ギンレイホールで観た全映画紹介、まだまだ連載が始まったばかりですが、気分転換も含め、ここでちょっと離れて別の話題にしたいと思います。

僕の「クラシック音楽のCD」コレクションを大公開

僕のCD収集の実態を知っていただこうと思います。映画と並んで、これが僕の興味の中心ですから。

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今、我が家に一体何枚のCDがあるのか?

それは本当に分からないのです。

かなり前、1万枚くらいまではちゃんと数えていて立派な手書きのリストも作っていたのですが、いつのまにかキリがなくなってしまってリスト作成も、数えることも止めてしまいました。もうずっと前のことです。

それからもドンドン増える一方だったので、本当に今、何枚あるんだろう?皆目見当もつきません。
3万枚は軽く突破しているものと思われますが、4万枚あるのか、もしかしたら5万枚も突破しているかもしれません。

上の写真が我が家のCDラックの一部を真っ正面から撮影したものです。
まあ中々のもんですよね。

我が家の二階、僕の8畳の部屋の中です。この部屋は部屋の四方八方が全てCDと映画のブルーレイなどのディスクで覆われています。

床から天井までビッシリです。ですから、部屋のCDの全貌を撮影することは不可能なんです。とにかく四方八方、床から天井までCDだらけ。

実はCDと映画ソフトだけではなくて、本と合唱の楽譜もこの狭い部屋の中に同居を余儀なくされていますので、本当に足の踏み場がない状態。

本はこの部屋に置いてあるのは、僕の蔵書全体のゴクゴク一部で、他の部屋や廊下に分散されているのです。書棚は7つあってその全てが満杯です。まあものすごい量ですね。

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上半分はルネサンスとモンテヴェルディ。下半分は全てバッハ。

CDの内容は~クラシックを中心にジャズも

その枚数不明のCDですが、基本的にはクラシック音楽です。その詳細は後述しますが、クラシックに加えて、ジャズも相当あります。ジャズも奥の深い世界で、極めようとすると大変なのですが、僕はジャズヴォーカルの大ファンなのです。

その次に多いのが、いわゆる世界中の民族音楽のCDです。アジアや中近東、アフリカや南米の民族音楽。これらがまた素晴らしいんですよ。

他は70年代フォークなどのニューミュージック、最近のJPOPもそれなりの数ありますね。元ちとせ、コブクロや森山直太朗などなど。まあ、でも9割はクラシック音楽。

一口にクラシック音楽と言ってもジャンルも幅も非常に奥深く、古今東西、膨大な作品があるのでこれをコレクションするのは大変なことです。ですが、結論的に言うと、
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古今東西の全音楽史を通じてほとんど全ての作品が揃っている

といっても過言ではありません。

でも、もちろん好きな作曲家、好きなジャンルというのは当然あって、その辺りは無尽蔵にコレクションが揃っているのではないかと思っています。

好きな作曲家のこと

好きな作曲家は大勢いるのですが、

何と言ってもバッハ

大バッハことヨハン・セバスチャン・バッハ。J・S・バッハです。

バッハは学校の音楽の授業では音楽の父と称されていますが、僕に言わせれば「音楽の神」です。この人はもう全くの別格の作曲家。

膨大な量の作品を残していますが、その全てが名作ばかりという信じられない人。もう人間じゃないですね。まさに神です。

このバッハだけで5,000枚くらいのCDがあるかなと思っています。

気に入っている作品は、色々な演奏を聴き比べたくなるのがクラシックファンの常で、一つの作品でも違う演奏家による別の演奏がそれこそ無尽蔵にあって、それを端から買い集めていくと、もう増えていくばかりとなります。

僕はバッハの作品はもうどれもこれも全て熱愛していますが、中でも「ロ短調ミサ曲」はバッハの作品の中ではもちろん、古今東西のありとあらゆる作曲家の作品の中でも究極の作品、最高傑作だと確信しています。

このロ短調ミサ曲は全世界で製作された全てのCDを集めているつもりです。軽く40種類は手元にあります。後は200曲も作曲したカンタータは全曲録音するとCDで60枚から70枚くらいになるのですが、最近ではカンタータの全曲録音が様々な優れた指揮者によって進められ、そのカンタータの全集が全て揃っています。

平均律クラヴィーア曲集や無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ、更に無伴奏チェロ組曲なんかも全ての演奏を集めています。後はあのマタイ受難曲を忘れてはいけませんね。

いやはやバッハは大変です。

バッハと並んで僕が熱愛している作曲家は、フランス近代のドビュッシー

もちろん全ての作品を色々な演奏で聴いています。

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バッハとドビュッシーに続いては、イタリアのモンテヴェルディ

この2人の天才に続いては、時代が前後しますが16世紀イタリアのモンテヴェルディ。

この人はもう大変な人で、長い人類の音楽の歴史の中で、バッハに匹敵する唯一の存在だと信じています。

ルネサンスから新たにバロック音楽という全く新しい音楽を自らの手で作り上げた大天才。そしてオペラというものを生み出した人。いやあ、もう桁が違う空前の天才と言うしかありません。

特に「聖母マリアの夕べの祈り」という大曲が信じられないほど素晴らしい。この「聖母マリアの夕べの祈り」(「ヴェスプロ」と呼んでいます)は上述のバッハの「ロ短調ミサ曲」と並ぶ人類が創った最高の音楽と呼ぶべきものです。

