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麒麟丸が一斉に満開となった!
超・速報として麒麟丸の開花第1号を見ていただいたのは、5月14日のこと。写真を撮影した開花始めの日は13日(火)だった。
それからホンの数日後、麒麟丸は見事に満開となった。麒麟丸は咲きそうな状況になっても中々咲き始めない恥じらいのようなものを秘めた不思議な花なのだが、今年は元々の開花が例年よりも遅れていたせいなのか、最初の2輪が開花し始めた後、一気に満開となった。

今日はその姿をふんだんの写真で見ていただこう。
麒麟丸は本当に個性的な素敵な花。一斉に咲き誇るとそれぞれの花の個性がシッカリ浮き彫りになる。
今年の麒麟丸の状況(おさらい)
今年の麒麟丸の蕾の現状。茎の間引きをかなり行った上に、摘蕾も実行した。そして友人に蕾をプレゼントもした。その結果、麒麟丸の蕾は現在13個となっている。
その13個の蕾が遂に開花し始め、この度一斉に満開になったというわけだ。
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一斉に満開となった麒麟丸の様子
麒麟丸は他のシャクヤクにはない非常に個性的な花だが、花そのものはどちらかというと小振りな花である。
隣りに咲いているラテンドールと比べると、背も低く花も小さい。だが、シャクヤクの花の魅力は大きさだけではない。その個性的な花の姿は他のどんなシャクヤクとも比べようがない素晴らしいものだ。







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麒麟丸の花のアップ写真
麒麟丸の花の最大の特徴は、花そのものに個性があって、同じ花はないことに尽きる。
白い花に赤の絞りが入り込んでくるお洒落で粋な花なのだが、その赤の絞りがどれだけ入ってくるか、それが花毎に違っている。
赤の絞りが多く全体的にかなり赤っぽい花もあれば、あまり赤が入っていない花もある。少なくとも花弁の付け根の額の部分には赤色が入り込んでいるのだが、それとても花毎に違いがある。
そういう意味では本当に一つとして同じ花はない。正に芸術的な花と言うしかない。
お洒落で粋。その高貴な姿にため息を漏らすしかない。本当に心を現れる美しさだ。
花のアップで見ていただこう。









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個性際立つ芸術的な花にも難点が
こうやってあらためて一つひとつの花を観賞させてもらうと、やっぱりこの花の魅力には抗しがたくなる。
花が小振りな点と、もう一つの欠点は麒麟丸の茎は細い上に、曲がっていることが多いこと。この曲がった茎がかなり厄介なもの。切り花にして花瓶に挿しても茎が真っ直ぐではないため、真っ直ぐに立ってくれないのである。
まあ、そんなことは、この花の個性的な美しさを否定することには全くならないのだが。
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友人宅の麒麟丸は開花しなかった
もう一つ麒麟丸を巡って、残念なことがあった。
例のシャクヤク好きな友人にプレゼントした麒麟丸の蕾、開花することがなく黄色くなって枯れてしまった。
3本の蕾をプレゼントしたのだが、いずれも一旦咲きかかったものの、それ以上に咲くことは最後までなかった。
麒麟丸の蕾は開花する目前になっても中々咲き始めない花だけに、切り花にするのが少し早かったようだ。タイミングさえ合えば必ず咲いてくれたはずだけに、残念でならない。
そもそも麒麟丸の花に対して申し訳ないことをしてしまったと深く反省。
それにしてもちょっと厄介な花というしかない。
春の粧も、ラテンドールも我が家の地植えの花と全く同じタイミングで咲いたのに、麒麟丸は我が家の麒麟丸は今回これほど見事に一斉に咲いてくれたというのに、切り花にした蕾の麒麟丸は咲くことがなかった。
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シャクヤク写真日記、まだまだ続く
シャクヤク写真日記、まだまだ続く。
例年なら5月も20日近くになると、もうとっくにシャクヤクの花は残っていない。今年は開花が全体的に遅れていただけに、まだこれから開花を迎えようとしている品種があるのである。
それをレポートしたい。まだ開花報告をしていないいくつかの品種と、ドライフラワー作りの実態の紹介だ。
請うご期待!
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