佐々木芳郎カメラマンから感謝のメールが届く

全く信じられないことが起きた。先日(2022.6.16)配信したばかりの立花隆の「インディオの聖像」を紹介する僕のブログ記事を読んでくれた同書の共著者である佐々木芳郎さんーあのインディオの聖像を撮影したカメラマンにして、今回の立花隆の幻の本を出版してくれた方ーからご連絡をいただいたのである。

先ずはメールをいただき、それに続いて直々の電話までいただいてしまった。

全く信じられないことだ。

僕のブログには読んでいただいた読者からの問い合わせのシステムが備わっている。そこからご感想や質問などをいただくことが少なからずある。

あの「インディオの聖像」の立花隆の共著者の佐々木芳郎カメラマンが、そのお問い合わせシステムを使って、僕に直接メールを送ってくれたというわけだ。そのメールが届いたのは6月20日の午前10時過ぎのことだった。ブログ記事配信後3日目のことである。

以前から何人かの読者からもらっており、その都度、丁寧にお礼を伝え、それを契機にその後も交流が続いている方も数人いらっしゃるのだが、もちろんブログで紹介した本の著者ご本人から直接メールをもらったなんてことは一度もなかった。

本当に驚いた。思わず我が目を疑った程だ。

ということで、今回はこの驚嘆と感激の一部始終を伝えさせてもらう。

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直ぐにお礼のメールを返信したのだが

僕の熱々たけちゃんブログでの「お問い合わせ」は、ブログの中に「お問い合わせ」ボタンが設置してあって、そこをクリックすると僕宛てに直接メールが届く仕組みである。読者が感想や質問などをメールで送ってくれると、僕が予め登録してあるアドレスにメールが直接届く。

そして、そのメールが届いた後で、こちらから3日以内に返信しますというメッセージが先方に届く仕組みになっている。

だから僕の方は、以前から感想や質問ももらったときには出来るだけ早くお礼または質問への答えを送らせてもらうことを心がけている。何とかその日のうちに返信するようにしてきた。

今回の佐々木芳郎カメラマンからのお礼のメールには、本当にビックリさせられ、感激ひとしおだったので、僕は即座に返事を送った。佐々木さんが送って来てくれてから1時間以内に返信しのである。

「著者ご本人からの思いがけないお礼のメールに大変に感激した」とありのままに感謝の気持ちをお伝えした。そして、「ご連絡を取り合えればと思います。またご一報いただけると幸甚です」とお願いもしたのだった。

ところが、その後は全くご連絡が来ない。数日経ったが全く反応がなく、正直ガッカリし、まあそれ以上を求めるのは過度な要求というもの、無理だったのだと諦めながらも残念な思いを拭いきれなかった。

妻には直ぐに報告して、驚くと共に非常に喜んでくれたが、子供たち始め、親しい友人たちにもこのことを伝えることは憚っていた。とにかく「たった一言だけでももう一度、佐々木さんが返信してくれれば」、切実にそう願っていた。

続いて佐々木芳郎カメラマンご本人から電話が

そうは言っても、もしかしたら何かのトラブルで僕のお礼メールが佐々木さんに届いていないのかもしれないと考え直し、念のためもう一度送ってみることにした。そう決めた直後に、何と今度は佐々木芳郎さんから直々の電話をもらってしまったのだ。

それも勤務先に。

これにはただただビックリ仰天。

ところが、この電話がかかって来た時に、僕はたまたまトイレに行っていて出られず、僕の近くの席の職員が代わりに対応するというタイミングの悪さ。

トイレから戻ると「たった今、インディオの聖像という本を書いた佐々木芳郎さんという方から、電話がありました」とのメモが机の上に置いてある。

僕が書いた本の紹介のブログを読んで感激し、ご本人宛てにその旨をメールで送ったけれど、どうしても直接、ご本人にお礼をお伝えしたかったので、失礼とは思いながら、思い切って職場に電話をさせてもらった云々」と電話を受けてくれた職員が、生々しくメモを補ってくれた。
そして携帯番号をお伝えするので、どうかよろしく伝えて欲しいとのことであった。

この時の僕の受けた衝撃を想像できるだろうか!?

もう、まったく信じられない!と前後不覚に陥りそうなくらい。本当に驚いた。

直ぐに折り返し僕の方から佐々木さんに電話をした。佐々木さんは即座に電話口に出てくれて、遂に感動の電話によるご対面となった。

その後、二人が如何に盛り上がったか。これは想像にお任せしたい。

返事は届いていなかったのに!

