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遂にサザンカも終わりを迎えた
年が明けて2026年がスタートしたのも束の間、気が付けばもう1月も残り数日で終わろうとしている。早いものだ。本日1月27日、今が一番寒そう。まさに大寒と呼ばれる所以だ。
そんな中、厳寒の中で我が家の庭を彩ってくれていたサザンカが、遂に終わろうとしている。
昨年11月後半から咲き始めたサザンカもあれから2カ月経過して、いよいよ終わりを迎えようとしている。
今年のサザンカの開花日記は6本配信させてもらった。今回の7本目はサザンカの終了宣言ともなる。
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「勘次郎」だけが残った
6本の記事で取り上げ、散々楽しませてもらったのは「花笠」と「乙女」という2種類の品種だった。この2つは年が明けてから間もなくして、完全に終わってしまった。
「乙女」はもう完全に跡形も無い。「花笠」はまだ辛うじてピンク色の花弁を残しているが、例の如くでいかにも汚らしい感じとなってしまった。
年が明けてからは、開花の遅い「勘次郎」だけが咲いている。このどこにでもある本当にありふれたサザンカは、「花笠」と「乙女」というスターが姿を消した後、漸く自分たちの番が回ってきたとばかりに、咲き誇っている。
我が家のサザンカの最後の輝きだ。
そのシンガリの最後の輝きをありふれた「勘次郎」が務めるのも何だかオツである。
「見たことがないような大輪の花笠」と「小粒ながらも見事に均整の取れた八重咲きの乙女」という究極の2種類の品種が競い合って咲いていた12月には、ほとんど見向きもされなかった「勘次郎」。
魅力が乏しい「勘次郎」だが
サザンカ「勘次郎」のこと。
全く珍しくないどこにでも咲いているありふれたサザンカ、というだけでなく、正直言って花そのものにも魅力が乏しい。花のサイズも小振りで、花弁の数もごく普通の8枚程度。バラ咲きでもなく、これと言って何の特徴もハッと人目を惹きつける魅力も持ち合わせていない極々ありふれた花。
正直言って魅力に乏しい。「花笠」と「乙女」が咲いている時には、「勘次郎」が咲き始めても全く見る気にもならない花だった。
近所で咲いているのを見かけても、僕がハッとさせられるのは、木全体が真っ赤に見える程の狂い咲きをしているサザンカだが、実はその多くは勘次郎だ。
勘次郎はあれだけ密集して咲き誇ってナンボ、まばらに咲く勘次郎なんて何の魅力も見どころもない、そう思っていた。
僕の心の中では、「花笠」と「乙女」が散ってしまったことでサザンカの季節は実質的にお終い、もう見どころはどこにもない。そう思っていた。
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「勘次郎」が最後の輝きを放つ
ところが、そんなことは決してなかった!
物事は決めつけてはならない。偏見と先入観で大切なものを見落とすことになってしまったら、こんなに残念なことはない。
最後に残ったありふれた「勘次郎」は十分に美しかった。サザンカの最後の輝きを放つのに「勘次郎」以上の役者はいないと、漸く今冬、気が付かされたのだった。
確かに「花笠」と「乙女」の圧倒的な存在感、特別な美しさと比較することはできないが、「勘次郎」は勘次郎として十分に美しい花だった。

サザンカの控えめな美しさ、特に地味ながらも清楚な味わいをこの「勘次郎」で、存分に味合わせてもらった。
これは非常に捨て難い他にはない魅力のように思える。
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我が家のサザンカの全体像(確認)
何度か触れてきたが、今回、再確認させてもらう。
我が家には南側の隣家(アパートが建っている)との境にサザンカの生垣が植えてある。その手前が例の丹精込めたシャクヤク花壇となっている。
全体で現在は17本(1本はかなり以前に枯れてしまった)ある。品種は5種類あって、それぞれの開花時期がズレているので、全体が一斉に咲き誇ることはない。
5つの品種の内訳はこうだ。
花笠 3本
乙女 2本
紅乙女 2本
富士の峰 2本
勘次郎 7本
不明 1本・・・全く咲かず、葉の形等では品種の判断がつかず
一目瞭然で「勘次郎」が最も多い。7本!
ところがこのありふれた「勘次郎」があまり咲いてくれないのである。
ちゃんと咲いてくれる木は3本しかなく、残りの4本はホンの数輪しか咲いてくれない。以前はかなり咲いていたのだが、ここ数年、あまり蕾を付けなくなった。
その分、白い花の「富士の峰」や「乙女」がしっかりと咲いてくれることになったので、不満はないのだが。
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低い部分に密集して咲く勘次郎の1本
「勘次郎」は7本もあるのに、ちゃんと咲いてくれるのは3本だけで、他はほとんど咲かない。
そのちゃんと咲いてくれる1本が、特に地表に近い下の方に蕾をたくさん付けて、かなりまとまって咲いてくれたので、そのあたりを見てもらおう。
但し、これも同じ木でありながら、開花状況に早い遅いがあって、あまりきれいではなく、ゴージャス感にも乏しいのだが。




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開花直後のアップ写真で美しさを満喫して
サザンカは全体で見るのも悪くないが、僕はそのあまり注目されない一輪、一輪をしっかり見てほしいという主義だ。
更に完全に開花してしまったものよりも開花目前の蕾、あるいは咲き始めたまだ十分に開き切っていない花に魅力を感じる。これは何もサザンカに限った話しではなく、シャクヤクでも言えることではあるが。

だが、特にサザンカでは満開に開花してしまう直前の先始めた花が非常に美しい。心がときめく。
ここではそんな咲き始めの勘次郎の花々をしっかり見てもらおう。これが今年のサザンカの見納め。最後の輝きだ。









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サザンカは花一輪に注目してほしい
サザンカはあまり注目されることもなく、その花の美しさを鑑賞する花ではない。この厳しい冬の中で寒さにも負けず咲いているのに、人々はそれほど注目してくれない。
サザンカはちょっと気の毒な花だ。
一輪一輪に注目してみると、実に美しい。本当にきれいな花。どうかこの寒い冬に健気に咲き誇るサザンカをしっかり鑑賞してほしい。










さりげなくも非常に美しい花だ。
あっ!サザンカが咲いている!で終わらないで、近くに寄ってその開花した一輪一輪をしっかり観察してほしい。その美しさに心が温かくなるに違いない。
