目 次
旅先から帰るとシャクヤクが満開だった!
東海地方2泊3日の旅行から昨日(2024.5.6)帰宅した。町田の我が家に戻ったのは夕方の5時前だった。5月初旬、まだ十分に明るい。
荷物を玄関に置くなり、間髪を入れずに裏庭のシャクヤク畑へ一目散。
そこで見た光景にしばし打ちのめされ、絶句した。シャクヤクが満開に咲き誇っていた。
本当に信じ難い光景で、一瞬我が目を疑ってしまった。
旅から戻ってきたら、きっとかなりたくさん咲いているだろう。あの蕾の状態に加えて、この2日間は夏を思わせる程、気温も高く、快晴に恵まれたのだから。
既に開花へのカウントダウンが始まっていたシャクヤク、特に春の粧とラテンドールが咲き誇っていることは間違いないだろうとは、推測はできたのだが・・・。
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異次元の素晴らしさに言葉を失う衝撃
そんな想定のレベルは完全にすっ飛んでしまった。異次元の素晴らしさというか、突然、目の前に一挙に最高のものが現れるという一生のうちでもそう何回も体験できないような、そんな衝撃を受けた瞬間だった。
想像を遥かに超えるあまりの光景に、我が目を疑い、呆気に取られてただ立ち尽くすしかなかった。
ただ息を飲み、絶句。
本当にビックリした。深呼吸をして昂る気持ちを落ち着かせ、開花状況の詳しい観察をする前に、直ぐに玄関に戻って、一緒に旅から戻って、既に家の中に入って片付けをしている妻を呼んだ。
「直ぐに庭に出てきて!シャクヤクが凄いことになってから!」と大声で呼び続けた。
そして妻共々もう一度、裏庭に出て、二人でシャクヤクを見る。
「どう?これ。びっくりだよね」と声を振り絞る。
普段はそれほどシャクヤクに興味のない細君も、さすがにこのいきなりの開花全開の光景には息を飲み、驚いていた。「この白いのがこんなに咲いているなんて凄い。驚いた!」と感嘆の言葉を発した。
これを見れば誰だって声を出さないわけにいかないだろう。
しかも僕も妻も、この連休後半中にドンドン咲き始めた途中経過を全く知らずに、いきなり全開のシャクヤクを目の当たりにして、無動きが取れない程にビックリしてしまった。
そして、少し落ち着いてからは、しみじみとその美しさに感動させられたのだった。
とにかく二人が目にしたその満開に咲き誇ったシャクヤクの花々を、写真で見ていただこう。
なお、これから数回続くであろう開花の写真には敢えてコメントを書かないことにした。
写真そのものが全てを語っている。開花写真はその写真そのものを見てもらえばいい。
コメントなど無用の長物。しかも本文中に大切なことは全て書いてある。
それでは早速その写真だ。
写真では実際の素晴らしさの10分の1も伝わらないかもしれないが、どうだろうか?
写真を見てもらえれば一目瞭然のように、満開を迎えたのは、先ずは開花第1号となった春の粧とラテンドール。そして1輪だけ蕾が付いていた夕映の3つの品種である。
特に驚嘆させられ、思わず声を出しそうになってしまったのは、玄関から庭の方に回り込んだ時に手前にあるラテンドールである。
まさかここまで一斉に開花しているものとは想像もできず、絶句。衝撃を受けた。我が細君も「白い花がここまで咲いているなんて」と開口一番驚嘆していたのは、そのせいだったのだ。
奇しくも昨日はサンデーであった。サンデーシャクヤクの報告日。5.5(日)こどもの日。あれから1週間で、ご覧の通りアッと驚くばかりの満開の姿となったわけだ。
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ラテンドールと春の粧が一斉に開花
今回の一斉満開は、ラテンドールと春の粧。ラテンドールは思えば一番最初に発芽して、開花第1号こそ春の粧に遅れを取ったが、蕾の数といい、その堂々たる背丈の高さといい、我がシャクヤク畑の主人公たる存在だ。
今回の一斉開花の衝撃は、繰り返しになるが、庭に入って突然目の前に飛び込んできた真っ白な大輪の数々だった。背が高いだけに非常にインパクトが強い。
ラテンドールのインパクトの強さ
旅行前に支柱を設置して、ラテンドールが外に広がるばかりか、ほとんど真横に迫り出してきて、倒れんばかりになっていたものを、支柱と茎とをジョイントすることで立たせて、できるだけ蕾を中央部分に寄せたことは、レポートさせてもらった。
そのことが功を奏したことは間違いない。
これだけ大きな花がたくさん開花したら、支柱で支えていないと間違いなく、だらしなく真横に迫り出して倒れかかっていただろう。
それが支柱の支えのせいで、しっかりと立っていて、中央部分に花が集まっていた。
それだけに目の前に真っ白な大輪が咲き乱れるかのような景観を生み出し、それが衝撃を与える大きな要因になったのではなかろうか。
大きく開花した満開の大輪が5つも顔を寄せ合っている姿は、本当に衝撃を与えずにおかない見事なものである。
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ラテンドールの花の造形の美しさが絶品
