世界の国旗を覚えるのに夢中

現在、あるきっかけがあって世界中の国旗を覚えるのに夢中になっている。元々世界史が大好きで国際問題にも関心が高いため、世界各国の国旗については、覚えるともなく、ある程度頭の中に入っているはずだった。

そんなタイミングで評判の悪い「国旗損壊罪」を定めた「国旗損壊処罰法」も成立した。僕が国旗を覚えようと思い立ったことと、我が国での悪評高い国旗損壊罪成立とは全く何の関係もないが、国旗を強く認識するようになって、あの法律の持つ意味合いにについても、少し思いを新たにしたのは、決して偶然ではないかもしれない。

孫が覚え始めたのが直接のきっかけ

実は僕の孫が最近、世界中の国旗を覚え始めたことに刺激を受けたことがきっかけだ。孫が国旗を覚え始めたのは、今年の初夏に開催されたHIFAワールドカップのせいだった。

サッカー狂いの父親(僕の息子)の影響でサッカーに夢中になって今回のワールドカップに出場した全64か国全ての試合の結果まで頭に叩き込んだ未就学の孫。

全試合のスコアを覚えたことを皮切りに64カ国全ての国旗を覚え、引き続いてワールドカップ出場の有無を問わず、世界中の国旗を覚えようと決心したらしい。その男の子の2人のお姉ちゃんも一緒になって、3人の孫が競い合うように覚え始めている。

現在、世界には国連に加盟している国と地域、プラスアルファで197の国旗が存在しているらしい。

この197の国旗を全て覚えることが当面の目標だ。

孫たちはかなり善戦していて、197全てを完璧に覚えてしまった孫もいる。

孫たちにとって国の名前そのものも、多くは知らないものばかり。その国がどこにあるのか、アジアなのかヨーロッパなのか、アフリカなのか、中南米なのか、そんなこともほとんど分からないはず。

国旗のデザインと色だけで国の名前と結びつけるという荒業をやってのけている。相当大変だと思うが、若いというよりも子供の頭の構造というか記憶力の素晴らしさには舌を巻くしかない。

ウカウカ孫に負けていられないと、僕も老体?に鞭打って197の国旗に挑戦することにした次第。

それについては、参考書というか解説本が不可欠となる。そこでたまたま購入した本が、今回紹介するこの「国旗図鑑」である。

このたまたま購入した国旗の説明書が、実はめちゃくちゃ素晴らしい本だったのだ!

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内容豊富な最高の1冊

本書はタイトルが長い。正式にはこうだ。「そんなわけで国旗つくっちゃいました!図鑑」

これが驚くほど素晴らしい本で、僕はすっかり夢中になっている。

対象年齢は5歳以上か

難しい本では決してない。それどころか、この本は、その対象者を幼児まで想定しているようだ。大人向けの本ではなく、子供向け。小学生以下でも楽しめるように作られているのが特徴である。

国旗の解説本なので、もちろん全頁オールカラー。漢字がたくさん出てくるが、その全てにルビが振られている。

それでいて大人でも十分に楽しめる奇跡的な優れた1冊である。

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「国旗つくっちゃいました!図鑑」の概要

発行所は何と「主婦の友社」である。監修:吹浦忠正 文:粟生こずえ 構成・絵:なかさこかずひこ!

2020年3月31日 第1刷発行。僕の手元の本は2026年2月20日発行の第24刷。かなり増刷されていることが分かる。巻末のさくいんまで含めて全175ページとなる。

本書の最大のポイントは全ページが完全オールカラーであること。色が不可欠な国旗の解説書がオールカラーなのは当たり前かもしれないが、全ページが完全にオールカラーなのは、さすがに嬉しくなる。

取り上げられている国旗の数は197である。これは2019年12月現在、国連に加盟している193カ国に、日本が承認しているバチカン、コソボ、クック諸島、ニウエを加えた197カ国。更に2020年の東京オリンピック・パラリンピックに参加した特別行政区などの旗も掲載されている。

それぞれの国旗の解説には、国の正式名称
首都
国土の広さ(面積)
人口
通貨
言語

と5つの基本的なデータが掲載されており、この本は単に国旗だけを紹介した本ではないことに注目してほしい。

これらの基本的な共通データだけではなく、本文中にはイラストを通じて、国旗の成り立ちだけではなく、国の歴史にまつわるキーワードや、その国の名物や名所なども紹介されている。

