暴風雨で壊滅状態となった、その後

前回レポートさせていただいたように、今月17日(土)の深夜から終日降り続いた強い雨と風によって、満開の最終段階を謳歌していた我が家のシャクヤクが壊滅状態に陥って、あれを契機にほとんどのシャクヤクが姿を消してしまった。

あの暴風雨を耐え抜いたいくつかの花もあった。だが、それらも、あれからしばらくしてほとんど散ってしまった

元々時期的にシャクヤクの開花期間を既に超えていた。例年ならもうとっくに花は終っていたのである。

我が家のシャクヤクにとって、最後の輝きを謳歌していたところを折からの暴風雨に直撃され、ひとたまりもなく一挙に終ってしまった

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暴風雨襲来時点で咲いていなかった品種

あの暴風雨に近い荒天の中、あの時点でまだ開花していなかった品種が1種類だけあった。

それが例のあの「かぐや姫」というわけだ。

その「かぐや姫」がようやくここにきて、最後の最後、遂に咲いてくれた

「全くもったいぶった奴だ。なにもここまで他の品種とずれ込む必要もないものを」

だが、とにかく待望のかぐや姫が開花した。そのレポートをお届けする。

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最後の最後にかぐや姫の降臨!

かぐや姫が、最後の最後になって遂に降臨!

ここまで開花が遅れ、他の全ての品種が満開を迎えたばかりか、すっかり散ってしまったその後で、唯一開花していなかったかぐや姫が咲き始めたのだ。

正に満を持しての姫の降臨と言うにふさわしい。

元々2つの蕾があって、時間をかけて少しづつ大きくなってきた。時に成長が止まったようにも見えて、不安に駆られた時期もあったが、遂に咲いてくれたのだ。

2025.5.20撮影
2025.5.20撮影

 

今回の開花は1本だけである。もう一つは未だに蕾のままで、本日(5.24・土)時点で漸く開き始めたが、まだ開花し始めたとも言えないものだ。

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「かぐや姫」は特別なシャクヤクだった

「かぐや姫」という品種のシャクヤクは、僕にとっては特別なシャクヤクだった。我が家に植えられている13種類(夕映は重複)の品種の中の1種類といった次元ではない。

2年前、JR御茶ノ水駅近くの小さな花屋でたまたま見かけた、目を疑うような、この世のものとも思えない異様なシャクヤクだった。

とにかくその花の大きさが異次元巨大化した特別なシャクヤク

そのかぐや姫を見つけた時のブログ記事はこちら

こちらに掲載されている写真を1枚ここでもアップしよう。これだ。

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「かぐや姫」を植え付けた経緯

この衝撃的な巨大なシャクヤクの花を目にして、僕はどうしてもこのシャクヤクを我が家で育てたいと決心

「かぐや姫」という品種であることが判明し、その年(2023年、2年前)の秋に高価な苗を注文し、苦労して植え付けたという特別な因縁があった。

植え付けた初年度に当たる去年は、小さな蕾が付いたが途中で成長が止まって枯渇。それは止むを得ないと納得し、今年の開花を目指していた。

今年は慎重に慎重に育ててきた。よくぞ、かぐや姫などと命名したものだ、正にお姫様よろしくこれ以上ないくらいに丁寧に、格別の愛情を注いで成長を見守ってきた。

途中まで順調にきたが、鈍化した

その甲斐もあってか、今年はいい感じで成長してきてくれた。

2つの茎がグングン伸びて、しっかりした蕾も付いて一安心していたのだが、結果的にはパタッと成長が止まった去年とは明らかに違ったとは言うものの、やっぱり途中から成長ぶりが鈍化し、背丈も高くならないし、蕾も大きくなってこなかった