先ずは、著者ご本人がそこまでして僕に感謝の意を伝えたかったということにひたすら頭が下がった。
結局、僕が佐々木さんに送ったお礼のメールは、何故か佐々木さんに届いていなかったことが判明した。それにも拘わらず、佐々木さんがメールに加えて、わざわざ電話までかけてきてくれたことに驚いてしまった。

佐々木芳郎さんの側から見れば、ブログ記事を読んで折角著者自らお礼のメールを送ったというのに、ライターの方は、それに対して一言の返事すらくれない。そういう事態になっていたわけだ。

それにも拘わらず、わざわざ電話をしてきてくれたということだ。どうしても直接お礼を伝えたかったと。

本当にありがたいことだと感謝するしかない。恐縮の極みであった。

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連絡先を調べてくれた労力にも脱帽!

もう一点は、僕の勤務先をどうやって確認したのかということ。

僕の熱々たけちゃんブログでは、当初は実名を公表していたが、周囲の助言等もあり、今はプロフィールから実名を削除している。僕は熱々たけちゃんなのである。

それなのにどうやって、僕の正体を確認して、勤務先まで調べることができたのか。その労力にも感心してしまう。頭が下がる。

良くぞ、佐々木さんが僕の記事を見つけてくれた!

そもそも一番すごいなと驚嘆させられると共に心から感謝したいのは、共著者であり今回の「インディオの聖像」を30年かけての執念で出版に漕ぎつけた佐々木芳郎さんが、まだ配信したばかりの僕のブログの記事を読んでくれたことだ。

自分で言うのも恥ずかしく、忸怩たる思いがあるが、僕の熱々たけちゃんブログは、まだまだ世の中に知れ渡っているわけではない。

このブログを開設してほぼ丸3年程になるが、今のWordPressを用いたかなり本格的なブログにグレードアップしてからは、2年と2カ月経過したところである。

僕はSEO(検索エンジン最適化)に力を入れるわけでもなく、ほとんど記事を書くことだけに専念しているので、本当にSEO対策はなきに等しい。

つまり、このブログはまだほとんど世の中に浸透していない。多くの人から読まれているわけではないのだ。

だから、ライターであるブログ開設者が自分で言うのも恥ずかしい限りだが、以下のような現状となっているのが実態だ。

つまり、今回書いたばかりの「インディオの聖像」の記事、ネットで「インディオの聖像」とか「立花隆のインディオの聖像」とかで検索しても、僕の記事には全くヒットしない。悔しい!

それだけではない。僕のインディオの聖像の紹介記事のタイトル(例の長いタイトルだ)そのものをズバリ入力して検索をかけても、ヒットしないことを今回、改めて確認した。泣きたくなってしまう!

このタイトルの記事は世界中に僕の記事一本しか存在しないので、当然、そっくりそのままタイトルを入力すれば必ずヒットするはずなのだが、実際にはヒットしないのだ。

それほどまでに僕のブログの記事は知られていない、読まれていないということなのだ。誠にお恥ずかしい。

それなのに、どうして佐々木芳郎さんは僕の記事に行きついたのだろうか?どうやって僕の記事を見つけ出すことができたのだろうか?

先ずはここに感嘆してしまう。そして著者ご自身が僕の記事を見つけ出し、読んでくれて、その内容に感激してくれたということは、中々想定しにくい。このタイミングとしてはほとんど奇跡的なことだと言ってもいい。

佐々木さんには心から感謝したい。その上で、著者である佐々木さんご本人が直ぐに感激したとのメールを送ってくれて、僕からのお礼メールが届かない中にあって、わざわざ勤務先まで電話をかけてきてくれた!

本当にあり得ないことだ。

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佐々木芳郎さんからのメールの内容

佐々木さんからいただいたメールは、以下のとおりだ。掲載に当たってはご本人のご了解を得ている、念のため。

『初めまして。インディオの聖像の紹介記事に感激してメールいたしました共著者の佐々木芳郎です。ありがとうございます。
既読かもしれませんが、この本にまつわるエピソードとして、現代ビジネスに寄稿いたしました。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95599
また先日大阪中之島中央公会堂にて、写真展とイベントも開催いたしました。今度は、東京で開催するか迷っていましたが。大変、希望と勇気をいただきました。大阪では、1日だけの写真展でしたが、東京では1週間ぐらいは開催したいと思います。費用や場所探しが大変ですが、何か情報などお力添えいただければ幸いです』

これを読んで僕がどれだけ感激したか、想像してほしい。

紹介した本の著者ご本人からお礼のメールをもらったことは初めてのことである。

佐々木芳郎カメラマンはこんな人

ここで改めてカメラマンの佐々木芳郎さんのことを紹介させていただく。

「インディオの聖像」に掲載されている公式のプロフィールである。実に多彩な方だ。

1959年大阪府生まれ。関西大学商学部中退。80年写真事務所フォトライブを設立。82年大阪・梅田コマ劇場「ラ・マンチャの男」の舞台撮影でマスコミ界デビュー。83年マガジンハウスの特約カメラマンとなる。
週刊文春、週刊現代など様々な雑誌で活躍。2006年からは米朝事務所専属カメラマン。
現在はアイドルからローマ教皇まで、あらゆるジャンルのテーマに人物撮影や取材、書籍及び雑誌の企画・編集・執筆を行っている。

