしれない。
こんな感じに、花全体にシリカゲルを注いで、全てを埋め尽くしてしまう。
こんな感じに、花全体にシリカゲルを注いで、全てを埋め尽くしてしまう。
今回の個物の課題は、シリカゲルが足りなくなって、全体を埋め尽くすことができなくなったこと。仕方ないので、途中に段ボールを噛ませて、シリカゲルを途中で食い止めるようにした。
今回の個物の課題は、シリカゲルが足りなくなって、容器の全体を水平に埋め尽くすことができなくなったこと。仕方ないので、途中に段ボールを噛ませて、シリカゲルを途中で食い止めるようにした。
シリカゲルの不足対策として、段ボールを使って、手前(茎と葉っぱだけ)にはシリカゲルが浅くても済むようにしたのだが・・・。
シリカゲルの不足対策として、段ボールを使って、手前(茎と葉っぱだけ)にはシリカゲルが浅くても済むようにしたのだが・・・。
シリカゲルは流砂のように細かく、サラサラしているので、直ぐに崩れてきてしまい、花の一部が露出するなどトラブル頻出。非常に心配だった。
シリカゲルは流砂のように細かく、サラサラしているので、直ぐに崩れてきてしまい、花の一部が露出するなどトラブル頻出。非常に心配だった。

漬け込み期間は長めの16日間

第1弾の5輪の漬け込みの翌日に漬け込んだ第2弾の3輪。

取り出したのは同じ日で、6月2日(月)だった。結果的に16日間、漬け込んでいたことになる。一般に比べれば、かなり長めだったが、途中でシリカゲルが崩れてきて、花の一部が露出するなどのトラブルが続いたため、これはこれで不安はあった。

上手く仕上がったので、浸け込み期間としては十分だったようだ

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シリカゲルから取り出す過程

大きなドライフラワーだけに、シリカゲルから取り出す作業が一苦労だった。

慎重に取り出さないと、花がバラバラになったり、付け根からボキっと折れてしまうこともある。

但し、この日の取り出しは先に5輪の方から初めて、コツが掴めてしたので、それ程は苦労せずに取り出すことができた。

中央部分で仕切っていた段ボールを抜いて、いよいよシリカゲルを除いていく。
中央部分で仕切っていた段ボールを抜いて、いよいよシリカゲルを除いていく。
上側にあった2輪が姿を現してきた。
上側にあった2輪が姿を現してきた。
水切りザルをあてがわれていた下側の花も姿を現した。緑色の葉っぱも美しい。
水切りザルをあてがわれていた下側の花も姿を現した。緑色の葉っぱも美しい。
夕映の3輪が鮮やかな色と共に姿を現した。
夕映の3輪が鮮やかな色と共に姿を現した。
横から見るとこんな感じに。後は茎と葉っぱを見届ける。
横から見るとこんな感じに。後は茎と葉っぱを見届ける。
見事に夕映の3輪が完全に姿を現した。シリカゲルは新聞紙にそのままあけてしまうのが一番確実な方法だ。
見事に夕映の3輪が完全に姿を現した。シリカゲルは新聞紙にそのままあけてしまうのが一番確実な方法だ。
シリカゲルから取り出した直後の夕映のドライフラワー。葉っぱが一部欠落したが、茎は綺麗に保たれた。1本の茎から咲いた3輪をハッキリと確認できる。
シリカゲルから取り出した直後の夕映のドライフラワー。葉っぱが一部欠落したが、茎は綺麗に保たれた。1本の茎から咲いた3輪をハッキリと確認できる。

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これまた見事にできた!大成功!

遂に姿を現した。見事な巨大ドライフラワーがまた目の前に出現した。

これもまた驚くばかりの見事なドライフラワー。僕の夢が再び叶った瞬間だった。2度とも大成功だった!!

