目 次
多くが開花せずGWが終わってしまった
本日5月7日(水)、今年のGWが昨日で終わってしまった。
ところが何と我が家のシャクヤクはまだほとんどが開花していない。既に何度も「春の粧の開花」については何本も記事を書き、花もたくさん見てもらった。
だが、実際のところ、現時点(5.7)で開花したシャクヤクは春の粧、ただ1種類だけだった。こんなことは未だかつて例がない。僕が本格的にシャクヤクを栽培するようになって今年で4年目になるが、こんなことは一度もなかった。
何度も書いているが、僕の住んでいる関東では、シャクヤクはGWに咲くものと相場が決まっている。我が家でも実際にそうだった。
逆に言うと、GWが終わるとほぼ同時にシャクヤクの見頃も終わってしまう。そんな関係にあった。
ところが、今年はGWが終わってしまったにも拘わらず、まだ1種類しか開花していない。メインどころはまだ全く咲いていないのである。
本当に変わった年である。
スポンサーリンク
今年はシャクヤクの開花が遅れている
この珍しい現象は、我が家だけではない。道路を挟んで向かい側にある○○さんのお宅では、例年実に見事なソルベットが咲いて目を奪われるのだが、その南側に面した庭は陽当たりと風通しが抜群なこともあって、例年4月の中旬には開花して、GWに入る頃には散ってしまっているのが常だった。
我が家のシャクヤクよりも2~3週間早く咲いていたのである。ところがそのソルベットが今年は一向に咲く気配がなく、不思議でならなかった。
そのソルベットがGW突入と同時に漸く咲き始めた。我が家の春の粧とほぼ同じタイミング。例年だと、向かいのソルベットが散った後で、春の粧が開花するのが常だったのだが、ソルベットがかなり遅れて咲いたのだ。
春の粧が例年通りのGWに咲いてくれたことの方が不思議なのだが、とにかく今年はシャクヤクの開花が全体的に遅れている。厳冬だったことが影響しているのであろうか。
不思議なことがあったものだ。
それでは、あらためてGWのど真ん中5月3日(土)と4日(日)のシャクヤクの最新状況の報告だ。結局、春の粧以外は全く咲いておらず、春の粧については再三レポートさせてもらったので、このレポートには開花したシャクヤクは一輪も出てこないことを、予めお断りしておく。
スポンサーリンク
ラテンドールも麒麟丸も未だ開花せず
という次第で、春の粧と並んで、一番蕾の数も多く、開花目前だと思われていた「ラテンドール」も「麒麟丸」も未だ咲いていない。
どちらも開花目前まで来ているのだが、咲きそうで咲かないのである。
麒麟丸は開花目前まできて、足踏みをすることは分かっているのだが、ラテンドールが一向に開花せず、何時のまにかGWが終わってしまったことが信じられない。
一体どうなってしまったのだろうか?
スポンサーリンク
「ラテンドール」の状況
蕾は日々、本当に大きく膨らんできて、いつ開花しても不思議はないのだが、開花目前になってずっと待たされている。






スポンサーリンク
ラテンドールの蕾のアップ
ラテンドールの蕾のアップを見てもらう。開花目前であることは間違いないのだが、今年は何故か未だ咲いてくれない。








スポンサーリンク
「麒麟丸」の状況
麒麟丸の蕾も非常に大きくなってきて、頭頂部は少し開きかかっている。ここまで来れば普通は直ぐに開花しそうなものだが、麒麟丸はここまで来て、二の足を踏むのか、中々開花しないのである。
最後にゆっくりと咲いてくる花、そんなイメージだ。
そうは言っても、例年GWには開花してした。一体いつ咲いてくれるのだろうか?


スポンサーリンク
麒麟丸の蕾のアップ
麒麟丸の花が絞りというか、白と紫のツートンカラーであることは、このブログの読者は良くご存知のことと思う。
そしてこの花の魅力は、ツートンカラーの配分というか、絞りのバランスが、個々の花によってバラバラ、一つひとつの花が個性的で、一つとして同じ花がないということ。
これは非常に珍しい。花の大きさの大小はあっても、花の姿や色合いはどんな花でも一緒で違いがないというのが植物の常だと思うのだが、麒麟丸はそうではない。
一輪一輪の花毎に個性があるのだ。
この蕾を見てもらうと、それが分かる。白っぽいものと、赤っぽいものがあって、一つとして同じものはない。