佐々木芳郎カメラマンの写真
佐々木芳郎カメラマンの最近の写真。先日放送されたNHKスペシャル「立花隆最後の旅」から。佐々木芳郎さんご本人の了解を得た上での掲載である。

ブログへの写真掲載に少し不安があったが

今回の「インディオの聖像」をブログで紹介するに当たって、読んでもらうと一目瞭然であるが、僕は佐々木芳郎さんが撮影したインディオの聖像そのものの写真を、かなりの枚数、アップにして記事の中にそのまま貼り付けている。

本書の冒頭の口絵写真をスマホで撮影し、それをそのままブログ記事に張り付けたものだ。

僕のブログでは、映画のパンフレットからも写真転用することが珍しくないが、パンフレットや本の中の写真を転用するのならともかく、言ってみれば写真集のような写真そのものが命であるものを、スマホで撮って掲載するのは少し問題かもしれないと不安があった。 

僕は佐々木さんからもらったメールの返事の中にも、その点に触れ、「大丈夫でしょうか」と尋ねていたのだが、交流が始まってから、改めてその旨を確認させてもらった。

その佐々木さんの回答がこれまた非常に嬉しいものであった。

『あれが酷い内容のブログでしたら、おそらく著作権侵害で・・・とか言っていたかもしれませんが、丁寧にクレジットを配置されていましたので、大丈夫です。かつて出版社と新聞社に著作権侵害裁判を起こしたので、ご指摘にはビックリしましたが・・・。もちろん2度とも勝訴しました。一つは立花さんの写真も絡んでいました。おいおいゆっくりと』

更にこんなことをおっしゃってくださるのである。

『写真掲載にあたり、著作者の佐々木に許諾を得ていると最後に追記していれば、カッコいいかもしれません。ありがとうございます』

本当に嬉しかった。早速、その旨、ブログ記事に入力させてもらった。

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亡くなった立花隆のことで花を咲かせる

電話で話しができたことで、信じられないくらいに一挙に佐々木さんと打ち解けてしまった。

電話でも大いに盛り上がったが、佐々木さんが直ぐにLINEを繋いでくれて、そのLINEで思いのたけをぶつけ合って、あっという間にLINEは膨大な量となった。ちょうど昼休みだったのが幸いした。

もちろんそれは今は亡き立花隆のことを巡ってである。

「インディオの聖像」の取材旅行中の立花隆・佐々木芳郎のツーショット
「インディオの聖像」の取材旅行中の立花隆・佐々木芳郎のツーショット。この貴重な写真は、今回、佐々木芳郎さんから特別にご提供いただいたものである。

 

本当に何と言ったらいいのか、砂漠で水が枯渇していたところに、突然オアシスが出現したような感じだった。

もう渇きをありったけ満たすかのように盛り上がること、盛り上がること

お付き合いいただいた佐々木さんに心から感謝申し上げたい。

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「東京での写真展」を実現させたい

佐々木芳郎さんからの最初のメールに書いてあるように、佐々木さんが住んでいらっしゃる大阪では、本の出版記念を兼ねて、インディオの聖像の写真展を開催したとのことである。

それを立花隆が住んでいた東京でももちろん開催したいということで、僕にも協力要請をいただき、早速色々と具体的な企画で盛り上がったせいもある。

立花隆にとって、色々な意味で本当に深い意味合いを持っていたインディオの聖像。

その立花隆を深く魅了しながらも、紀行そのものは完成させることの出来なかったインディオの聖像。

その錯綜した「知の天才」の真相と深淵に迫るかけがえのない写真展。これは何としても東京で実現させたいと熱望するのは、今回、佐々木さんから「日本一の立花隆のファン」とのお墨付きをもらった僕としては、至極当然のことだ。

インディオの聖像を巡っては、今回の佐々木芳郎さんとの思いがけない出会いによって、まだまだとんでもない夢が果てしなく広がる予感がしている。

まだ始まったばかりなのかもしれない。ワクワクが止まらない。立花隆の熱烈のファンとしてこれ以上嬉しいことはない。

ブログを書いてきて本当に良かったとしみじみと痛感させられた今回の佐々木芳郎さんとの出会い。

本当に感激させられた。

この続編はまたいずれ。請う、ご期待。

 

☟ この立花隆と佐々木芳郎による共著「インディオの聖像」を先ずは読んでもらわないとスタートラインにつけません。
どうか本書をご購入の上、佐々木芳郎さんの写真を見ながら、立花隆の未完の文章を読んでいただきたいと切にお願いするものです。

2,970円(税込)。送料無料。


インディオの聖像 [ 立花 隆 ]

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