今回も一部の葉っぱが取れてしまったが、それ以外は、ほぼ完璧にでき上がった。写真をしっかり見てほしい。

横に置かれた姿。潰れていないことが良く分かる。
横に置かれた姿。潰れていないことが良く分かる。
シリカゲルから取り出した直後は、花の花弁のあちこちにシリカゲルが付いている。これを落とすのもコツがいる。あまり激しぐ振り払うと花弁が落ちてしまう。とにかく慎重に、細心の注意で優しく扱う必要がある。
シリカゲルから取り出した直後は、花の花弁のあちこちにシリカゲルが付いている。これを落とすのもコツがいる。あまり激しぐ振り払うと花弁が落ちてしまう。とにかく慎重に、細心の注意で優しく扱う必要がある。
この手前の花が、一番下になっていたもの。全く潰れていないことに驚嘆。これは水切りザルのおかげ。見事に元の花の姿を留めている。
この手前の花が、一番下になっていたもの。全く潰れていないことに驚嘆。これは水切りザルのおかげ。見事に元の花の姿を留めている。
こちらが上側。思っていたよりも潰れておらず及第点。何とも色鮮やかだ。
こちらが上側。思っていたより潰れておらず及第点。何とも色鮮やかだ。

撮影のアングルによっては潰れが目立つが、時間の経過と共に、丸くなってくる。
撮影のアングルによっては潰れが目立つが、時間の経過と共に、丸くなってくることも多い。

今回は、シリカゲルに漬け込む直前の生花の写真を撮っていなかったため、ビフォーアフターの写真を見てもらえないのが、残念だ。

ほとんど生花と変わらない見事なドライフラワーになったことは間違いないだろう。

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展示ケースに収納した

これだけ画期的な見事なドライフラワーを作ってしまうと、どうしても大切に保存したくなる。色々と収納ケースを探すのだが、中々適切なものが見つからない。

第1弾の5輪のドライフラワーは6角形のクリアケースに収納した。このブーケ用のポリ塩化ビニルの製品が、廉価でもあり非常に気に入っていたので、今回もあれの一回り小さなものに収めようと決めていた。

ところが何と、サイズが1種類しかなく、今回の3輪には大き過ぎた。残念!

仕方がないので、同じ会社から出ている真四角のクリアケースにした。

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真四角のクリアケースを用意

その真四角のクリアケースに収納した3輪のドライフラワーを見てもらおう。

この第2弾の3輪のドライフラワーは、シャクヤク好きの親しい友人にプレゼントし、現在その友人の部屋に飾られている。

我が家には5輪のドライフラワーを収納した6角形の大きなクリアケースもあり、他にもドライフラワーがいくつもあって、どうしても置き場所が確保できない

というわけで、一番喜んでくれる友人にプレゼントしたという次第。

その写真がこれだ。こんな感じに収まっている。

真四角の透明ケースの撮影もかなり難しい。雰囲気だけでも感じ取ってもらえれば幸いだ。

花弁部分の光沢というかテカリは、ドライフラワーの補強材のスプレーによる。どんなドライフラワーでも最後にスプレーで補強して完成となる。
花弁部分の光沢というかテカリは、ドライフラワーの補強材のスプレーによる。どんなドライフラワーでも最後にスプレーで補強して完成となる。

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ドライフラワーのイメージを覆す画期的成果

全くのド素人がこんなドライフラワーを作ってしまった。

今回の大実験は、予めの前哨戦とでも呼ぶべき実験を経て、一つの茎から開花した5輪と3輪という非常に大きな対象物を、そっくりそのまま、その全体を丸々ドライフラワーにしてしまうという大挑戦だった。

そのそも普通はそんな発想でドライフラワーを作ろうなどとは考えもしないだろうが、僕は今年、我が家の庭に咲いた見事な花を見て、何とかしてこの滅多に見ることのできない貴重な花を、長期保存したくなった。

全てはそこからだった。

それが見事に大成功!

シリカゲル法によるドライフラワーのイメージを根底から覆してしまうとんでもない画期的なドライフラワーを誕生させることができた。

さすがに感無量。

僕の頭の中にあった様々なイメージを何とか結果にできたことは嬉しい。こんなドライフラワーを作ることができるのなら、楽しみは更に広がっていきそうだ。

来年がまたとてつもなく楽しみになってきた。

 

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