【本】の紹介 三谷宏治「マンガ 経営戦略全史〔新装合本版〕」〜分かりやすくて非常に役に立つ驚嘆すべき一冊! 2023年2月28日 こんな本が存在していることに驚嘆! 先日、久しぶりに御茶ノ水駅前の丸善で新刊本を中心にぶらぶらと物色していたところ、この本が3、4冊平積みにされていた。 これは一体どういう本なんだ?と手にして中を確認すると、著名な経営学者の経営戦略論をマンガで非常に分かりやすく解説してあった。A4サイズの大型の本で、しかも相当に分厚い... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 小泉悠「ウクライナ戦争」〜今、読まなくていつ読むの!?お馴染みの小泉さんによるウクライナ戦争最前線 2023年2月19日 丸1年が経過しようとするロシアによる侵略 ロシアによるウクライナへの侵略戦争が始まってちょうど丸1年が経過しようとしている2023年の2月中旬である。 ロシアがウクライナに侵攻したのは、昨年の2.24だった。 ホンの数日でキーウ(侵攻開始時にはズッとキエフという馴染みのある呼称だったが)が陥落し、ウクライナがロシアの支... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 鶴見俊輔「思い出袋」~八十代の鶴見が7年間に渡って書き続けた名随筆に深い感銘を受け、一気読み 2023年2月18日 味わい深い名エッセイに心を奪われる 前に紹介した「戦争が遺したもの」を読んで、鶴見俊輔の魅力にすっかり開眼させられた僕が読んだ、鶴見俊輔による晩年のエッセイ集である。 岩波新書から出ている「思い出袋」。これがめちゃくちゃおもしろく、興味深く、一気呵成に読み切ってしまった。 これは鶴見俊輔が八十歳を超えてからの月に一回の... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 プラトン「ソクラテスの弁明」~今こそじっくりと味わい、吟味したいソクラテスの死刑に至る裁判での肉声 2023年2月8日 初めて実際に読んだ「ソクラテスの弁明」 こんなあまりにも有名な古典的な名著を、今まで実際に読んだことがなかった。僕は哲学にも非常に興味があるだけに、忸怩たる思いである。 ソクラテスのことも、ソクラテスが裁判にかけられ有罪となって毒杯を仰いで刑死したことも、そしてその裁判の顛末を弟子のプラトンがまとめたことも、もちろん良... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 グングン惹き込まれるスリル満点の類い稀な対談「戦争が遺したもの」~鶴見俊輔に上野千鶴子と小熊英二が鋭く迫る 2023年1月29日 興奮必至のすごい対談に夢中になる すごい本を読んだ。非常に気に入った。読んでいる最中にも興奮させられるが、読み終わった後にも、ジワジワと満足感が込み上げてくる。 「戦争が遺したもの 戦後世代が鶴見俊輔に聞く」というハードカバーの対談本である。 これは日本の戦後を代表する哲学者、評論家にして知識人であった鶴見俊輔に、こ... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 森岡毅「 誰もが人を動かせる!あなたの人生を変えるリーダーシップ革命」〜誰でも後から身に付けられる森岡毅のリーダーシップとは? 2022年11月30日 通算5冊目の森岡毅の本はリーダーシップ論 2ヵ月振りに読んだ森岡毅の本はリーダーシップ論だ。森岡毅の本を読むのは、これが通算5冊目となる。森岡毅としては6冊目の本となる。 過去に読んで、その都度紹介をしてきた森岡毅の4冊はいずれもおもしろく、大いに惹きつけられ、感銘を受けたが、今回のリーダーシップ論もおもしろかった。 ... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 佐藤優「プーチンの野望」〜プーチンを理解するためには非常に有用ながらも、あり得ない記述に仰天させられる問題の一冊! 2022年10月24日 ロシア専門家の佐藤優によるプーチン論 プーチンのことを改めて徹底的に理解しようと佐藤優の「プーチンの野望」を一気呵成に読んだ。 これは非常に有用ではあった。これを読むことで、僕のプーチンに対する理解が深まったことは確かである。 さすがは佐藤優だと感心もするが、一方でこの本は相当に問題も孕んでいて、決して手放しで歓迎でき... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 塩野七生「ギリシア人の物語Ⅱ 民主政の成熟と崩壊」~最盛期を築いたペリクレスとその後のアテナが辿った悪夢に興奮必至! 2022年10月20日 塩野七生の「ギリシア人の物語Ⅱ」に今回も大興奮 塩野七生の「ギリシア人の物語」の第1巻を紹介したのは、今年(2022年)4月、ちょうど半年前のこと。 『塩野七生「ギリシア人の物語Ⅰ 民主政のはじまり」〜時の経つのを忘れてしまうおもしろさ!ペルシア戦争の攻防に興奮必至!』という記事だった。 あの一世を風靡した未曾有の大作... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 ゴルバチョフ「変わりゆく世界の中で」~本書を読んでいる真最中に届いた訃報に絶句。今こそ心して読みたい全人類の必読書 2022年9月29日 ゴルバチョフのことは、大好きだった あのミハイル・ゴルバチョフのことが昔から大好きだった。今、ロシアのプーチンがウクライナに理不尽な侵略戦争を行っている真っ最中で、世界中がロシアとウクライナの動向にくぎ付けとなっている。 このブログの中でも、何度もこのロシアによるウクライナへの侵略戦争のことに触れてきたが、それは今日、... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 森岡毅「苦しかったときの話をしようか」~社会人になる娘のために書いた「働くことの本質」。あらゆる若い社会人にとって感動の名著に! 2022年9月27日 この森岡毅も非常に感動的だった 引き続き森岡毅の本を読んだ。著者にとっては5冊目となる本、僕にとっては通算4冊目の森岡毅の作品となる。 それが今回紹介させてもらう『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きとめた「働くことの本質」』である。 本当に長いタイトル!これだけは何とかなりませんか、森岡... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 森岡毅『マーケティングとは「組織革命」である。』~森岡の組織論と社内マーケ術に脱帽!ヒトと組織の本質が明らかになる必読書! 2022年9月27日 森岡毅にまたまた脱帽させられた 森岡毅の本は今までに2冊読んだが、そのいずれも本当にめちゃめちゃ面白く、役に立つことばかりで、僕はすっかり森岡毅に首ったけになってしまった。 既に読んだ2冊は、森岡毅が最初に書いた2冊の本である。 『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』と 『USJを劇的に変えた、たっ... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 小熊英二「生きて帰ってきた男ーある日本兵の戦争と戦後」~シベリア抑留者の軌跡から浮かび上がる戦中・戦後の日本の歩み。冷静に実父の人生を見つめた渾身の感動作! 2022年9月26日 超多忙な中で、4冊の本を読み切った9月 今月(2022年9月)、僕は公私共に非常に多忙な日々を送っていたのだが、そんな中で寸暇を惜しんで4冊の本を読み切った。何とか今月中にこれら4冊のことをブログ記事にまとめ、紹介したいと思っている。読み切った順番通りに紹介していきたい。 先ずは、先日「社会を変えるには」を紹介したばか... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 小熊英二「社会を変えるには」~読み応え十分な名著。深い感銘を受け、一気に小熊英二に開眼する! 2022年8月31日 「社会を変えるには」に深く感銘を受ける 小熊英二のことは以前からずっと気になっていた。大きな書店に行くと、小熊英二のやたらと分厚い、それでいて少し地味なハードカバーが陣取っているのがいつも気になるのである。何と言っても目を引くのは、「1968」という上下2巻の分厚い本。正確に記すと「1968【上】」「1968【下】」の... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 スナイダー「暴政」~気鋭の歴史学者による現代人必読の警告書。しっかりと頭と胸に刻み込みたい至言の数々! 2022年7月23日 「ブラッドランド」のT・スナイダーが緊急発刊した警告書 先日紹介した衝撃の「ブラッドランド」の著者ティモシー・スナイダーによる緊急発刊の警告書が本書「暴政」だ。