スポンサーリンク
「かぐや姫」の状況
かぐや姫はとにかく圧倒的な大輪を誇るシャクヤクなのだが、どうもその期待する大きさの花を咲かせてくれることはなさそうだ。
隣りの夕映に背の高さも、蕾の大きさもアッという間に追い抜かされてしまった。
それでも今年は2つの蕾が少しずつだが確実に大きくなってきて、何とかどちらも開花してくれることは間違いないだろう。
ビックリするような大輪になってくれるのは、来年以降に期待したい。
先ずは、開花を見届けたい。






スポンサーリンク
「夕映」(南側)の状況
夕映えの蕾もすっかり大きくなり、蕾の頭頂部はもうすっかり真紅の花弁を覗かせている。もうちょっとで咲いてくれそうだ。







スポンサーリンク
シャクヤク畑左側半分の全体像
我がシャクヤク畑は左右に分かれており、向かって右側にはラテンドールと麒麟丸があり、どちらもすっかり根付いてくれて、発芽数も蕾の数も非常に多い。
一方、左側はどうもパッとしない。一番左奥の春の粧が一人気を吐いているが、他は咲かなかったり、蕾が1~2個だったりと元気がない品種が多い。
狭い庭に、あまりにも無理をしてたくさんの品種を植え付け過ぎている(6種類の品種)のは否めないのだが。
その全体像を見てもらう。

スポンサーリンク
「サラベルナール」の状況
サラベルナールは昨年は一輪も咲いてくれなかったが、今年は何とか2つの蕾が順調に大きくなってきている。
このまま開花してくれることを祈るばかりだ。
なお、サラベルナールには小さなものまで含めると、全部で5つの蕾があった。この5つという数は嬉しい限りなのだが、実は順調に大きくなってきたのは2つだけで、他のものは成長が止まってしまっていた。
そこで以前(4.26・土)、2つを摘蕾したのだが、もう一つ成長を楽しみにしていた第3の蕾、これがその後も中々成長してこなかった。
今回、思い切ってそれを摘蕾した。こうすることで、この2つの蕾がもっと大きくなってくれるはずである。






スポンサーリンク
「アレックスフレミング」の状況
アレックスフレミングの蕾で開花が期待できるのは1つだけだ。この一つがここまで大きくなってきた。
何とか無事に開花してほしい。
実は、この蕾の他にも小さな蕾が2~3あったのだが、これは咲くことはないだろうと、摘蕾した。この摘蕾で、この唯一となったかわいらしい蕾が更に大きくなってくれることを祈りたい。



スポンサーリンク
「モーボクエン」の状況
モーボクエンも開花してくれそうな蕾は一つだけ。小さな蕾がもう一つあったが、こちらも割り切って摘蕾した。


スポンサーリンク
「波の華」の状況
波の華の蕾はその後も順調に成長し続け、開花が近づいてきた。これはもう間違いなく咲いてくれそうだ。
楽しみでならない。昨秋植え付けたばかりの新しい品種が立派に咲いてくれそうなのは、本当に嬉しいことだ。
ラテンドールに良く似た感じの白い花である。楽しみだ。




スポンサーリンク
「夕映」(玄関側)の状況
玄関側の夕映は我が家の優等生シャクヤクの一つとして、その後も順調に成長を続けている。
確実に開花してくれそうな蕾はちょうど10個。
他にも小さな蕾が2~3あったのだが、思い切って摘蕾することにした。





玄関側の夕映は、南側のシャクヤク畑に比べると成長が全体的に遅れているが、順調に成長が続いていて、蕾も確実に大きくなってきている。
これについては何の心配もしていない。今年は僕の大失敗からソルベットが咲かないだけに、夕映にどうしてもこちら側を華やいでもらわないと困るのだ。
きっと大丈夫だと期待している。
スポンサーリンク
摘蕾と茎の間引きの実施
本文中でも書いたとおり今回、幾つかの品種で摘蕾を実施した。この開花目前の時期になっても小さなままで留まっている蕾は、開花することが全く期待できないので、思い切って摘蕾することにした。今年最後の摘蕾となるだろう。
玄関側の夕映、サラベルナール、アレックスフレミング、そしてモーボクエンである。
また摘蕾だけではなく、全く蕾を付けていない茎も何本かあったため、こちらは茎の間引きも行った。ラテンドールなどかなり大きく育ってきた茎もある。もっと早く間引いた方が良かったのかもしれない。
いずれにしてもこれだけ間引いたことで、シャクヤク畑全体がかなりスッキリして、風通しも良くなった。
後は、開花を待つばかりである。





写真日記、次回に続く。
さあ、今年もいよいよ開花へのカウントダウンが始まった。直ぐに開花レポートを届けることができそうだ。請うご期待!