僕はこのモンテヴェルディに本当に狂っていて、彼のありとあらゆる作品のありとあらゆる演奏を全て集めているという自負があります。

つまり、全世界で作られたモンテヴェルディに関するありとあらゆるCDが、全て僕のこの部屋の中にあるんです。モンテヴェルディ命‼️です。

チェコのモラヴィアが生んだ天才のヤナーチェク

他にはドビュッシーよりも後のチェコのモラヴィアが生んだ天才のヤナーチェクが大好きで、同様にありとあらゆるCDを集めています。

この4人は僕にとって熱愛の対象ですから、もう別格の作曲家たちです。

この4人以外にも好きな作曲家は大勢います。

クラシックに全く興味がない人でも良く知っているモーツァルトやベートーヴェンはもちろん、シューマンも大好きですね。
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バロック音楽が大好きなのである

大きな傾向としては、モンテヴェルディとバッハを熱愛していることでも想像がつくと思いますが、バロック音楽が大好きだということなのです。

モンテヴェルディが生み出してバッハが集大成させたバロック音楽。どうしても興味の中心はここですね。

テレマンはバッハよりも好きかもしれない

バッハの同時代人で当時はバッハとは比べられないほどの人気を誇っていたテレマン。このテレマンという人は本当に魅力的な音楽を作った人で、僕はある意味でバッハ以上に好きかもしれません

あの時代にバッハとテレマンが同時に活躍していたなんて、本当にすごいことです。

それを言うと、バッハと同年生まれにヘンデルとドメニコ・スカルラッティというこれまた大変な天才がいますので、どうも音楽の神様は天才を同時に送り込む傾向があるようです。

時代はかなり下りますが、あのオペラの二大巨匠のワーグナーとヴェルディは同年生まれなんですから。

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さて、僕のバロック音楽偏愛はモンテヴェルディ、バッハ、テレマンだけではなく、もう一つ大きなグループがあるのです。

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フランスのバロック音楽(シャルパンティエ・クープラン・ラモー)に夢中

それがヴェルサイユ楽派とも呼ばれるフランスのバロック音楽です。

フランス革命前のブルボン王朝時代の音楽。太陽王ルイ14世が権勢を誇り、ヴェルサイユに宮殿を築いたあの時代の音楽です。

この時代、フランスではルイ14世の庇護もあって音楽が非常に栄えたのです。実は音楽だけではなく文学も美術も。舞踏も料理も。

ちょっと有名な作曲家をあげるとリュリ、シャルパンティエ、クープラン、ラモーなどになります。
みんな第一級の大作曲家たちです。

僕はこの時代のフランスバロック音楽に本当に夢中となっており、この時代のCDだけで1,000枚はくだらないと思っています。実にたくさんの天才たちが輩出しました。

時代はまさにバッハと同時代ですから、正にバロック音楽に他ならないのですが、フランス本国では彼らをバロック音楽とは呼ばず、古典音楽と呼んでいます。

この流れの延長線上に愛するドビュッシーがいるのです。フォーレもラヴェルも。クープランやラモーのフランス古典音楽を手本に、フランスならではの独自の音楽を創ったのが200年後のドビュッシーであり、ラヴェルだったというわけです。

フランス音楽は素晴らしいですよ。
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クラシック音楽の愛好家は先ずは作曲家から入り、次に演奏家つまりアーティストに注目

するようになります。

つまり好きな作曲家とは別に、好きな演奏家がいるというわけです。

演奏家と一口に言っても、指揮者から始まり、ピアニスト、ヴァイオリニスト、チェリスト、また各種管楽器の名手たちとこれも膨大な裾野が広がる大変な世界です。

好きな指揮者も、好きなピアニストも、それこそたくさんいて、それぞれ一人ひとりのことで長い記事が何本も書けそうです。
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空前絶後の桁外れの天才:ディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウ

その中から、僕が全ジャンルを通じて最も尊敬し、好きでたまらないのは、あのディートリッヒ・フィッシャー・ディースカウです。

この人はもう作曲家で言えばバッハみたいな空前絶後の桁外れの天才で、ハッキリ言えばもう人間とは思えない化け物みたいな存在です。

古今東西のありとあらゆる歌曲を全て録音し、オペラ歌手としても大活躍しました。

多分、指揮者を含めたクラシック音楽のありとあらゆる演奏家の中で、録音の数も第1番、突出した数の録音を残しているはずです。

しかもその全てが完璧なまでのレベルの高さを兼ね備えているので、やっぱり化け物、怪物としか言いようがありません。

僕は昔からこのフィッシャー・ディースカウの虜になっていて、彼の全てのCDを集めています。これも世界一のコレクターではないかと自負しています。

フィッシャー・ディースカウの凝り性というか徹底ぶりは半端なく、例えば有名なシューベルトの歌曲集「冬の旅」なんか、生涯を通じて、繰り返し7回も録音を重ね、それらが全てCDとなって市販されています。

それはスタジオでの正式録音ですが、演奏会のライブなどを入れると更にCDが増えるわけです。そういうのを全て、手元に集めないと気が済まない。もうハッキリ言って病気ですね。

そうして集めたフィッシャー・ディースカウのCD、数え切れません。

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こちらは近現代。ドビュッシーを中心とするフランス音楽と、右半分は全てフィッシャー・ディースカウの歌曲のCD。

この写真の右側がフィッシャー・ディースカウのコーナーです。

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古今東西の全ての合唱曲のCDが我が家に揃っている!

更に合唱団の指揮者として、合唱曲のCDはそれこそ古今東西、全て集めています。オーケストラを伴う大曲はもちろんですが、僕はア・カペラすなわち無伴奏、人間の声だけによる合唱曲が大好きで、それらのCDも入手可能なものは世界中のものを全て集めています。

こうして集めたCDが我が8畳の部屋の四方八方を床から天井まで覆い尽くしているというわけです。その数、3万とも、4万とも、はたまた5万とも。

これだけのCDを集めて、最近、少し思うことが出てきました。

それは記事を改めましょう。

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