本文わずか124ページの薄い新書だが、非常に内容の濃い重要な1冊である。 「ブラッドランド」は上下2巻を合わせると750ページを超える大著で、その目を覆いたくな... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 「ブラッドランド(上下)ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実」ヒトラーとスターリンはウクライナ・ポーランドでどれだけ民間人を殺戮したのか?〜衝撃の歴史書 2022年7月15日 まだまだ続くウクライナへの激しい攻撃 ロシアによるウクライナへの侵略戦争が始まってから、いつの間にか5カ月近く経過した。 圧倒的な軍事力を誇るロシアが瞬く間にウクライナを制圧し、憤懣やるかたなきも、そうなるに違いないと半ば諦めていたのだが、ウクライナ兵の激しい抵抗と欧米各国の軍事支援もあって、ウクライナが想定外の頑張り... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 森岡毅「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」〜森岡毅の凄さ全開!面白くって感動必至の非常に役に立つ本! 2022年6月26日 森岡毅の凄さを実感させてくれる最高の書 やっぱり森岡毅は凄い!ということをここまで実感させてくれる本はない。 前回取り上げた「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 最高を引き寄せるマーケティング入門」ですっかり森岡毅の魅力にはまり、熱心なファンとなった僕が読んだ森岡毅の第2弾がこれだ。 実は、今回紹介する「USJの... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 思わぬ朗報に感激!「インディオの聖像」の共著者である佐々木芳郎カメラマンからお礼のメールが届く。その上、直々の電話まで。 2022年6月23日 佐々木芳郎カメラマンから感謝のメールが届く 全く信じられないことが起きた。先日(2022.6.16)配信したばかりの立花隆の「インディオの聖像」を紹介する僕のブログ記事を読んでくれた同書の共著者である佐々木芳郎さんーあのインディオの聖像を撮影したカメラマンにして、今回の立花隆の幻の本を出版してくれた方ーからご連絡をいた... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 立花隆「インディオの聖像」〜新刊案内から30年。遂に出版された幻の名著に興奮収まらず!インディオ迫害の実態とそこから生まれた奇跡の聖像 2022年6月16日 新刊案内から待つこと30年。遂に出た! 昨年4月30日に亡くなった立花隆の熱烈なファンとしては、今回出版されたこの本「インディオの聖像」は、夢にまで見た幻の名著だったのである。 待たされること30年。ひたすら待ち続ける中で当の立花隆が昨年(2020年)亡くなってしまった。当然、著者が亡くなってしまった以上、永遠にこの本... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 森岡毅「USJを劇的に変えた、たった 1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」〜めちゃくちゃ面白くて役に立つ素晴らしい本!全てのビジネスマン必読の書! 2022年6月11日 感涙する程のすごいビジネス本(自己啓発書) 全く素晴らしい本で、夢中になって一気に読み終えた。久々の深い感動と満足感を味わっている。森岡毅(つよし)さんのマーケティングの本だ。かなり良く知られた「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」である。 これは素晴らしい本だった。僕は今まで... 熱々たけちゃん
【本】の紹介 「同志少女よ、敵を撃て」〜本屋大賞受賞の大傑作!日本の新人作家が描いた独ソ戦での女性狙撃兵の生き様に言葉を失う衝撃作! 2022年4月30日 すごい小説が書かれたものだ 2022年本屋大賞に輝いた話題の「同志少女よ、敵を撃て」を早速読んだ。逢坂冬馬という新人作家のデビュー作だが、その完成度と衝撃度が半端ない。 本書の内容が僕のこのブログ「熱々たけちゃんブログ」でも3本のブログ記事として取り上げているアレクシエーヴィチの「戦争は女の顔をしていない」(前編・後編... 熱々たけちゃん