新型コロナ「闘病記」ならぬ、単なる「感染記録」

遂に新型コロナウイルスに感染してしまった。現在は自宅の2階の一室に隔離されながら療養生活を送っている真っ最中である。

※そう書いているが、療養中にはブログ記事を完成できず、すっかり日常生活に戻った現在(2023.9.12)執筆の真っ最中。9月17日に最終チェックを行い、公開した。

どのような経緯で感染し、実際に感染してしまった今の自分の病状や体調のこと、感染してしまった今だからこそ、感じていることなどを気軽に綴っておこうと決心した。

いわば「熱々たけちゃんの新型コロナウイルス闘病記」である。

実際には僕は重症化するどころか、中等症にも該当しないような軽微な症状で済んだので、いくら何でも「闘病記」というタイトルは重過ぎる。と言って、コロナに感染してそれなりに苦しめられたのも事実。

そこで、多くの一般の感染者は、多分僕と同じレベルの症状の方がほとんどだと思われるだけに、このような軽症で済んだ人の記録もそれなりに価値もあるだろうと考えた。

特段ドラマチックな展開も何もないが、記録を残しておくこと自体にそれなりに価値もあるだろうと考え、「闘病記」ならぬ、新型コロナウイルス「感染記録」をまとめておくことにした。

どうか気楽にお付き合い願いたい。

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何故か今まで感染しなかった新型コロナ

実は、僕は医療従事者であり、本来の仕事は急性期病院の事務方の責任者である。

新型コロナウイルスに感染して中等症以上の患者、ズバリ言えばCOVID-19に感染して重症化した患者を多数入院患者として受け入れている大規模急性期病院の事務局長を拝命している。

したがって、新型コロナウイルスの患者は極めて身近にいるという感触をずっと感じてきており、一般サラリーマンとしては珍しい立場の人間かもしれない。

当院ではこの約3年半、非常に多くの新型コロナ患者を受け入れてきたが、第8波が収まり、国の方針も抜本的に見直されて、COVID-19が第5類に分類分けされてからは、さすがに新型コロナの入院患者は減ってきていた。

とは言いながら、まだ正式には第9波とは呼ばれていないものの、8月(2023年)の下旬から9月初旬にかけて、コロナで入院する患者がじわじわと増えてきており、確実に増加してきたなと痛感させられていた。

新型コロナの入院患者が増えてくると、これと歩調を合わせるかのように、病院で働くスタッフ、つまり職員の間にも感染が拡大する傾向がある。当然といえば当然だろう。

入院患者から感染するという意味では決してなく、当院にコロナの入院患者が増える際には、職員の間にも感染が拡大している、つまり社会一般に感染が拡大しているバロメーター、一般社会よりも少し早めに分かるバロメーターと言ってもいいかもしれない。

この約3年半の間、新型コロナの入院患者が増えるときには、決まってスタッフの感染も増えるので、現場としてはどうしようもない人手不足に陥って診療体制が維持できなくなるという、極めて切迫したいわゆる医療崩壊に近い危険な状況に陥ってしまうことも度々経験してきた。

先月8月中下旬からも徐々に職員の感染が広がりつつあった。

そんな状況の中で、僕は札幌に出張に行くことになっていた。

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何故か僕は感染を免れてきた

そんな新型コロナウイルスに感染した中等症以上の重い患者を受け入れる病院ということも影響し、僕の職場では新型コロナに感染する職員が非常に多かった。

僕は事務従事者の端くれだが、もちろん新型コロナの重症の入院患者を受け入れる医療の最前線にいるわけでは決してなく、あくまでも事務方であり、医療最前線とは程遠い事務職が集まっている事務室あるいは病院の幹部が集まる管理棟がメインの勤務場所。

