目 次
吊るして作るドライフラワーももちろん作る
昨年初めて作ってみて、いきなり上手く作れてしまった逆さ吊りして作る普通のドライフラワー(ハンギング法)も、もちろん今年もたくさん作っている。
僕は前回の記事で、一番オーソドックスな逆さに吊るして作るドライフラワーは、それはそれで味わいがあり、生花とは違う魅力があることはそのとおりなのだが、本音で言うとやっぱり不満があることは否めない。
吊るして作る典型的なドライフラワーは、言ってみればシャクヤクの花のミイラみたいなもので到底満足できないと本音を書かせてもらった。
真剣にそう考えている。
だからこそ、シャクヤクの花の姿と色をそっくりそのまま残すことができるとされるシリカゲルを使った方法にかなりのお金をかけて、試行錯誤を重ねているわけだ。
だが、その今年初めて取り組むシリカゲル法が上手くいく保証はないし、いくらハンギング法を批判していても、あれにはあれで中々捨て難い独特の魅力があることも事実なのだ。
という次第で、シリカゲル法で色々と試行錯誤を重ねている真っ最中ではあるものの、去年作ったハンギング法を放棄したわけでは、決してない。
ちょうど1年前に作ったドライフラワーが未だに健在で、現在でも我が家でも友人の家でも飾られている事実もあって、ハンギング法によるドライフラワーの株が上がった、という経緯もある。
ということで、ハンギング法によるドライフラワーも、今年もしっかりと作っている。
先ずは写真で、見ていただこう。
実際に逆さ吊りにした写真から見ていただく。
これだ。

最初に開花した春の粧の逆さ吊り。ちなみに左下に見えるのが、ちょうど1年前に作ったドライフラワーである。
まだまだ健在なのである。これはこれには本当に驚嘆してしまう。すごい!
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今年のハンギング法第1号は春の粧
写真で見てもらったように、今年のハンギング法の第1号は、ラテンドールと並んで一番早く一斉に開花し、散り際も早かった春の粧である。
僕はハンギング法によるドライフラワーを作る前には必ず、そのシャクヤクの花を様々な角度からしっかりと撮影することを常としている。
こんな感じで様々な角度から撮っている。しっかりと咲いてくれたシャクヤクへのリスペクトの思いを込めている。
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あの夕映もドライフラワーに
次にドライフラワー化を試みたのは、読者の皆さんにとってもかなり印象が深いと思われる例のあの花だ。
シャクヤク畑において唯一の蕾となっていた夕映。
この唯一の蕾が実に見事な大輪を咲かせてくれて、奥に春の粧、手前にラテンドールと満開に咲き誇ってくれた2つの品種に挟み撃ちにされながら、堂々たる存在感を示してくれた夕映の花である。
以下の写真にご記憶のある読者も多いのではなかろうか。


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唯一の夕映を吊るす
この存在感を誇ったシャクヤク畑唯一の夕映の花は、どうしてもドライフラワーにして保存し、「長く栄誉を讃えたい」(笑)と思っていた。
できればシリカゲル法を用いたかったが、もう僕の手元にはシリカゲルはどこにもない。
2回に渡って作ってみたシリカゲル法による結果は、まだ乾燥を待っている真っ最中であり、そのままにしてあるので、本当にシリカゲルがないのだ。
ということで、迷わず逆さ吊りに。1年以上も存在する立派なドライフラワーを作ってやろうと決心。
先ずは例によって、吊るす前に写真を撮る。
実際に吊るした状況を見てもらう。ちなみに右隣りはもちろんラテンドールである。
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今年は初めて麒麟丸もドライフラワーに
何故か去年、あれだけのドライフラワーを作りながら、麒麟丸のドライフラワーは1輪もなかった。
というわけで、今年はハンギング法ではどうしても麒麟丸のドライフラワーを作りたかった。
こちらも例にやって、立派に咲いてくれたそれぞれの花にリスペクトを表して、写真撮影。
吊るした様子も写真で見てもらおう。
こうして、我が家ではあっちこっちにシャクヤクの花々が吊るされている。


ざっと全体で20輪程である。これからまだドンドン増える可能性がある。
これらがちゃんとしたドライフラワーになってくれることは、去年実証済み。その点はシリカゲル法と違って安心していられる。
今回初めて作成する麒麟丸の芸術的な花の美しさが、ドライフラワーになっても残ってくれるのか不安はあるが、とにかく乾くのを待ってみたい。
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できるだけ葉っぱも残したい
去年作ったドライフラワーを見ると、花本体がいいことはもちろんなのだが、それぞれの花の下に上向きに付く葉っぱが非常に魅力的なのだ。
逆さに吊るすので、それぞれの葉っぱは全て下を向いて垂れ下がり、そのまま固まる。ということは、とんがっている葉っぱが全て花房に向かって突き上げる形となり、最終的に花瓶に飾った際に、葉っぱの全てが花房に向かって手を挙げているような形状になる。
それが何ともかわいらしく、いかにもチャーミングなのである。
ということで、今年はできるだけ葉っぱの部分を多めに残すことにした。
上記のたくさんの逆さ吊りの写真を見てもらうと、葉っぱが非常にたくさん付いていることが確認できると思う。
この葉っぱの部分は、実は花びら以上に乾燥に時間がかかることになるのだが、別に急ぐことでもないので、じっくりと時間をかけて、ドライになるまで待つことにしたい。
さあ、いよいよシリカゲル法の結果を確かめるタイミングが近づいてきた。果たしてどうなっているのだろうか?非常に心配である。
その結果報告は、次回のお楽しみとしていただこう。
まだまだ続くシャクヤク写真日記。引き続きどうぞお楽しみに。
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