目 次
GWに合わせるように遂に開花した!
遂に開花を迎えた!しかも2つの品種である。
4月の最終週の週末。月曜・火曜を休めば最長9連休となる今年のゴールデンウィークが始まったが、それにピッタリとタイミングを合わせるかのように、我が家のシャクヤクたちも見事に開花してくれたのだ。
ピンク色の「春の粧」と純白の「滝の粧」。この2つの品種がほぼ同時に咲いてくれた。
美しい!実に美しい。
純白の滝の粧は、元々蕾が3つしかなかったことは、ご案内のとおりだが、そのうちの2つが相次いで開花した。
そして、ピンク色の春の粧は、先ずは一つが開花した後、追いかけるようにして次々と咲き始め、一斉に開花したと言ってしまいたくなる様相を呈している。
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「滝の粧」の開花
先ずは「滝の粧」の花をご覧いただこう。
これはとにかく純白度が際立っている。そして八重咲きのビッシリと詰まった花びらの数が数え切れない程で、それは見事な大輪となって、見る人の目を奪う。
この豪華さと混じり気のない純度に、心の汚れを綺麗に洗い流してくれそうな気さえする。
僕は白系のシャクヤクよりもピンクや赤など色が付いている花の方が好きなのだが、この滝の粧の純白の美しさを見ると、これはこれで実に素晴らしい!と思わずにいられない。
花の下の方がほのかにピンクがかっているもの捨てがたい魅力である。
どれだけ見ていても見飽きることがない。
今年は3つしか蕾を付けてくれなかったことが残念でならない。
それにしてもこの白は美しい。惚れ惚れする。
写真は全てiPhoneで撮影
僕がアップしているシャクヤクの写真は、全てiPhoneで撮影している。
写真撮影は僕の昔からの趣味の一つで、iPhoneのカメラが今のように高性能になる前は、デジカメを4台も5台も買い揃えて、色々と撮り比べていたものだが、今では手抜きで、iPhoneだけで済ませている。
その画質に何の不満もないからである。
ちなみにiPhone7だと思う。かなり以前の型である。それでもこの高性能。実にありがたい。
ピントをいとも簡単に対象に合わせられるのが特に嬉しい。
そして、撮影された写真はピッピングしてどんなに拡大しても、画質が荒くなったり、ざらつかないのがいい。
読者の皆さんも、どうかこの写真を指でピッピングして拡大し、花びらの奥の様子など、じっくりと観察してほしい。
このピッピング機能は本当に素晴らしいと感嘆させられる。
ピッピングして滝の粧の花びらをズームアップすると、シャクヤクの八重咲きの花は、いかにたくさんの花びらが凝縮されているか良く分かってもらえると思う。
バラの花もこんな感じかもしれないが、僕はバラよりもシャクヤクの方がずっと好きだ。
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「春の粧」の開花
次に「春の粧」。これはもう一斉にたくさんの蕾が開花し始めたので、その豪華さと華やかさに言葉を失ってしまいそうになる。
先行して咲いた第一号の花がやっぱり一番豪華で目を引くが、周辺にいくつも追いかけるように開花し始めており、本当に華やかで目を奪われてしまう。
この春の粧は、昨年も今年ほどではなかったものの、複数の見事な花を咲かせてくれた言って見れば、我が家で一番最初にシャクヤクの素晴らしさを体験させてくれたかけがえのない品種。
初めて見た時から、その美しい過ぎるピンク色に惹きつけられたが、今年、発芽以来ズッと丁寧に観察を続けてきて、このように一斉にたくさんの蕾が開花してくれると、改めてこの花の類い稀な美しさに感動させられる。
この美しいピンク色とこれまた数え切れないほどの花びらの数、それらが全体として豪華絢爛に大きく広がる様を見ると、本当に感激してしまう。
この優しいながらも深いピンク色に、心が癒される。このピンク色が葉っぱの緑色と実にマッチして、この色のコントラストに酔い痴れてしまいそう。
本当に美しい。
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咲きかけの蕾を切り花にする
今年は多くの品種でたくさんの蕾が付いて、摘蕾という間引き作業までしたことは再三書いたとおり。
間引いてもまだまだたくさんの蕾が残っていて、それが一斉に咲き出すと、壮観ではあるのだが、豪華な花の重みに耐えかねて、大きな花になればなるほど、支えてやらないとドンドン傾いてきてしまう。
その上、問題はここ数日間の強い風。無風状態なら真っ直ぐ立って咲いているのだが、今回の強風で多くの蕾、正に咲こうとしている直前の開花しつつある花の多くが、傾いてきてしまった。
それへの対策と、部屋でも切り花の美しさを味わいたいという、言ってみれば一石二鳥で、思い切って切り花にした。
多くの蕾が咲きかけている春の粧と、もう数日で咲くに違いないラテンドール、そして例の麒麟丸である。
切り花にすると日持ちするシャクヤク