そんな場所に勤務している職員たちも大勢が感染していて、まだ新型コロナに感染したことのない職員の方が、少ない位だった。

中には既に2回も感染したなんて職員も、珍しくない。

特に幼児を抱えている家庭の母親、父親は軒並み感染していたと言ってもいい。

どうしても子供が外で感染してきて、それが家庭内で感染するというケースが圧倒的に多い

毎日往復5時間の通勤時間

僕はコロナ感染のリスクをいくつも抱え込んでいた。それなのに何故か今まで感染せずに来たのである。

僕が他の一般の方々と比べても感染するリスクがかなり高いな、と心配していた要因はハッキリしている。

何と言っても、病院までの通勤時間が非常に長いことが最大の要因である。

僕の今の職場であるコロナの重症者を多数受け入れて来た急性期の大病院は千葉県にあり、僕が住んでいるのは東京都の町田市だ。

町田の自宅から、千葉県の病院の職員通用口までドアツードアで往復5時間かかる。

僕は毎日、往復5時間かけて通勤しているのだ。

幸い、乗換えをあまりしなくても済むので、時間がかかる割には通勤そのものが苦になることはないのだが、そうは言ってもやはり毎日往復5時間というのはかなりの時間だ。

コロナの感染リスクも相当高いと思う。

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5類移行後、マスクは激減した

それでも、まだコロナが以前のように2類になっている時代は良かった。日本人のほとんど全員がしっかりとマスクをしていたこと、これが何と言っても救いだった。

こういうところは日本人は本当にすごい。今年(2023年)の5月までは、ほぼ全ての国民がしっかりと確実にマスクをしていたのだ。

ところがその構図が、さすがに今は変わってしまった。

あの5月のゴールデンウィーク明け、新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同じ5類に分類され直されてから、徐々に、しかし確実に、マスクをする人が減っていったのである。

新型コロナがインフルエンザと同様の5類に分類されたのは5月8日(月)からだった。
以来、マスクの着用は個人の判断に委ねられた。

厚労省が出した5.8付のコロナ対策の見直しのチラシから

厚生労働省が出した5.8からのコロナの扱いの抜本的な見直しの資料の一部。ここでマスクの取り扱いも改められた。

 

毎日、往復5時間をかけて通勤している僕は、乗っている日々の電車の乗客を否が応でもつぶさに観察しているのだが、5.8以来、少しずつ、だが確実に変わってきたのである。

5類に分類されてから、しばらくの間は相変わらず電車の車内でもほとんどの人がマスクをしていたが、6月に入り、例年になく梅雨明け前から猛暑が連続するようになって、様子が変わってきた。

マスクをしていない乗客が確実に増えてきたのである。そうなると結構早かった。気が付くと、いつの間にかかなりの人がマスクを外すようになってきた。

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マスクをしない人達に限って、車内での大声の談笑

マスクをしない人が増えてきたことは仕方ないとしよう。国がそういうように判断したのだからやむを得ない。

僕が毎日、不安でならなかったことは、電車内でマスクをしていない人たちに限って、大声で談笑していることだった。

これは少し正確性を欠いている表現だ。マスクをしていない乗客が日増しに増え始めてくる中で、感染のリスクを感じ始めるのだが、マスクを国民のほぼ全てがしていた頃から電車内での談笑は制限され、まじめな日本人はしっかりとそれを遵守し、電車の中でのおしゃべりは、ほとんど姿を消していた

ところが、5月の5類移行後、目立って車内でのおしゃべり、複数人による大声でのおしゃべりや笑い声が一挙に増え始めたのである。

周囲を全く気にすることなく、よく喋る。それも大声で笑いながら、よく喋る

問題はそういう連中に限って、マスクをしていない。この傾向は明らかだった。

マスクのするしないは個人の判断に委ねられたのだから、マスクをしないこと自体は問題ない。そのことを責めるつもりは毛頭ない。

だが、せめて友人知人と電車内で話しをする場合には、マスクをしてもらえないか

毎日5時間も公共交通機関を利用している者としては、それは本当に切実な思いである。

電車内で大声で談笑するならマスクして

毎日、車内で様子を観察していると、大声で遠慮なくぺちゃくちゃやっている連中は、大概マスクをしていない。これは顕著だった。

マスクをしないのもいい。車内でのおしゃべりもいいとしよう。

だが、大声でおしゃべりをするときには、マスクをしてほしい。

切実にそう思っている。座っている僕の前に立って3人ぐらいで、ペチャクチャやられることが多いのだが、「悪いけどマスクをしろよ!話すならマスクをしろ!」「お願いだから、別の場所に移ってほしい。おしゃべりはすぐに降りろ!」

いつも心の中でそう叫んでいた。

そんな危険に毎日数時間も晒されながらも何故か僕はコロナに感染することなく、過ごしてこれたのだった。

そんな僕が、人混みの首都圏を離れた旅先で、遂にコロナに感染してしまった。

(続く)

 

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