目 次
移植した紫サルスベリの芽吹きの様子
いきなりだが、今回は先ず、最初に1枚の写真を見てもらう。
かなり感動を呼び起こす写真である。
これは一体何か?何の写真か分かるだろうか?

我が家の庭の一隅に植えられている紫サルスベリの芽吹きの様子だ。
スポンサーリンク
我が家の紫サルスベリの所以(おさらい)
紫色のサルスベリに強く憧れていた僕が、近くの都営住宅に咲いている立派な紫色のサルスベリの枝を一本拝借してきて、我が家の庭に挿し木として植え付けた話しは何度もしてきた。
その勝手に都営住宅からいただいてきたサルスベリの枝を挿し木にしたのだが、ちゃんと根付いてくれたかどうか?
そこまで遡りたい。2段階のエピソードがある。
挿し木が根付き、見事に花を咲かせた
その紫色のサルスベリの挿し木が、1本だけ上手く根付いてくれて、何とその翌年にはドンドン成長し、待望の紫色の花を咲かせてくれたこと。
これには本当に驚かされた。上手く根付いてくれただけでもありがたかったのだが、まさかいきなり咲いてくれるとは夢にも思っていなかった。
ビックリ仰天だった。確かにその花は紫色で、紫サルスベリにめちゃくちゃ憧れていた僕はいたく感動してしまった。



その顛末はこのブログでも詳細に報告している。
そこまでは良かったのだが、その植え付けてあった場所に難があった。コンクリートで埋められた通路の脇に挿してあったため、勢いよくサルスベリの枝が伸びてくると、通路を塞いでしまう程にまで枝が伸長してくる。支柱を立てて、通路を塞がないようにしていたのだが、いずれ大きく育ってきたときに始末に負えなくなってくる。


そこで、思い切って場所を変えることにした。
といっても元々非常に狭い正に猫の額の我が庭である。適当な場所はなく、やむなく、今の場所から少しだけ奥の方に移植したわけだ。
スポンサーリンク
移植したが、全く音沙汰なく枯れた?
その植え替えは、サルスベリの将来のこともあったが、もう一つ、この場所(玄関側の小庭)に新たに例の黄色いシャクヤクの「楊貴妃」を植える必要があったため、正に一石二鳥というか、二つの必要性からの移植となった。
シャクヤクの新たな植え付けは秋、10月頃に行うのが理想的だ。
今回は、昨年の10月に植え替えを行っている。正確には2024年10月20日に移植している。
10月の下旬ともなれば、いくら百日紅と呼ばれるほど長く咲き続けるサルスベリも完全に花の季節は終って、残った葉っぱが紅葉になる程度で、後の活動は完全に終わってしまう。
翌年の4月から5月にかけての一斉の芽吹きまで、休眠状態になる。サルスベリが全ての活動を停止する秋冬に入ってしまったというわけだ。
その時期を狙っての植え替えだけに、その後、その植え替えが上手くいったのかどうか、全く確認の仕様がなかった。
同時に移設した例の勝手に生えてきたバラが、移設後2週間足らずで新芽が出てきてビックリさせられたエピソードもあったが、肝心のサルスベリは全く反応がなくて、心配でならかった。


植え替えた10月20日から5カ月以上経過した3月の末になっても、全く何の反応もないのである。傍目から見たら、ほとんど枯れてしまったと言ってもいい状態だった。
本当にこのまま枯れてしまったのではないか。きっと枯れてしまったに違いない、そんな気もして半分は諦めていた。
スポンサーリンク
移植した紫サルスベリ、遂に新芽が出現
4月に入ると我がシャクヤクが一気に成長してくるので、そちらに無我夢中になっていて、サルスベリのことなんか、全く念頭になくなってしまう。
そんなある日、いつものように玄関側のシャクヤクの観察をしていたところ、突然、あるものが視界に飛び込んできた。
忘れもしない4月14日、月曜日のことだ。
「えっ!?あれはなんだ」。全く何の変化もない、あのサルスベリの先に何かが付いているのが見えた。
えっ!?何だろうと、近づいて見てみると、オレンジ色のちっちゃな葉っぱが出ていたのである。サルスベリの枝は茶色なので、その枝先に黄緑色とオレンジ色の小さな芽が出ていると、いくら小さくても直ぐに分かる。
「わぁ!!遂に出てきた」。あの移植したサルスベリから新しい芽が出てきた!思わず声を出してしまう。



ほぼ6カ月間全く何の反応もなかったサルスベリから遂に新芽が芽吹き、それを発見した瞬間だった。
言葉にできない感動があった。
良く見ると、左に伸びた枝先に集中的に新芽が出ていたが、中心の幹の部分からも直接小さな芽がいくつか顔を出していた。
何とも美しく、感動的な姿だった。


これは嬉しい。もうすっかり枯れてしまっているかもしれないと心配していたのに、春の訪れと共にとしっかりと芽吹いてくれた。
最初に芽吹きを知ったのは、4月14日(月)のことである。
昨秋10月20日に植え替えてから、ほぼ6カ月ぶりのこと。このアッと驚くご対面を考えると、6カ月間もお預けを喰っても、待った甲斐があったと嬉しくてたまらなかった。
スポンサーリンク
日増しに葉っぱが大きくなってくる
一旦、芽吹きが始まると、その後の成長は驚く程早い。あれよあれよとドンドン大きくなってくる。サルスベリの成長は実際に勢いが半端じゃないので、こんな小さな木でも、凄い勢いだ。
その後、何回か撮影しているので、その成長ぶりを確認してほしい。
とにかく美しい。この黄緑色の新しい葉っぱの姿と色合いが、何とも美しい。
この感動的な美しさに、しみじみ感じ入ってしまう。
読者の皆さんにも、じっくりと見ていただきたい。







今年もきっとあの感動的な紫色の花を咲かせてくれることだろう。
今から楽しみでならない。
植え付けた場所は、かなり奥の方にずらしたつもりだったが、その目の前にシャクヤクの「波の華」が植えてある。
いずれこの両者は狭いところで、ぶつかり合うようになるだろう。
とにかく狭い庭での植栽だ。何とか互いにあまり邪魔にならないように共存していってほしい、そう願わずにいられない。
スポンサーリンク
我が家のサルスベリも一斉に芽吹き始めた
一方で、今年の3月中旬に大慌てで剪定した我が輪に元々あったサルスベリ。剪定が今年は非常に遅くなってしまって、3月15日(土)だった。
あれからちょうど1カ月あまり。こちらも移植した小さな紫サルスベリの芽吹きからしばらくして、一斉に発芽し始めた。
これは木の幹のあっちこっちから一斉に噴き出してくるような感じである。




最初の芽吹きから1カ月も経過してしないが、既に凄いことになり始めている。
植物、特に樹木の生命力の凄まじさを思い知らされる時期である。


これから先、瞬く間に枝がグングンと伸び始め、葉っぱが広がり始めることだろう。本当に他のどの樹木にもましてサルスベリの枝は勢い良くドンドン伸びてくる。
これから2カ月もすると蕾を付けて、美しい花を咲かせ始める。
シャクヤクの花が終わった頃から、引き継ぐようにして、サルスベリが長い花の時期を迎えることになる。
こちらも大いに楽しみだ。
スポンサーリンク