本日のシャクヤクの全容(3月4日・土)

3月に入って、遂に色々な株から一斉に、真っ赤な芽が地表に顔を突き出してきた。2月初旬の「ラテンドール」から始まって、2月中は「春の粧」と「滝の粧と」と3つの品種に広がったが、まだ全部で9株ある中の3株だけだった。ちょうど3分の1である。

それが3月に入ると、残りの6株も遅れまいとばかりに、続々と真っ赤な芽を地表に突き出してきた。正にあっちからもこっちからもといった感じで、いよいよ春がやってきたことを実感させてくれる。

シャクヤクを育てていて、ある意味では、あの見事な花の開花に勝るとも劣らない感動の瞬間である。

一つひとつ、観察していきたい。

最初に芽を出したラテンドールは、発芽を発見してからちょうど1カ月となる。一挙に成長をスピードアップさせている。

各株の成長具合

我が家の庭にある9つの全てのシャクヤクの株から、確実に芽が出ていることを確認することができた。スピードは株によって随分と異なっている。ラテンドールのように発芽以来1カ月以上経過しているものもあれば、漸く小さな真っ赤な芽を出したばかりのものまで、多種多様。

そこがまた、たまらなくおもしろいところでもある。

我が家の庭のシャクヤクを植え付けた部分の全容
これが我が家の南側の庭のシャクヤクを植え付けた部分の全容。ネームプレートを挿してあるので、南側の7つの品種の位置は分かる。狭い!

一つひとつ、丁寧に観察していきたい。

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1.春の粧

春の粧は早稲(わせ)の品種。鋭く尖った真っ赤な芽を6つ確認できる。

シャクヤク春の粧の写真
この6つの鋭く尖った真っ赤な芽は非常に印象的である。強烈な赤い芽が春の訪れを告げてくれる。

2.滝の粧

滝の粧も早稲(わせ)の品種。一挙に伸び始めてきた。5つ確認することができる。

シャクヤク滝の粧の芽の写真①
この赤い芽も印象的。勢い良く天に向かって伸びようとする様が伝わってくる。
シャクヤク滝の粧の芽の写真②
ズームアップしてみる。かなり太めの力強い芽だ。

3.ラテンドール

我が家で今年、一番最初に発芽した記念すべきラテンドール。発芽から1カ月。たくさんの芽が一斉に噴き出してきた感がある。真っ赤な色が少しずつ薄くなってきてりうようにも見える。

9つの芽を確認することができる。

シャクヤク「ラテンドール」の発芽の様子を撮影した写真①
9つの芽を確認してほしい。ラテンドールの芽はあまり赤くない。大きくなるにつれて、赤みが薄くなってくる。
シャクヤク「ラテンドール」の発芽の様子を撮影した写真②
ズームアップして発芽部分に近づくとこんな感じ。何だかかわいらしい。

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4.モーボクエン

これはようやく一つだけ芽を出してきた。去年も花を咲かせてくれなかった。今年は果たしてどうなるだろうか。発芽が1つだけだと厳しいかもしれない。

何としても花を見てみたいのだが。

シャクヤク「モーボクエン」の発芽写真。
残念ながら発芽は一つしか確認できない。真っ赤な芽が存在をアピールする。

5.夕映 ① 南側

こちらもあまり元気がない。発芽は2つだけである。これから先、どうなるだろうか。

昨年は北側の厳寒の側に植えたものが、見事に咲いてくれたのだが。

シャクヤク「夕映」の南側に植えた苗の発芽写真
2個しか確認できない。ネームプレートからかなり離れた手前に2つの芽がかわいらしく並んでいる。

6.夕映 ② 北側(玄関側)

3月4日には北側(玄関側)の夕映のい写真を撮っていなかった。というわけで、5日後となるが、3月9日に撮影したものを掲載させてもらう。

玄関側は北側ということで日当たりが悪いせいであろうか。南側の7つの株に比べると、発芽が非常に遅い。

昨年、立派な花を咲かせてくれたこの北側の夕映も、漸く3月に入ってホンのちょっと赤い芽を地表に出してきてくれた。楽しみはこれからとなる。

小さな芽が4つほど顔を出している。

シャクヤク「夕映」の玄関側の発芽の様子を撮った写真
小さな小さな真っ赤な芽が4個あるのが分かるだろうか。

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7.麒麟丸

麒麟丸も発芽が遅れていた。3月に入って漸く赤い芽を発見。5つ顔を出している。

シャクヤク「麒麟丸」の発芽写真
小さな真っ赤な芽を5個確認できますか?

8.ソルベット

何よりも全9つの株の中で、発芽が最も遅れていたのが、最も好きな品種の一つであるソルベット。

最初にネット通販で購入した高額な株が、全く発芽することなく地中で枯れてしまった?ことは最初に書かせてもらったとおりなのだが、コメリで購入した600円の株もあまり元気がない。

植えた翌年には2つほど花を咲かせてくれたのだが、昨年はゼロだった。だから、写真も掲載することができなかった。

今年こそと楽しみにしているのだが、発芽の様子を見ている限り、9つの中で最も遅く、早速大きく出遅れている。大丈夫だろうか。

3月4日時点でも何と漸く一つだけ発芽してくれて、ホッと胸をなでおろしたところというのが、本音である。どうか元気に育ってほしい。そして綺麗な花を咲かせてほしい。

シャクヤク「ソルベット」の発芽写真
ネームプレートから離れて、手前に一つだけ真上に向かって顔を出している赤い芽に気づいてもらえるだろうか?

9.サラベルナール

昨年の秋に植え付けたばかりの新しい品種。このネームプレートの写真を見ただけで一目惚れ。

大きな目が2つ出ているのだが、ちょっと分かりにくい。

これは株を浅く植えてしまったのであろうか。発芽した芽の隣に根がむき出しになっているのが、非常に気になっている。

もっと深く植え付けなければいけなかったのかもしれない。これからどうなるだろうか?

シャクヤク「サラベルナール」の発芽写真
2個の目が反対方向を向いて伸びている。右上の方の芽は、あまり赤くないので、分かりにくいかもしれない。

 

次回に続く。

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