ラテンドールの花の際立つ白さは実に美しい。
八重咲きで、花びらが無数に広がっている様が最高なのだが、この花を良く見てもらうと、花の中心部分の花びらの端にほんのりと紫色のラインが入っている。大輪の中心近くのホンのわずか数枚の花弁の先の部分に、細い紫色のラインが入る。
これは花という自然の造形としては、ちょっとした奇跡的な意匠だと思う。その美しさが絶品。あまりにもさりげないだけに、非常にオシャレでセンスがいいと感心させられる。
じっくりと写真で見ていただこう。
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春の粧も一斉に開花した
春の粧の一斉開花も見事なものだった。但し、春の粧の花は少し華奢な感じがして、この日は風も強く、あまり写真を撮れなかった。サンデーシャクヤク5.5としてはホンの数枚の写真で許してもらおう。
実は本日(5.6・月)、改めてたくさん撮影することができたので、次回のレポートを楽しみにお待ちいただきたい。
ということで、既に取り上げた全体像以外に花としては2枚しかない。
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夕映の一輪が大健闘
シャクヤク畑の夕映は、蕾が1つしかなかったのだが、この一つの蕾が実に立派な花を咲かせてくれた。
一番最初に取り上げた写真の中に、良く見ていただくとラテンドールでも春の粧でのない濃いピンク色というか赤い花が一輪あることに気づいていただけると思う。これが夕映だ。
もう一度見てもらう。
これを花にズームアップして撮影するとこういう花になる。
思い切って切り花にする
これだけ一斉に開花すると、この後の処理にも困るものだ(笑)。
シャクヤクはボタン程ではないが、花の日持ちがあまり良くなく、1週間から10日間程で花は散ってしまう。非常に儚いものなのだ。
しかも大輪であるがゆえに、風雨にも弱く、強風を伴った雨が大敵。昨年も開花直後に台風並みの暴風雨に襲われてかなりの数のシャクヤクの花が散ってしまった苦い経験があった。
それを回避するためにも思い切って切り花にすることにした。
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切り花にする理由
庭にそのまま咲かせておいた方がいいのに、人間の都合で切ってしまうのかと思われるかもしれないが、実は、シャクヤクは切り花にして部屋の中で花瓶に挿した方が、ずっと花は長持ちしてきれいに咲き続けるのである。
これは過去の経験からも断言できる。
思い切って蕾のうちに剪定して、花瓶の中で大切に育てて大輪を咲かせることも決して珍しいことでも、かわいそうなことでもない。
ということで、この日、取り急ぎ、撮るだけの写真を撮った後、満開に咲いているものを中心に一部の蕾も一緒に切り花にした。
これがその剪定した花の写真だ。
実はこれとは別に、ラテンドールを2本、春の粧を3本剪定している。切ったものを全て一緒に写真に撮っておけば良かったが、別々に撮影した。
上の写真はあくまでも花瓶に挿すためのものだけ。
他の5本は花瓶に挿さずにどうしたんだ?ということになるが、答えは一つ。ドライフラワー作りのためである。
僕のシャクヤクのドライフラワー作りについては、このブログでも数本に渡って紹介しているが、今回は去年とは全く違うことにトライするつもりで、色々と準備してきた。
これについては、次のレポートで詳しくレポートさせてもらう。
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切り花を花瓶に挿した様子
旅から帰った直後でもあり、何かとバタバタしていたので、ゆっくりと花瓶に挿すことはできず、とりあえず花瓶に水を入れて、その花瓶に突っ込めるだけのシャクヤクの花を押し込んだというのが実態だ。
後日、もっときちんとさせたいと思っている。
取り急ぎの開花報告となった。開花するまでは週に1回のサンデーシャクヤクとしてのレポートだったが、開花した後は、あまり時間にゆとりがないこともあって、開花便りはできるだけ集中的に行っていきたい。
当面、本日、ゴールデンウイークの最終日の5.6のマンデーシャクヤクを、今回のこのレポートを追いかけるように配信させてもらう予定だ。
わずか1日だけでも随分と様相が変わるのが、開花後のシャクヤクの世界なのである。可能であれば毎日のように写真をアップさせたいところだが、サラリーマンにはそれが許されない。
そして、実は、前述のとおり昨日のうちに取り掛かった新たなドライフラワー作りのレポートもしたいと考えている。シャクヤク写真観察日記は、今が真っ盛りなのである。
それでは新たなドライフラワー作りと、ゴールデンウイーク最後の開花便りをどうぞお楽しみに!
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