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サンデーシャクヤク 4月28日(日)時点
4月28日の日曜日、いよいよゴールデンウィークに突入した。GWの前半4月28日(日)の様子のレポートだ。
結論的に言うと、いよいよ開花が迫ってきたのだが、現時点で咲いているものは一つもない。例年、シャクヤクはゴールデンウィークには咲いているものだが、今年はまだなのである。どうしたのだろうか?
おかしいと思った僕は、昨年配信したシャクヤク写真日記2023を確認してみた。
そこでハッキリしたこととは?
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GWに入ったがまだ開花しない!
奇しくも本日のちょうど1年前、昨年4月30日の様子をレポートしたシャクヤク日記⑫を見ると、「開花便り①」としてそれは見事な開花直後のシャクヤクの花がたくさん写真で紹介されていた。
1年前には既に開花していた!
品種は「春の粧」と、「かぐや姫」のために抜去してしまった今はなき「滝の粧」の2つの品種。滝の粧は元々蕾が3つしかなかったのだが、そのうちの1つが見事な姿で咲き誇り、思わず目を奪われたものだ。
一方で、「春の粧」は一斉にたくさんの花が開花してくれて、シャクヤク畑が見事にピンク色に生まれ変わったような鮮やかさだった。
それがちょうど1年前。それと比べると、確かに今年は遅れているのだ。
本日のレポートは、サンデーシャクヤクということで、4月28日(日)現在のもとなる。
であれば、この日に咲いていなくても昨年との遅れとはならないのだが、実は、本日(4.30)出勤前に雨の庭をのぞき込んできたが、まだ開花はしていなかった。
とは言っても、これは時間の問題だ。もうすぐ今年も立派な花を披露してくれるのは間違いない。ここは焦らず、じっくりと待つことにしよう。
というわけで、今週の1枚は、開花を直前に控えた数え切れない程の膨らみ切った蕾をチョイス。もちろん今週もラテンドールである。
先ずは見ていただこう。これである。
実は、この写真を撮るに当たって、重要な作業をしているので注意が必要だ。その作業のことを先ずは説明しないとならないだろう。
この写真を見るといかにも、「かなり壮観だな」と思われるだろう。実際そのとおりで、蕾の数が多過ぎて、これらの花が全て咲いたら一体どうなるのだろうか?一抹の不安を感じながらも、これ以上の楽しみはないとワクワクしている。
実は、この写真にはあるからくりがある。
そのからくりと作業を説明する前に、そもそもこの開花を目前に控えたゴールデンウイークに突入した4月末に、我がシャクヤク畑でどのような事態が起きていたのかを知ってもらう必要がある。
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ラテンドールの横への広がり食い止め作戦!
ラテンドールの勢いが止まらない。本当にすごいことになってきている。
実は困った事態も出現してきた。ラテンドールが成長し過ぎて、どんどん横にはみ出してきて、ほとんど真横に伸びるどころか、下手をするとそのまま倒れてしまいそうになってくることだ。
たくさんの蕾が大きくなって、首もどんどん長くなってくる中で、狭いことに加えて、頭が重くなって、外へ外へと広がって、ほとんど真横に伸びている状況だ。
はっきり言うと、倒れてしまう直前のような様相を帯びてくるのである。
前回のレポートでも書いたとおり、もう全体の写真を俯瞰的に撮影することが困難になってきている程だ。
写真を見てもらえば、その様子が分かってもらえると思う。
写真を見てもらうと一目瞭然だが、元々、狭い土地から密集して芽を出してきたそれぞれのシャクヤク。伸びれば伸びる程、外へ外へと大きく広がってきて、倒れるまでになってくるわけだ。
更に、この後であの見事なまでのゴージャスな花が開花すると、立派な花が重すぎて真っ直ぐに立っていることができなくなってしまう。
シャクヤク栽培の少し厄介な点は、このことだ。
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支柱を設置してしっかり固定した
そこで、対策を立てることにした。
支柱を設置して、その支柱とシャクヤクの茎を連結して、真っ直ぐに立つようにした。
竹に見立てた支柱を何本も購入してきて、シャクヤク畑の中に差し込んで、後はその支柱とシャクヤクの茎とを連結するという試みだ。
去年も少しやってみたが、今年はかなり本格的にやることにした。
実際に連結した後の様子を見てもらおう。こんな風になる。作業は極めて簡単にして、効果はてきめんだ。
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支柱設置後、こんなにスッキリとした
支柱を設置して、横に広がっていた首と蕾を持ち上げて、中央に寄せたことで、状況は一変した。これも写真を見てもらうのが一番だ。
こんなにスッキリした。
↓これは支柱設置前。ビフォーアフターの写真を載せたいところだが、ビフォーアフターは縦長写真を2枚左右に並べて比較するので、真横に迫り出している写真が収まらないのである(笑)。
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ラテンドールの蕾の姿
開花目前のラテンドールの蕾の数々を見てもらう。
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「摘蕾しない」決断を直後に覆す!
