目 次
GWに春の粧が満開に咲き誇る!
既にレポートしたとおり、4月30日に春の粧が開花し始め、翌5月1日に完全な開花を迎えた。
その後、春の粧はほぼ全面的に満開に。その見事な姿をしっかりと堪能できたので、皆さんにも見ていただく。この5月初頭、GWでの春の粧の咲きっぷりをありったけ見てもらおう。
そんな中で、シャクヤクの開花した花の秘密も判明したので、併せてレポートしたい。
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春の粧、今年は蕾が少なかったが
4月2日のレポートでは、開花したのは2輪だけだった。その2輪が開花直後に萎れてしまうなど、大いに焦ってしまうシーンもあったのだが、夕方には無事に復活した経緯はご承知のとおり。
今回のレポートはそれからの春の粧の姿、その満開っぷりをまとめてみた。
今年は例年に比べると春の粧の蕾は少なめで、開花してくれそうな蕾の数は11個しかなかった。例年の約半分だ。茎の間引きをした際に、蕾の付いた茎を間引くと言う取り返しのつかないミスをしてしまったせいもあるが、それにしても少ない。
一体どうしたんだろう?と心配になるが、年によって蕾の多寡はつきもので、一喜一憂することは止めようと、あまり気にしていない。
反対に、去年全く咲いてくれなかった品種で、今年は確実に咲いてくれそうな品種がある。例の期待のかぐや姫は2輪咲いてくれそうだし、サラベルナールも同様に2輪咲いてくれそうだ。
また去年わずか1輪しか咲いてくれなかった南側の夕映には、今年10つも蕾がある。
こんな状況だ。シャクヤクの蕾や開花の数には、基本的にはもうあまり気にしない。
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満開に咲き誇る春の粧の姿
今回のレポートは、11個の春の粧の蕾がこの5月冒頭でどうなったかだ。
見事に咲いた。満開の見事な姿を見せてくれた。
とにかく現物を写真で見てもらうのが一番手っ取り早い。一目瞭然だ。
GWに入って春の粧が満開に。3日(土)も4日(日)も連日、写真を撮りまくった。その中から、重複するような写真が多くなるが、日付け毎にアップさせてもらう。
5月3日(土)の開花写真






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5月4日(日)の開花写真













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プレゼント先の花瓶で咲く春の粧
春の粧の開花を待って、シャクヤクが大好きな親しい友人に切り花として届けた。
この友人はシャクヤクを本当に気に入っている人で、例のドライフラワーもプレゼントして、部屋の中に大切に飾ってくれている友人である。
今回は開花しかかっている春の粧を3本(1つは小さな蕾)。併せてまだ開花までには少し時間がかかりそうなラテンドールの蕾4本と、麒麟丸の蕾3本、計10本(個)を届けた。




朝7時頃に剪定し、10時頃に友人の部屋に収まった。その春の粧、マンションの一室に飾られた時点では、まだホンのわずかに開花し始めたばかりの蕾状態であったが、時間の経過と共にドンドン膨らんで、開花し始め、その日の夜のうちには半開き、翌日にはすっかり開花してくれたようである。
写真を送ってきてくれたので公開させてもらう。







シャクヤクは例年思うのだが、花瓶の中でも見事に開花してくれるので、本当に嬉しくなる。
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シャクヤクの花の秘密!
ところで、春の粧の開花した花というと、先日レポート済みの、例のエピソードがあった。
開花した日の数時間後にいきなり萎れ始めて、ビックリ仰天。大いに焦ったのだが、更に数時間後の夕方には、見事に復活してくれたという謎のエピソードである。
開花直後だというのに、今すぐにでも散ってしまいそうなまでにぐったりと萎れてしまった大輪が、夕方には元気に復活してくれたので、結果オーライとして済ませていたが、不思議でならなかった。
実は、その後のエピソードがある。あれだけでは話しは終らず、まだ続きがあったのだ。これまたアッと驚く続きである。
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朝、花が閉じて小振りに
友人にプレゼントするために早朝7時に春の粧を始め、蕾を切り花として剪定する際、またビックリしてしまったことがある。
何と、前日に萎れて復活した開花済みの2輪が、今度は逆に花が小さくなって、縮まっていた。広がっていた満開の花が、「閉じていた」のである。横に広がりを見せていた外側の花弁が立ち上がって、小振りな花に変化していたのだ。
こんなことがるのだろうかと、またまた驚嘆!



開花 → 数時間後にいきなり萎れる → 数時間後に復活する → 翌朝、花が閉じて小さく
2日間に渡ってこういうことが起きた。
この朝の状況を見て、僕は悟った、というか納得させられたのである。
シャクヤクの花は生きている。生きて、呼吸をしている。
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花は生きていて呼吸してる!
シャクヤクの花は、開花した後、そのまま満開のままで推移するのではなく、それぞれの花そのものが、開花している間じゅうかなり自在に大きくなったり小さくなったりする。
花は、当たり前のことだが、生きていて、呼吸をしているのだ。
外気の状況や、周囲の環境、条件などを敏感に感じ取って、その姿を絶妙に変えるのである。一日の中でも時間帯によって、花の形を変えている。
僕はこんなに丁寧にシャクヤクを観察し続けているのに、うかつにもそのことに気が付いていなかった。
先日、朝、開花したばかりの大輪が昼過ぎに萎れてしまっていたのは、あの日の直射日光の厳しさに花が負けて萎れた、熱に煽られて少し弱ってしまったのではないか。夕方になって陽射しが柔らかくなると、花弁は元気を取り戻して復活。
そもそも、満開に咲いた花が夜、真っ暗になった後、どうなっているのか、それは全く分からない。もしかしたら伸ばしていた花弁を休ませて、開き切った大輪を閉じているのかもしれない。見たことはもちろんない。
翌朝に花弁を閉じて、小振りになった花を見ると、そうやって花そのものが自ら、花の形、形状をコントロールしている。そうに違いないと確信した次第。


翌日からは、またすっかり大輪を取り戻して堂々と満開の姿を誇示している。
花は生きている。それを痛感させられた貴重な体験をした。
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小さな蕾を切って花瓶に挿した
一斉に咲き始めた春の粧。直近では5輪が咲き誇っている。プレゼントした2輪を除くと、残りは4輪。そのうちの小さな蕾を切り花にして我が家の花瓶に挿した。



かなり小さな蕾で、花瓶の中で咲いてくれるか不安だったが、そんな不安はあっけなく吹き飛ばしてくれた。
小振りな花だが、しっかり咲いてくれた。やっぱり嬉しくなる。


以上が春の粧の顛末。
本日5月6日。今日で今年のGWは終ってしまった。春の粧以外のシャクヤクは果たしてどうなったのだろうか?
実は、珍しい事態となっている。
シャクヤク写真日記、続く。お楽しみに!
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