後から発芽してきた隣の夕映に何時の間にか、背丈も追い越され、こじんまりとしてしまった。

このまま去年同様に途中で枯れてしまうんじゃないか、と心配になった。

他の品種はとっくに咲き始めているのに、かぐや姫だけが一向に開花し始めない。

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遂に咲いてくれたかぐや姫

これはダメかな?とも思った。去年の二の舞か。悪夢が蘇ってくる。

それが、遂に咲いてくれたというわけだ。最後の最後の土壇場になって。
「何て奴だ。やきもきさせて」と愚痴ってしまいたくなるほど待たされた。

それがちゃんと咲いてくれた。

これなに嬉しいことはない。格別な喜び感動させられた。

花の写真を見てもらう。最後の開花写真。似たような写真が多いが、最後ということでお付き合いいただきたい。

2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
後に見えるのはサラベルナール。枯れかかっている赤い花はモーボクエン。2025.5.20撮影
後に見えるのはサラベルナール。枯れかかっている赤い花はモーボクエン。2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.20撮影
2025.5.21撮影
2025.5.21撮影
2025.5.21撮影
2025.5.21撮影

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期待していたかぐや姫とは程遠い

ところが、正直に言うと、漸く咲いてくれたかぐや姫は、僕が思っていたもの、期待していたものとは、似ても似つかぬものだった。

写真で一目瞭然だが、今回咲いてくれた花は、僕が期待していたあのかぐや姫とは全く別のものだった。「これが本当にあのかぐや姫なのか」と訝しく思ってしまう程。

これはこれで非常に美しい。見事な花である。だが、僕が衝撃を受けて、一目惚れしてしまったあのかぐや姫の片鱗はどこにもない

先ずは大きさがまるで違う。今回咲いてくれたものもかなりの大輪ではある。これはこれで立派なもの。だが、あのかぐや姫とは程遠い。

違うお姫様が来ちゃったんじゃないだろうか?(笑)

色も純白で違う!何故だ?

色も違っていた。僕が見たかぐや姫は薄いピンク色だった。ところが我がシャクヤク畑で咲いてくれたものは純白だ。明らかに異なる。何故だろう?

花の大きさは、2年目ではまだ早過ぎて、あの巨大な大輪になるにはもっと年数が必要になる。きっとそういうことだろう。

だが、色は一緒の筈ではないだろうか?

また、来年に繋がる楽しみが増えたが、果たしてあの衝撃的なかぐや姫が咲いてくれる日がくるのか、はなはだ心もとない

それでも、今年は何とか咲いてくれた。

あんなに待たせるだけ待たせたあたり、やっぱりこのかぐや姫は他の品種とは一線を画している。大物の片鱗は十分だ。

気長に時間をかけて育てていくしかない。お楽しみはこれからだ。

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もう萎れてきているのにショック

その開花したかぐや姫の1輪が、ホンの数日で萎れ始めてきた。例の生きて呼吸をしているから一日の中でも花の大きさが変わるとか、開花直後に萎れて見えたというのとは、明らかに違って、間違いなく枯れてきた

やっぱり、まだ2年目の今年は株の成長が不十分で、花の大きさも色付きも不十分、何とか咲いたものの、それを満開の状態で何日も維持することは難しいということなのだろう。

そう考えれば納得できる。

かぐや姫、まだもう1輪残っている!

かぐや姫のもう一輪は、まだ開花してこない。これがいつ咲いてくれるのか。これが最後の楽しみだ。

夕方の撮影。この時点でもう雨が降っていた。2025.5.24撮影
夕方の撮影。この時点でもう雨が降っていた。2025.5.24撮影

 

何とか咲いてくれるだろう。明日は5月25日、日曜日だ。咲いてくれるだろうか?

今、真夜中だが、外は激しい雨が降り続いている。明朝9時位までずっと激しく降り続けるらしい。

もち堪えてくれるだろうか?

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シャクヤク畑で残っているのは2輪だけ

シャクヤク畑には花はもうほとんど残っていない。5月も下旬、仕方ない。

現在残っているのは、これから開花するであろうかぐや姫と、数日前から咲いたラテンドールの1輪。この最後のラテンドールは脇から伸び出した小さな蕾だった。

それが頑張って最後に咲いた。小さな花だ。今夜の雨に耐えてくれるだろうか。

とても心配だ。

最後のラテンドール。奥にかぐや姫が見える。2025.5.23撮影
最後のラテンドール。奥にかぐや姫が見える。2025.5.23撮影
最後のラテンドール。小さな蕾が最後に咲いた。2025.5.23撮影
最後のラテンドール。小さな蕾が最後に咲いた。2025.5.23撮影

 

 

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