先週、今年は一切摘蕾をしないと宣言した。
それから1週間、あんなに立派な御託を並べて決意表明したというのに、わずか1週間で、前言を撤回することになった。
誠に忸怩たる思いである。
というのは、シャクヤクに付いたありとあらゆる全ての蕾を、一切の摘蕾を放棄してそのままに任せるのは、あまりにも問題があると判断したのである。
要は「物事には程度というものがある」ということだ。
去年のように1本の茎に一つの蕾だけを残すとして、片っ端から摘蕾をして、半数近くも摘み取ってしまうのは言語道断。やっぱりおかしいと思う。
その一方で、先週固く決心したように一切の摘蕾をしないというのも、大いに問題だと思うに至ったのである。
中には本当に小さな蕾もあるのだ。確かに蕾であることは間違いなのだが、どう考えてもこのままでは最終的に花が咲くことはないだろうと思えるような小さな蕾があって、それは残しておいても仕方がない、そう考えるに至った。
ということで、「舌の先も乾かないうちに」撤回してしまうのは恥ずかしい限りだが、今回、必要最低限の摘蕾を行うことにした。
下の写真を見ていただこう。これが前言撤回して実施するに至った今年の摘蕾の全てである。
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「麒麟丸」の黒い蕾もいよいよ開く直前だ!
「麒麟丸」の蕾がすっかり大きくなって、もう開く直前だ。これも非常にきれいなもので、開花前にもこの蕾そのものに見とれてしまう。
麒麟丸の蕾をアップで
麒麟丸の極めて個性的な美しい蕾を、アップで見てもらう。中々美しいものだ。
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「春の粧」の開花へのカウントダウン
「春の粧」の開花は本当に目前。開花へのカウントダウンが始まっている。もう数日後に開花してくれるだろう。
開花直前の蕾をアップで見てもらう
これを見てもらえば、春の粧の開花がカウントダウンを迎えていることが良く分かってもらえると思う。
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「夕映」の唯一の蕾が立派に成長
夕映の貴重な唯一の蕾は本当に立派に成長し、こちらも開花が近づいてきた。このピンク色に色付いた蕾が非常に美しく、魅力的だ。
サラベルナールはどうしてこんなに遅い?
サラベルナールの成長がかなり遅いことは先週詳しくレポートさせてもらったとおりだが、あれから1週間経った今も、相変わらずあまり蕾は大きくなってこない。
「かぐや姫」のようにすっかり成長を止めtてしまったわけではないが、サラベルナールの成長も心配だ。
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モーボクエンの蕾は立派に成長している
去年、結局全く花を咲かせてくれなかったモーボクエンは、夕映同様に蕾は1つしかないが、その一つの蕾が思いのほか健闘している。
写真を見てもらおう。まだまだ蕾は小さいが、しっかりと蕾が膨らんで、色も付いてきている。
「アレックスフレミング」は期待できそう!
一番遅く忘れた頃に漸く発芽してきたアレックスフレミングが、実は想定外に健闘しているのだ。
同じ昨年の秋に植え付けた「かぐや姫」が先に発芽したものの、成長を止めてしまったにも拘らず、遅れて発芽したアレックスフレミングがここまで蕾を膨らませてくれるとは思っていなかった。
3つの蕾の現状を見てもらおう。
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ソルベットの生育が少しおかしい
ソルベットが元気がないことは前週のレポートでも書いた。その後も今一つパッとしない。どうしたのだろうか。
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「夕映」は順調に成長し続けている
根っこを掘り起こし、引き抜いてしまった夕映だが、その影響は全くなかったということは先週のレポートのとおりだ。さすがにあれから3週間。もう心配は要らないだろう。
非常に元気にしっかりと成長してくれている。
さあ、準備は万端整った。後はひたすら開花を待つばかりだ。
来週の「サンデーシャクヤク」をお楽しみに!