シャクヤクは元々それ程は日持ちはしない。それがシャクヤクの最大の難点と言ってもいい。
開花後1週間から10日程で、散り始める。せめて2週間は豪華に咲き続けていてほしいものだが、そうはいかない。
桜のような感覚だろうか。
だが、我が家の向かいに住んでいるボタンとシャクヤクのどちらも育てている先達によると、シャクヤクは切り花にするとかなり日持ちするというのである。
ボタンは切り花にしても直ぐに散ってしまうし、匂いもキツすぎて、シャクヤクの方がズッといいとおっしゃる。
真偽の程は明らかではないが、そのお向かいさんは非常にいい方でもあり、素直に信じて、開花したばかりだというのに、今日はガンガン切り花にした。
実は昨年も何輪かを切り花にしたのだが、確かに結構長く楽しませてもらった記憶がある。
ということで、開花を確認したその日に、早くも何本も切ってしまった。
平日でも鑑賞できるのが切り花ならでは
切り花にして何よりも嬉しいのは、毎日、部屋の中でシャクヤクを見ていられることだ。
暦は来週からゴールデンウィークとなり、カレンダーどおり出勤しなければならない僕も、水曜日からは毎日、シャクヤク畑を観察し続けることができるのだが、これは正にGWならではのことで、いつもなら僕は週末しかシャクヤクを拝むことができないことは以前にも書いた。
切り花は、咲きかけている花か、もうすぐに開花するであろう大きな蕾を切って、花瓶に挿す。
ポイントは開花したものを切って花瓶に挿すのではなく、これから咲きそうなものを挿すのである。
こんなことは改めて言うまでもなく、当たり前のことだ。
ということは、花瓶に挿された開花目前の蕾の開花の様子を、部屋の中でいつでもズッと観察し、鑑賞し続けることができるわけだ。
これは本当に楽しみだ。
ちなみに、本日切り花用に切った花、蕾はこのとおり。
女房に花瓶に生けてもらった姿はこうだ。
春の粧、ラテンドール、そして麒麟丸である。9輪。これが一斉に咲き始めたら、この花瓶では到底収まらないだろう。
切り花用にこんなに切ったのに、それでもシャクヤク畑にはまだ数十個の開花目前の蕾が並んでいる。
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まだ開花しない他の品種たち
まだ開花に至らない他の品種の状況をザっと紹介しておきたい。
いずれも開花に向けてのカウントダウン状態にある。
ラテンドール
ご覧のとおりで、蕾は最大限まで大きくなって、開花までのカウントダウンが始まっている。
この中の2つを切り花にしたわけだ。
夕映 ① 南側
3つしかない蕾も大きく成長して、ここまでピンクに色付いてきた。
深みのある濃いピンク色が強烈で、目に突き刺さってくるかのようだ。
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夕映 ② 北側(玄関側)
玄関のある北側の夕映が成長が遅れていたものの、蕾の数がめちゃくちゃ多く、摘蕾もしたものの、それでもまだたくさんの蕾を付けていることは、何度もレポートさせてもらったとおり。
19個の蕾が競い合っているかのよう。
日当たりの良い南側のシャクヤク畑には3つしか付いていないことを考えると、本当に不思議でならない。
成長が遅れていたとは言っても、今回の写真、それも蕾のズームアップの写真を見てもらうと、スッカリとピンクに色付いて、開花が迫っていることが一目瞭然だ。
見てもらうと、南側のシャクヤク畑の3つの蕾とソックリなことが良く分かるだろう。
同じ品種なのだから、当たり前のことなのだが、それにしても美しい。
一斉に咲き誇った時の景観を想像するだけで、興奮してしまう。
麒麟丸
今週の麒麟丸は簡単にいく。
蕾はいよいよ大きくなって、いつ開花しても不思議ではない状態になっている。
そんなこともあって、今回はこの麒麟丸も切り花にした。
その強烈な個性と存在感に圧倒され続けてきた麒麟丸の独特の蕾だが、今日はこれは良く見たら、うずらの卵に模様が似てるなと閃いて、思わず笑ってしまった。
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ソルベット
間引きしたにも拘らず、全部で8個もある蕾が更に成長し、首もグングンと伸びてきたばかりか、遅ればせながら、ようやく色付いてきた。
これは本当に楽しみだ。
何と言っても、ソルベットの花の美しさは格別なのである。
ゴールデンウィーク中に開花してくれるだろうか?
今回の最後に
大切なサラベルナールについては、2つの品種の開花があまりにも嬉しくて、撮影しそびれてしまった。次回の報告にさせていただきたい。
次回に続く。
僕も水曜日から暦通りにGWに入るので、数日後の状況をレポートできるはずだ。ホンの3日後ではあるが、多分、今回開花してくれた2つの品種以外にも間違いなく「開花便り」が届けられるはずである。
僕も楽しみでならない。そして花瓶に挿した切り花の開花の様子も。
請う!ご期待。