子供向けの絵本ともいえる

本書はあくまで子供向けの本であり、言ってみれば子供向けの絵本と呼んでもいいものだ。絵本といえば言うまでもなくオールカラーで当然だ。

子供向けオールカラーの世界の国旗の絵本。というのが本書のキャッチコピーになると思うが、それでいて内容が豊富なのが嬉しい。

子供向けなので、文章には全てひらがなのルビが振られている。どんなに簡単な漢字にも例外なくルビが振られているので、ひらがなさえ読めれば、未就学の小さな子供でも本書を読むことができる。

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子供向けの本とは思えない内容の濃さ

子供向けであっても、内容はかなり濃厚で決して侮れないレベルの高さ。大人が読んでも大いに楽しめる。

具体的な国別の国旗の紹介に入る前に、総論として旗の部分の名前旗の基本的デザイン国旗のこだわり国旗に描かれているもの特徴的な配色などについての解説があるのが本格的だ。これは僕のような者にとっても大いに参考になった。

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地図の引用もありがたい

ただ国旗だけを覚えても意味がない。その国がどこに位置しているのか、国の位置は不可欠で、何としても頭に入れてほしい。国の位置と国旗をセットにして覚えるべきだというのが僕の信念である。

本書でもその点に十分に配慮して、分かりやすい地図が地域ごとに掲載されているのがありがたい。

当然といえばあまりにも当然のことに違いないが、この点が本書の価値を高めていることは間違いない。

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それぞれの国旗の由来を興味深く解説

あらためてこの本のタイトルは、「そんなわけで、国旗つくっちゃいました!図鑑」である。ポイントは「つくっちゃいました!」にある。

「つくっちゃいました」の主語は、その国の政府や国民のことを指している。

それぞれの国の国旗がどのようにできたのか、国旗のデザインの持つ意味を通じて、国旗と国の特徴と歴史が分かるように編集されている。

監修者の国旗研究の第一人者である吹浦忠正さん曰く、
「それぞれの国旗がどんな特徴を持つのか、どうやってできたのか、何を意味しているのかなどを分かりやすく説明しています」
「国旗にはその国の人たちが大切にしている思いや物語、こんな国にしたいという理想、そして宗教や伝統などが描かれていることが多いのです。(中略)国旗を知ることは、その国を知る第一歩。そうした国や地域の旗を知れば知るほど、世界のことをもっともっと勉強したくなります」(本書はじめにより)

類型化し、覚え易くする工夫に溢れる

色やデザインなどを通じて、国旗を類型化し、覚えやすくする様々な工夫に溢れている。非常に分かりやすい解説が絶妙で、大人が勉強するに当たっても、大いに参考になる。

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個別の国旗説明はイラスト重視で楽しめる

世界の主要国家あるいは非常に特徴的な国旗を作った国については、イラストを交えてかなりおもしろおかしくエピソードを紹介している。

これが子供にはいい勉強になるだろう。国の歴史や特徴、名物や名所などにも触れられていて、非常に楽しく読めそうだ。国旗への理解が深まることはもちろん、その国旗に関する貴重な蘊蓄を身に付けることができる。

日本の「日の丸」については4ページを割いて紹介、他の主要国は基本的に見開きの2ページとなっている。

 

 

実に良くできた絶賛に値する本

これは非常に良くできたご機嫌な本というに尽きる。

子供向けの絵本でありならが、内容は豊富で情報量に不足はない。実に良くできた大絶賛に値する本だ。

どうか大人が手に取ってほしい、と願わずにいられない。

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大人も存分に楽しめる貴重な1冊

子供向けの本が、ここまで大人も夢中にさせる本も稀である。

僕はすっかり気に入って、最近では肌身離さず持ち歩いている(笑)。それくらい夢中になって、手元に置いとかないと不安になってしまう。とにかく一刻も早く197国旗を頭に叩き込みたいと必死。

もちろん、孫たちとの「対決」が理由だが、本当に楽しめるし、何といってもボケ防止、記憶力の強化にこれ以上役立つものはないだろう。

子供や孫に国旗の蘊蓄を語って聞かせられるネタ本になることは間違いない。

「国旗博士」として子供や孫からも一目置かれるかもしれない。197の国旗を全て完璧に覚えられなくても、それぞれの国旗にまつわる蘊蓄を語ることで、少しはリスペクトしてもらえるかも。

これは本当に楽しくて、役に立つご機嫌な1冊だ。

子供や孫にプレゼントしても喜ばれるだろうし、先ずは大人自身がこの1冊で色々と学んでもらうことを推奨したい。ボケ防止にも、改めて世界のこと、平和を考えるためにもかけがえのない貴重な1冊となりそうだ。

 

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